全く悔いが無いと言えば嘘にある〜残念ながら2023シーズン横浜F・マリノス連覇ならず

F・MARINOS

J1第33節、F・マリノスが新潟に引き分け、神戸が名古屋に勝利したことでF・マリノスの連覇が無くなりました。

全ての試合で選手たちは全力で戦ってきましたが、怪我人が続出したり、相手の気迫が上回ったりして悔しい敗戦を喫することもあったのは事実です。

長いシーズンも残り3試合。優勝を逃したことはとても残念ではありますが、あと3試合はF・マリノスらしい戦い方で勝利することを期待します。

果敢に攻めた新潟戦

勝点差2で神戸を追うリーグ2位F・マリノスにとって、ホーム最終戦は勝点3獲得が必須でした。

できれば、大量得点を奪って勝利したかったのですが……。

結果は悔しいスコアレスドロー

絶対勝点3が欲しかった新潟戦。

1年間の集大成を出し切るかのように、F・マリノスはハイライン・ハイプレスで果敢に新潟ゴールへと攻め上がって行きます。

そして、たくさんのチャンスを作り出し、多くの決定機を迎えることができました。

しかし、新潟はGK小島選手を中心にとても集中していましたね。ヤン選手やロペス選手のシュートは間一髪で防がれてしまいます。

一方、F・マリノスは新潟のカウンターを食らうものの、一森選手が体を張って止めたり、新潟のシュートが精度を欠いたりして得点を許しませんでした。

20本ものシュートを放ちながら、F・マリノスは最後まで得点が奪えず0-0のスコアレスドロー。

痛すぎる引き分けを喫してしまいます。

出し切ったのだから悔いはない

もし、選手たちが優勝へのプレッシャーのため積極性に欠けていたり、つまらないミスが連発したりしたら、観ているサポーターとしては納得がいかなかったでしょう。

しかし、ホイッスル直後から強度あるプレーで新潟を危機に陥れ、90分間を通してF・マリノスらしいアタッキングフットボールを展開し続けました。

それでもF・マリノスはゴールが奪えなかったのですから、集中して守り切った新潟の守備を褒めざるを得ません。

全てを出し切って戦えたという意味では、スコアレスドローで負けてしまったと言っても残念ではありますが悔いはありません。

あえて悔いが残るとすれば…

しかし、セレモニーの最後で喜田選手は今シーズンについて「悔いは無い」と述べていました。

しかしながら、私の中ではどうしても悔やまれる5つの試合があります。

気迫負けした3つの試合

それは、アウェイ横浜FC戦、アウェイ柏戦、ホーム神戸戦の3試合です。

横浜FC戦と柏戦については、降格争いする2つのチームに明らかに気迫負けしていましたね。

まさか、下位に低迷するこの2つのクラブに連敗するとは誰が想像したでしょうか。

私たちサポーターや、もしかしたら選手たちに心のどこかに油断があったと言われても仕方ありません。

まさに、悔いのが残る試合でした。

そして、もう一つのホーム神戸戦。F・マリノスにとって、自力優勝の可能性を残すには絶対勝利が必要でした。

しかし、この大事な試合についても、神戸の「勝利したい」気持ちがF・マリノスのそれを上回っていました

特に、相手に先制されたことにより、F・マリノスは戦い方が後手に回ってしまった印象です。

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油断してやられた2つの試合

アウェイ新潟戦とアウェイ名古屋戦は、F・マリノスはいずれも先制しながらも後半に逆転を喫したり、同点にされたりして勝点3を逃しています。

中でも、アウェイ新潟戦では、後半に新潟が修正を加えたことでF・マリノスはそれに対応できず、まんまとはめられた印象です。

もし、これら5試合のいずれかのうち、1つでも勝利出来ていれば大きく状況は変わっていたに違いありません。

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来シーズンにつながる戦いを

一方、苦手としたC大阪にホームで完勝したり、昨年に続きアウェイ鹿島戦で勝利したり、F・マリノスの強さが存分に示された試合がありました。

特に、ホームC大阪では、相手にほとんどやりたいことをさせませんでしたね。

これで、C大阪に対する苦手意識がかなり薄らいだのでは無いでしょうか。来シーズンのヨドコウ桜スタジアムでの対戦が楽しみです。

また、DFを中心に多くの怪我人が出たにもかかわらず、総動員で戦い来季ACL出場権を獲得できたのはチームの総合力が底上げできた証です。

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残り3試合を悔いなく戦う

早いもので、今季もリーグ戦1試合とACL3試合を残すのみとなりました。

F・マリノスがリーグ優勝を逃して、私たちサポーターは気持ちが荒みがちです。

しかし、来季シャーレを奪還するため、選手たちにはこれらの試合を全力で戦うことが求められます。

ぜひ、来季につながる内容と結果が残せるよう全力で後押しできればと感じます。

茂shigeru
茂shigeru

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