なんだろうこの悔しさは。相手は世界王者とはいえ、一度は2点差をつけたものの逆転負けを喫したことがこれほどまで私の気持ちをモヤモヤさせるのでしょうか。
ここでは、2023年7月23日(日)に国立競技場で行われた横浜F・マリノスvsマンチェスターシティ戦のレビューを記します。
目次
F・マリノス スタメン
F・マリノスのスタメンは、先日のセルティック戦から1名を入れ替え。
右SBには、川崎戦で負傷した松原選手が山根選手に代わり復帰しました。
【前半】ロペス選手・松原選手 GOAL!
前半の滑り出しからシティが攻勢をかけてくると思われました。
その予想とは裏腹に、それぞれが相手の出方をうかがい攻撃の機会を探り合う、緊張感漂う展開が続きます。
そして、その張り詰めた緊張感を最初に破ったのはF・マリノスの方でした。
27分 アンデルソン ロペス選手Goal!
ゴール前に抜け出したアンデルソン ロペス選手のシュートは、一旦は相手GKに弾かれます。
それでも、再びボールを奪って放ったシュートはゴール右隅へと吸い込まれて、F・マリノスが待望の先制点を挙げます。
さらに、その10分後にはF・マリノスに追加点がもたらされることに。
37分 松原選手Goal!
左サイドを抜け出して永戸選手が前線へとドリブルで持ち込み、相手の陣形が整う前に早めのクロスを展開。
右サイドを走り込んできた松原選手がダイレクトで合わせて、F・マリノスが2-0とシティを突き放します。
40分 ジョン ストーンズ選手Goal!
F・マリノスはこのまま前半を優位に締め括れるかと思われましたが、集中力が途切れかけた一瞬、ノーマークのジョン ストーンズ選手に決められ2-1。
43分 フリアン アルバレス選手Goal!
さらに、ビルドアップの際に高い位置でボールを奪われ、最後はフリアン アルバレス選手にゴールを挙げて2-2の同点とされます。
ある意味自分たちのミスから得点を与えてしまっただけに、とても悔やまれる失点でした。
【後半】井上選手ゴールするも届かず
後半の最初からは、F・マリノスはマルコス選手に代わり榊原選手がトップ下に。
一方、シティはフィールドプレーヤー10人を入れ替えてギアを上げようとを試みます。中でも、後半から出場したアーリング ハーランド選手には最も警戒が必要です。
後半最初のゴールは、そのハークランド選手によるものでした。
52分 アーリング ハーランド選手Goal!
ゴール前でボールを受けたハーランド選手は、エドゥアルド選手のマークを巧みに交わして左足を振り抜きゴール。F・マリノスは2-3と逆転を許します。
72分 ロドリ選手Goal!
さらに、F・マリノスのゴール前にスペースが出来たのを見逃さず、ロドリ選手がバイタルエリアから正確なシュートを放ってシティが2-4とリードを広げます。
86分 井上選手Goal!
途中出場の井上選手が、ディフェンスラインの裏に抜け出しボールを受けると、持ち前のスピードでGKとDFを交わしてゴール。F・マリノスが3-4と1点差に迫ります。
90+2分 アーリング ハーランド選手Goal!
しかしながら、ロスタイムには右からの絶妙なクロスにハーランド選手が合わせて今日2点目のゴールをマーク。
試合はこのまま終了し、F・マリノスは3-5でシティの強さに屈することとなりました。
F・マリノスは本来の姿勢を貫いた
F・マリノスは先日のセルティック戦に続き勝利を目指しましたが、残念ながら実力で勝る世界王者を倒すことはできませんでした。
それでも、前半はF・マリノスらしい攻撃的スタイルで2点のリードを奪うなどして、シティを追い詰める場面も。
さらに、後半には途中出場の井上選手やヤン マテウス選手をトップに据えるなど、マスカット監督は新たな試みを実施。
中でも、井上選手は持ち前のスピードを活かしてゴールを挙げるなど、今後のリーグ戦に大きな期待が持てる活躍を見せてくれました。
今回のセルティックとシティとの戦いでは、F・マリノスはそれぞれの王者に対して本来の姿を貫き、臆することなく戦いました。
これによりF・マリノスが得られたものは、計り知れないほど大きなものに違いありません。
この先のリーグ戦はもちろん、ルヴァンカップやACLでは今回の貴重な経験を存分に活かして栄冠を手にできることを期待します。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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