2022年J1リーグも既に大詰め。9月28日現在、試合数こそばらつきがありますが、現在のトップは横浜F・マリノス。以下には、2位川崎フロンターレ、3位サンフレッチェ広島と続いています。果たして我がマリノスは残り5戦を制して優勝を手繰り寄せることができるのでしょうか?ここでは、マリノスが優勝するための条件を数字上から本気で考えます。
目次
過去優勝勝ち点数は?
まずは過去11年間のJ1優勝チームと、優勝勝ち点数から見ていこう。
年度 | 優勝チーム | 勝ち点 | 得点 | 得失点 | MVP |
2011年 | 柏レイソル | 72 | 65 | +23 | レアンドロ・ドミンゲス(柏) |
2012年 | サンフレッチェ広島 | 64 | 63 | +29 | 佐藤寿人(広島) |
2013年 | サンフレッチェ広島 | 63 | 51 | +22 | 中村俊輔(横浜F) |
2014年 | ガンバ大阪 | 63 | 59 | +28 | 遠藤保仁(G大阪) |
2015年 | ※サンフレッチェ広島 | 74 | 73 | +43 | 青山敏弘(広島) |
2016年 | ※浦和レッズ | 74 | 61 | +33 | 中村憲剛(川崎) |
2017年 | 川崎フロンターレ | 72 | 71 | +39 | 小林悠(川崎) |
2018年 | 川崎フロンターレ | 69 | 57 | +30 | 家長昭博(川崎) |
2019年 | 横浜F・マリノス | 70 | 68 | +30 | 仲川輝人(横浜FM) |
2020年 | 川崎フロンターレ | 83 | 88 | +57 | オルンガ(柏) |
2021年 | 川崎フロンターレ | 92 | 81 | +53 | レアンドロ・ダミアン(川崎) |
過去11年間で最も勝ち点が多かったのは、2021年に川崎がマークした92点。次に勝ち点が多いのが、同じく2020年の川崎で83点。
この2シーズンの川崎はあまりにも強く一人勝ち状態だったため、言わば例外的な勝ち点を記録したと言っても過言ではない。
ここ最近のJリーグではチーム間の力が拮抗しているため、勝ち点68〜72点が一般的な優勝ラインと考える。
ちなみに、2021年2位の横浜F・マリノスについては79点と、これまでなら十分優勝に値する勝ち点を獲得している。
数字上はアントラーズまで優勝の可能性がある
続いて、9月28日(水)現在のトップハーフの順位表を確認。
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点 | 残り試合数 |
1 | 横浜FM | 59 | 29 | 5 |
2 | 川崎 | 54 | 19 | 5 |
3 | 広島 | 51 | 13 | 4 |
4 | C大阪 | 48 | 11 | 5 |
5 | 鹿島 | 47 | 5 | 4 |
6 | 柏 | 45 | 1 | 4 |
7 | 東京 | 43 | 2 | 5 |
8 | 鳥栖 | 41 | 6 | 4 |
9 | 浦和 | 40 | 14 | 5 |
この時点での1位は勝ち点59点で横浜FM。続いて54点の川崎、51点の広島がベスト3の順位を占めている。
万が一トップのマリノスが5連敗すると勝ち点は59点止まりとなり、5位の鹿島が残り4連勝すれば勝ち点59点でマリノスと並ぶため、鹿島以上の順位のチームに優勝の可能性が。
しかし、マリノスと鹿島を比較した場合、お互いの得失点差が24点あるため鹿島の優勝の可能性は限りなく低いと言える。
広島・セレッソも優勝は遠い
続いて、4位のセレッソの最大勝ち点は63点、3位の広島も最大勝ち点63点、2位の川崎は69点が最大勝ち点で、状況次第ではいずれもマリノスを上回る可能性あり。
ただし、これまでの闘いぶりや、次に紹介する残り対戦相手から考えると、マリノスが4敗以上することはあまり現実的ではないので、この時点でセレッソと広島の優勝はかなり難しい。
残り試合の対戦相手から考える
31節 | 32節 | 25or27節 | 33節 | 34節 | |
横浜FM | (A)名古屋 | (H)G大阪 | (H)磐田 | (H)浦和 | (A)神戸 |
川崎 | (A)札幌 | (H)清水 | (H)京都 | (H)神戸 | (A)東京 |
広島 | (H)浦和 | (A)神戸 | ( H)札幌 | (A)鳥栖 | |
C大阪 | (H)湘南 | (A)柏 | (A)東京 | (A)京都 | (H)名古屋 |
鹿島 | (H)東京 | (A)磐田 | (A)清水 | (H)G大阪 |
さらに、マリノスも川崎も残り5試合中3試合がホームで戦えるのも優勝を現実にできる好材料。
中でも、今年のマリノスはホームで負け知らず。さらに残りは下位チームとの試合だけのため、さらに勝ち点を多く積み上げられる可能性あり。
ただし、必死に残留争いする下位チームとの戦いは決して侮れない。油断大敵だ。
また、広島、C大阪、鹿島にとって、マリノスや川崎との直接対決に勝利して勝ち点を縮められないのも優勝争いの一角に挙げられない原因の一つ。
勝ち点70以上でマリノスが優勝できる
これまでのことをまとめると、やはり優勝争いの行方はマリノスと川崎の2チームに絞られる。
仮に2位の川崎が残り5連勝すると勝ち点は69点。その場合、首位のマリノスは残り試合を3勝2分以上すれば、2019年の優勝の時と同じく勝ち点70点以上となり、たとえ川崎が残り全勝しても勝ち点で上回れる。
また、得失点でも川崎に10点差離しているため、たとえ3勝1分1敗で勝ち点が並んでもマリノス優位は変わない。
まずは当面の試合、アウェイ名古屋戦を乗り切る必要あり。ここで勝てればこの後ホーム3連戦のため、シャーレをぐっと手元に引き寄せられる。逆に負けは許されない。
残り5試合を全力でサポートしよう!
