今季最も好調なクラブの一つに数えられるアビスパ福岡との対戦です。
現在クラブ最高順位に並ぶ8位に位置し、天皇杯やルヴァンカップでもこれまでにない強さを発揮しています。
一方、F・マリノスは現在リーグ戦2位とはいえ、神戸とは4ポイント離されていてこの先1敗も許されません。
さらには、怪我人続出中で満足なスタメンが組めないほど苦しい状況が続いています。
ここでは、2023年10月28日(土)にベスト電器スタジアムで行われるJ1第31節「アビスパ福岡vs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
今季の福岡について
いつになく今季の福岡は「強い」と言う印象ですね。
長谷部体制4年目となり、「前線から激しいプレスをかけてボールを奪い攻め込む」という監督のやりたいサッカーが十分浸透してきている印象です。
その証拠に、第30節終了時点リーグ戦8位に位置し、下位に甘んじることが多い福岡にしては上位をキープしていると言えるでしょう。
これは、福岡が2021年にマークしたJ1最高順位と同じで、さらに勝点が積み重ねられれば記録更新が期待できます。
また、先日のルヴァンカップ準決勝では、名古屋を1-0で破り初の決勝進出を達成。
さらに、天皇杯では初のベスト4入りを果たすなどこれまでにない好調ぶりを発揮しています。
最近のリーグ戦5試合では、直近の川崎戦に4-2で敗れはしたものの、名古屋を1-0で破ったり、鹿島に0-0で引き分けるなどして3勝1分1敗と大きく勝ち越しています。
ただし、データによれば走行ランキングは18クラブ中最下位であり、スプリント回数は18クラブ中14位で思ったほど運動量は多くありません。
チーム内得点ランキングは、FW山岸選手が9得点でダントツトップ。
次いで、FWルキアン選手が4得点で2位に付け、MF紺野選手とMF金森選手が3得点で並び3位となっています。
過去5試合の対戦成績は?
F・マリノスと福岡との直近5試合の対戦成績を見てみましょう。
直近5試合対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.05.28 | 横浜F・マリノスvsアビスパ福岡 | 2-0 | ○ | ロペス② |
2022.09.10 | 横浜F・マリノスvsアビスパ福岡 | 1-0 | ◯ | ロペス |
2022.05.21 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 1-0 | ● | |
2021.07.10 | 横浜F・マリノスvsアビスパ福岡 | 2-1 | ◯ | OG、オナイウ |
2021.03.10 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 1-3 | ◯ | マルコス、小池龍、前田 |
直近5試合の直接対決では、F・マリノスが4勝1敗で福岡を大きく引き離しています。
今年のホーム福岡戦は、F・マリノスが17本のシュートを放ち福岡を圧倒。
前半にロペス選手の2発が飛び出し2-0でシャットアウト勝ちしています。
ただし、後半は福岡がシステムを変更したり、前線からのプレッシャーを強めるなどして、F・マリノスは追加点が奪えなかったことが残念ではありました。
直近5試合アウェイ対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2022.05.21 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 1-0 | ● | |
2021.03.10 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 1-3 | ◯ | マルコス、小池龍、前田 |
2016.03.05 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 1-1 | △ | 中村俊輔 |
2011.09.10 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 0-1 | ◯ | 長谷川アーリアジャスール |
2006.09.16 | アビスパ福岡vs横浜F・マリノス | 0-3 | ◯ | 久保竜彦、坂田大輔、山瀬功ニ |
直近5試合のアウェイでの戦いでは、F・マリノスが3勝1分1敗で福岡に勝ち越しています。
しかし、昨年の試合では、58分ジョルディ クルークス選手に決められ1-0でシャットアウト負け。
さらには、ロペス選手がツバ吐き行為により退場処分となるなど、F・マリノスにとって後味の悪い試合となってしまいました。
限られた戦力でどう戦う?
先日のACLカヤFC戦では、引いてくる相手に対してポジションを入れ替えたり、システムを変更したりして見事勝利を飾ったF・マリノス。
次の福岡戦は、カヤFCとは比較にならないほど、相手は攻守に渡りアグレッシブに戦いを挑んでくることが予想されます。
まさに、手負のF・マリノスにとっては現状の力が試される試合となりそうですね。
気になるF・マリノスのスタメン予想ですが、4-3-3であれば
GK 一森
DF 松原 實藤 エドゥアルド 吉尾
MF 山根 渡辺 西村
FW ヤン ロペス 宮市
SUB 飯倉 喜田 榊原 植中 杉本 エウベル 水沼
松原選手については、連戦になるため体調が心配です。
村上選手の状況も不明なため、できるところまでプレーして榊原選手にバトンタッチするのもアリかと。
CBでは、満を持してエドゥアルド選手が復帰しそうです。
喜田選手も連戦となるため、先日のカヤFCを出場回避した實藤選手とのコンビが妥当でしょうか。
逆に、永戸選手は難しそうです。ここは、ひとまず好調な吉尾選手に託しましょう。
中盤の3枚は山根選手、渡辺選手、西村選手。
前線の3枚は、カヤFC戦を温存した宮市選手を含む3人で。
もし、3バックで望むなら、
GK 一森
DF 松原 實藤 エドゥアルド
MF 山根 渡辺 井上 水沼
FW ヤン ロペス 宮市
と言ったところでしょうか。
厳しい日程であり、厳しい選手状況ではありますが、この逆風を乗り越えられれば自ずと道が開けると信じます。
相手より走れ!相手よりボールを動かせ!忘れるな、チャレンジャー精神!
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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