7月の横浜F・マリノスは、リーグ戦は1勝1分1敗、天皇杯敗退、親善試合1勝1敗と決して満足できる結果とは言えませんでした。
しかし、天皇杯は今年も3回戦で敗退したものの、リーグ戦は21節終了時点で2位と十分優勝を狙える位置につけています。
親善試合での勇猛果敢な戦いぶりも今後の試合に良い影響を及ぼすでしょう。
ここでは、F・マリノスの7月の動向をおさらいをするとともに8月の予定を見ていきます。
目次
7月は苦難と収穫が交錯
7月、F・マリノスとしては厳しい月間となりました。一方で、大きな収穫があったことも見逃せません。
リーグ戦(1勝1分1敗)
湘南戦で好スタートを切るも、名古屋戦と川崎戦を勝ちきれず1勝1分1敗。勝点43、ひとまず2位で中断期間を迎えることに。
第19節(7月2日)対湘南戦(日産スタジアム)
松原選手の今季2ゴール目や植中選手のリーグ戦初ゴール、ロペス選手の2ゴールが飛び出し4-1で湘南を退けました。
試合後のヒーローインタビューでは、一森選手がお立ち台に上がり「もっと上手くなってチームに貢献したい」というコメントは彼の人柄が滲み出ていてとても印象的でした。
一方、湘南はヨーロッパに渡る町野選手のラストマッチを飾れませんでしたが、彼自身PKによる1点を獲得して渡欧に花を添えました。
第20節(7月8日)対名古屋戦(豊田スタジアム)
永井選手のゴールにより先制されるも、エウベル選手と藤田選手が立て続けにゴールし1-2と逆転。
このままの流れでいけるかと思いきや、後半立ち上がりに自らのミスによりユンカー選手のゴールを許し、盾と矛の戦いは2-2で引き分けとなりました。
勝利こそ逃しましたが、エウベル選手をアシストした一森選手のドンピシャなパントキックや、見事な連携から生まれた藤田選手のゴールは私たちサポーターを魅了しました。
第21節(7月15日)対川崎戦(日産スタジアム)
前半はシュート数で川崎を上回るなどして試合を優位に進めるも、F・マリノスは決定力を欠き中々得点が奪えません。
さらに、後半は一森選手がPKを止めるなどビッグセーブを連発しましたが、松原選手が脳震盪で退場したり、永戸選手が負傷退場したりするなどアクシデントが連発。
最後はロスタイムに車屋選手のゴールを許し、今季初めて日産スタジアムで敗戦を喫しました。
天皇杯(3回戦敗退)
良いところ全く無し!情けなさだけが残る試合でした。
7月12日対町田戦(町田GIONスタジアム)
試合開始から町田の前線からの圧力に押されて、なんと前半はシュート0。さらには、好調を維持する小池裕太選手が負傷退場するなど、F・マリノスにとって全く良いところのない前半でした。
後半になってもその流れを覆すことができず、途中出場の宮市選手が一矢報いるのがやっと。結局1-4の大敗を喫し、昨年同様今年も天皇杯3回戦で姿を消すことに。
親善試合(1勝1敗)
強い相手にもかかわらず、F・マリノスらしく勇猛果敢に立ち向かいました。
7月19日対セルティックFC戦
アンデルソン ロペス選手と宮市選手がそれぞれ2ゴールをマーク。さらに、水沼選手、實藤選手がそれぞれゴールを奪い6-4でスコットランド王者を下しました。
中でも、宮市選手は今季最長時間をプレー。また、井上選手が2アシストを記録するなど、F・マリノスにとって非常に収穫の多い試合となりました。
一方、セルティックは前半に前田大然選手のハットトリックが完成しています。
7月23日対マンチェスターC戦
アンデルソン ロペス選手、松原選手、井上選手がゴールを奪うも、ハーランド選手の2ゴールなどにより3-5で敗れました。
負けたとは言え、プレミア王者相手に一歩も引くことなく立ち向かえたことで、今後の試合に良い影響を及ぼすことは間違いありません。
できることなら勝利したかった〜!
移籍・欠場
・7月13日、岩田智輝選手がセルティックFCに完全移籍
・7月15日、小池裕太選手が全治8ヶ月の怪我
・7月24日、V長崎より加藤聖選手が完全移籍
・7月27日、藤田譲瑠チマ選手がシント=トロイデンVVへ完全移籍
・7月31日、木村卓斗選手が愛媛FCへ育成型期限付き移籍
8月は全勝必至、新たな移籍も!?
第21節終了時点F・マリノスは勝点43で、神戸の勝点44に次いでリーグ戦2位。
8月はそれぞれの週末に浦和戦(アウェイ)、G大阪戦(ホーム)、FC東京戦(ホーム)、横浜FC戦(アウェイ)が予定されています。
横浜で3試合(内ホーム2試合)、浦和で1試合と全て近郊での試合のため、コンディション的にはほぼベストの状態で戦えそうです。
また、浦和を除く他3戦はボトムハーフとの戦いであり、首位を走る神戸は調子を維持していることから、できることなら8月は全勝で乗り切りたいところですね。
移籍については、夏の移籍期限が8月18日(金)であり、右SBなど人員不足と思われるポジションがあることから、まだ何らかの動きがありそうです。
なお、ACLグループステージ組み合わせ抽選会が8月24日17:00(日本時間)にあります。こちらも注目しましょう。
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