つまり、2022年シーズンJ1の優勝は我がマリノスが最も近いということ。
ただし、サッカーは何が起きるか分からない。選手には目に見えないプレッシャーもかかるだろう。
スタジアムへ行ける方は現地で、行けない方はDAZNでマリノス優勝を全力サポートしょう!もちろん私も応援します!!
追伸(2022年10月2日)
2022年10月1日(土)豊田スタジアム対グランパス戦
今年鬼門のアウェイを見事0-4でマリノスが勝利!
優勝へのプレッシャーなど微塵も感じさせない試合内容でホームグランパスを圧倒。
目の前の試合に集中して全力で勝ち切る、マリノスの強さが存分に表現できた試合と言えるでしょう。
一方、札幌の地に乗り込んだフロンターレはコンサドーレと対戦。
激闘の末フロンターレは4-3で敗れ、マリノスとのポイントが「8」に広がる。
🥇 順位表
🏆 明治安田生命J1リーグ#Jリーグ
詳細はこちら⏬https://t.co/kQKqU2ZYeA pic.twitter.com/PGZJ2gKBK0— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) October 1, 2022
これにより、次のホームG大阪戦で勝利し、フロンターレが敗けか引分けでマリノスの優勝。
もし仮に、残り4試合をフロンターレが全勝した場合勝点は66に。
マリノスがそれを上回るには勝点5以上を積み上げる必要があるので、残り4試合を1勝2分け以上すればフロンターレの勝敗に関わらずマリノスが悲願のシャーレを手に出来る。
追伸(2022年10月9日)
昨日10月8日(土)、ホーム日産スタジアムで行われた対G大阪戦に0-2で敗れたため、第32節での横浜F・マリノスのシーズン優勝はお預けとなりました。
その結果、今節終了時のフロンターレ川崎との差を再び5ポイントに縮められました。しかし、次節マリノスがジュビロに勝利し、なおかつフロンターレが引き分け以下ならポイント差が7以上となって、マリノスが優勝できる状況は変わってはいません。
是非とも、我がマリノスが次節ジュビロに勝利できるようサポーター一丸となって応援しましょう。
追伸(2022年10月13日)
昨日10月12日(水)、ホーム日産スタジアムで行われた対ジュビロ磐田戦に0-1でまさかのホーム連敗を喫したため、横浜F・マリノスのシーズン優勝は次節以降に持ち越しとなりました。
一方、川崎フロンターレは京都サンガF.C.に3-1で勝利したため、最大8ポイント離れていたゲーム差を2ポイント差まで縮められてしまいました。しかし、次節マリノスがレッズに勝利し、なおかつフロンターレが引き分け以下ならポイント差が5以上となって、マリノスが優勝できる状況は変わってはいません。
是非とも、我がマリノスが次節レッズに勝利できるようサポーター一丸となって応援しましょう。
追伸(2022年10月30日)
今節、マリノスはレッズに4-1で勝利したことで勝点65に。
一方、フロンターレはホームでヴィッセルと対戦し、2-1で勝利しこちらも勝点を63に伸ばした。
そのため両チームの勝点差は以前2のまま。これにより、優勝の行方は最終節までもつれ込むこととなった。
最終節、マリノスがヴィッセルに勝利すれば、文句無しに2019年以来のシャーレ獲得となる。
もし万が一マリノスが負けたとしても、フロンターレが引き分け以下ならマリノスとの勝点差が1以上となりマリノス優勝。
仮に、マリノスが引き分けてフロンターレが勝利した場合は、勝点66により2チームが首位に並ぶ。
ただし、今節終了時点でお互いの得失点差が11あるため、マリノスの優勝はほぼ確定的だ。
さあ、泣いても笑っても残りあと1試合。
私たちサポーターは、試合終了後のセレモニーにおける、マスカット監督と喜田拓也キャプテンの優勝への誓いを心に刻もう。
そして、試合終了のホイッスルが鳴るまで応援し切ることが、我々サポーターに課せられた最後の使命だ。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
これからもお付き合いいただければ幸いです。
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