最近勝利から見放されてはいましたが、スコットランド王者相手に6-4で勝利するとはF・マリノスなかなかやるじゃないか。次のシティー戦も期待していいかな!
ここでは2023年7月19日(水)に日産スタジアムで行われた横浜F・マリノスvsセルティックFCのレビューを記します。
目次
F・マリノス スタメン
F・マリノスのスタメンは、いつもの主力メンバーをベースに組まれました。
右SBには、怪我で欠場中の小池龍太選手や、先日の川崎戦で脳震盪疑いにより途中欠場した松原選手らに代わり山根選手が。
また、ここのところスタメンから外れることが多かった水沼選手が、この試合スタメンに名を連ねたのが嬉しいポイント。
水沼選手の「この試合にかける本気度」をマスカット監督に買われたのでしょうか。
サブメンバーには、飯倉選手が怪我から復帰。その一方で、オビ選手の名前が無いのが気がかりです。
一方、セルティックのスタメンには、前田大然選手や岩田智輝選手といったF・マリノスサポーターにお馴染みの選手が。
すでにポステコグルー監督がイングランドに渡ってしましったのは、何よりも寂しい限りではあります。
【前半】前田選手ハットトリック完成!
前半からお互いがエンジン全開で攻め合う展開に。ゴール経過は以下の通りです。
4分 ロペス選手Goal!
マルコス選手のスルーパスを相手GKがファンブルしたのを見逃さず、ロペス選手が押し込みF・マリノスが先制します。
6分 前田選手Goal!
旗手選手のボール奪取を起点にセルティックが速攻。最後は折り返しを前田選手が押し込み1-1の同点に。
21分 前田選手Goal!
右からのグランダーのクロスを前田選手がダイレクトで合わせ、セルティックが2-1で逆点に成功。
23分 水沼選手Goal!
マルコス選手の正確な浮き玉を、走り込んできた水沼選手が浮かすことなく冷静に決めて2-2の同点に。
42分 前田選手Goal!
右サイドを駆け上がる岩田選手のクロスを前田選手が決めてセルティックが3-2でリード。前半のうちに前田選手のハットトリックが完了しました。
【後半】宮市選手の2発でセルティック撃破
後半最初からは次の選手が交代しました。
水沼選手→井上選手、エウベル選手→宮市選手、マルコス選手→植中選手
59分 ロペス選手Goal!
セルティックのパスミスを見逃さないロペス選手が、GKと1対1になるも冷静に流し込み3-3の同点。
66分 實藤選手Goal!
榊原選手のスルーパスに対し、ディフェンスラインの裏に抜け出した實藤選手が受けてゴールネットを揺らし、4-3でFマリノスリード。
85分 宮市選手Goal!
井上選手のクロスに対し宮市選手が頭で合わせてF・マリノスが5-3に。
88分 宮市選手Goal!
右サイドをドリブルで駆け上がる井上選手がゴール前に折り返し、フリーの宮市選手が右足を振り抜きF・マリノスが6-3とさらにリードを広げます。
90+2分 ディビッド ターンブル選手Goal!
終了間際、セルティックはディビッド ターンブル選手のミドルシュートで一矢を報いるが反撃はそこまで。
両チーム合計10点も入る打撃戦をF・マリノスが6対4で制し、スコットランド王者セルティックに対して逆転勝ちを収めました。
勝利できたことが最高の収穫
天皇杯3回戦ではJ2の町田に敗れ、先日の神奈川ダービーでは川崎に苦渋を舐めさせられるなど、しばらく勝利から遠ざかるF・マリノス。
親善試合のため選手同士の激しいぶつかり合いはあまり見られなかったものの、スコットランド王者に対し6点もの大量得点を挙げて勝利できたことは、今のF・マリノスにとって最高の収穫だったと言えるでしょう。
試合後のインタビューで、セルティック監督の悔しそうな表情や苦し紛れのコメントが印象的でした。あれをみる限り、たとえ親善試合でもセルティックは勝ちに来ていたことが十分うかがわれます。
そのほか、飯倉選手が復帰できたこと、宮市選手が45分以上プレーし2ゴール挙げられたこと、實藤選手のフォワード顔負けのゴールが見られたことなど、この試合でのF・マリノスの収穫はあげればキリがありません。
人材不足の右SBを山根選手が担当し、多少積極性に欠けたところがあったものの水沼選手との相性が抜群だったことも見逃せませんね。
次はプレミア王者であるマンチェスターシティとの対戦。
果たしてどんなメンバーで挑むのか楽しみ。どうせなら、セルティック戦に続きダブルを狙いたいところです。
シティ相手に善戦し、たとえ結果がついてこなかったとしても強い相手に対し一歩も引かないF・マリノスらしいサッカーが展開できれば、さらに大きな収穫がもたらされることは間違いありません。
次の試合も楽しみです。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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