前節の悔しさは本当に生かされたのか?〜【J1第26節】柏レイソルvs横浜F・マリノス戦レビュー

F・MARINOS

横浜FCに続き柏にも敗れて、今季初めての連敗を喫したF・マリノス。

下位チームとの対戦の難しさを今回も身を持って知らしめられた形となりました。

ここでは、2023年9月2日(土)に三協フロンテアスタジアム柏で行われたJ1第26節「柏レイソルvs横浜F・マリノス戦のレビューを記します。

F・マリノスのスタメンについて

GK 飯倉選手4試合連続先発

浦和戦で途中退場した一森選手は、すでに全体練習に参加している報道がありました。

この試合での復帰が期待されましたが、ひとまず万全を期すためマスカット監督はこの試合もメンバーから外しましたね。

ちなみに、今節柏戦を含めた一森選手欠場後の4試合は2勝2敗。得点5失点8・得失点−3です。

DF 上島選手2試合連続先発

古巣対決となる上島選手は前節に続き先発。

横浜FC戦では7月15日川崎戦以来のスタメンとなりましたが、降格圏を彷徨う相手にまさかの4失点を喫してしまいます。

柏戦での雪辱が期待されましたが、結果的に2点を奪われチームを勝利に導くことはできませんでした。

なお、畠中選手欠場後の今節柏戦を含む2試合は、0勝2敗、得点1失点6・得失点ー5と結果に結び付かず苦しんでいます。

MF ナム選手初先発

カタールから移籍のナム選手が、出場3試合目にしてスタメンの座を勝ち取りました。

マルコス選手が移籍し、西村選手が昨年ほど結果が出せていない状況で、新たなトップ下として期待が膨らみます。

FW 宮市選手3試合連続先発

宮市選手が東京戦、横浜FC戦に続き3試合連続スタメンに起用されました。

今回はエウベル選手が左、宮市選手に右にポジションチェンジして臨む形に。

なお、ヤン マテウス選手はこの試合でもメンバー外でした。体調の具合が気になります。

SUB 實藤選手ベンチ入り

個人的には先発かと思われた實藤選手がサブメンバー入り

こちらも個人的に期待の植中選手ですが、またもメンバー入りから外されました。

【前半】またもチャンスに決めきれず

横浜FC戦もそうでしたが、今節もF・マリノスの試合の入りは決して悪くありませんでした。

立ち上がりでは、ナム選手が狙い澄ましてミドルシュートを放つも相手GKによりセーブされます。

さらには、ナム選手の仕掛けからエウベル選手のシュートがクロスバーを叩くなど、F・マリノスらしい形でチャンスを演出します。

一方、30分に中盤でボールを奪われネットを揺らされた際には、VARによりオフサイドと判定され、F・マリノスにはツキも味方しているように思われました

しかし、41分にはロペス選手が永戸選手のクロスをヘッドで合わせるも、GKのスーパーセーブによりまたしても得点に結ぶつけられません。

結局、幾度ものゴールチャンスを迎えるも前半を0-0で折り返すことに。

【後半】相手に流れを許し失点

後半頭からは、柏はジエゴ選手に代わり三丸選手を投入。

一方、F・マリノスの交代はありません。

52分、ガラリと空いた自陣右サイドをマテウスサヴィオ選手にドリブルで突かれ、最後は山田雄士選手決められ柏に先制を許すことに。

これまで、今年のF・マリノスは割と逆転勝ちが多いことから、たとえ先制されても追いつける予感がプンプンしていました。

しかし、ここ数試合は持ち味であるアタッキングフットボールが鳴りを潜め、先制されると相手へと試合の流れが傾いてしまう傾向に。

82分には、ペナルティエリア内での吉尾選手によるハンドの反則によりPKを献上。

その後F・マリノスは得点を奪おうと積極的に仕掛けようとするも、最後まで柏の固い守備を崩すことができず2-0で敗戦

今季初の連敗を喫することとなり、試合後には選手達に大きなブーイングが浴びせられました。

前回の教訓は生かされたの?

前半多くのチャンスを迎えたにもかかわらず、無得点で折り返したことが後々響きましたね。

とは言え、たとえ1得点奪えたとしても、井原監督率いる柏を動じさせることはできなかったでしょうね。

なぜなら、井原監督の戦術がチーム内に浸透しつつあり、8月は上位対決にもかかわらず敗戦を経験していませんから。

一方、F・マリノスは前節の横浜FC戦でも先制はできたものの、前半のうちに追いつかれ後半あっさり逆転を喰らっています。

そんな悔しい負け方をしたにもかかわらず、F・マリノスの選手たちからはこの柏戦かける意気込みがあまり感じられませんでした。

中でも、以前であれば、たとえそれまで試合の流れが悪かったとしても、交代選手が良い流れを呼び寄せていました

しかしながら、この2試合はそれさえもなく、出場する交代選手に「自分が流れを変えよう」という気概さえも見られませんでした。

果たして、横浜FC戦の教訓は生かされたの?ブーイングが浴びせられても仕方ない内容ではありました。

試合後、喜田選手は「自分たちの力を挙げられるとそれだけの結果が得られる」と述べています。

公式のマスカット監督のコメントでは「また一丸となって自分たちのサッカーをもう一度思い出すことが大事」と振り返っています。

これらのコメントからは具体的な改善方法は感じられません。

しかし、次こそは改善が図られると信じて、引き続きサポーターとしては監督や選手たちをサポートするしかできません。

次こそ、目に見える結果と選手達が勝利に向かって戦う姿をピッチ上で確認できれば最高です。

茂shigeru
茂shigeru

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