2022年・第102回天皇杯全日本サッカー選手権は、J2ヴァンフォーレ甲府がJ1サンフレッチェ広島をPK戦の末の劇的勝利により、初の天皇杯タイトルを甲府に持ち帰りました。ここでは、マリノスが決勝でサンフレッチェを破って優勝した2013年大会を振り返ります。まだ先の話ではありますが、今回のヴァンフォーレ同様、来年はマリノスが劇的勝利で優勝できるよう、気持ちを盛り上げるきっかけになれば幸いです。
目次
【2回戦】 横浜F・マリノス 5-1 ヴァンラーレ八戸
得点
19分 | 小林 定人 | ヴァンラーレ八戸 |
21分 | 兵藤 慎剛 | 横浜F・マリノス |
50分 | 藤田 祥史 | 横浜F・マリノス |
64分 | 藤田 祥史 | 横浜F・マリノス |
69分 | 齋藤 学 | 横浜F・マリノス |
90分 | 藤田 祥史 | 横浜F・マリノス |
2013年9月11日 ニッパツ三ツ沢球技場
第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会は、マリノスは2回戦から登場。
マリノスにとって初戦の相手は、当時東北1部リーグの「ヴァンラーレ八戸」。
前半19分、ヴァンラーレの小林に先制点を許すが、スピード・テクニック・パワーで勝るマリノスが徐々に試合を支配。
前半21分、兵藤のゴールで同点に追いつくと、その後は藤田のハットトリックなどが飛び出し、トータル5-1でマリノスが八戸を圧倒して2回戦をモノにした。
横浜F・マリノス スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 30 | 六反 勇治 |
DF | 13 | 小林 祐三 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 15 | ファビオ |
DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
MF | 14 | 熊谷 アンドリュー |
MF | 27 | 富澤 清太郎 |
MF | 7 | 兵藤 慎剛 |
MF | 20 | 佐藤 優平 |
MF | 16 | 比嘉 祐介 |
FW | 19 | 藤田 祥史 |
控えメンバー
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 21 | 飯倉 大樹 |
DF | 23 | 田代 真一 |
DF | 26 | ジョン・ドンホ |
MF | 28 | 喜田 拓也 |
MF | 17 | 端戸 仁 |
MF | 25 | 中村 俊輔 |
MF | 11 | 齋藤 学 |
選手交代
46分 | DF | 13 | 小林 祐三 | → | MF | 11 | 齋藤 学 |
72分 | MF | 7 | 兵藤 慎剛 | → | DF | 26 | ジョン・ドンホ |
75分 | MF | 16 | 比嘉 祐介 | → | FW | 17 | 端戸 仁 |
【3回戦】 横浜F・マリノス 3-1 栃木SC
得点
5分 | マルキーニョス | 横浜F・マリノス |
18分 | サビア | 栃木SC |
26分 | マルキーニョス | 横浜F・マリノス |
62分 | マルキーニョス | 横浜F・マリノス |
2013年10月16日 ニッパツ三ツ沢球技場
続く3回戦は、2022年第102回大会でアウェイで対戦し、マリノスが0-2で敗れた「栃木SC」と対戦。
前半開始直後の5分、マリノスはマルキーニョスのゴールであっさり先制。
前半18分には栃木のセットプレーにより1-1の同点にされるも、26分にマルキーニョスのミドルシュートがゴールネットを揺らしマリノスが再びリード。
後半17分には、ペナルティーエリア内で端戸が倒されて獲得したPKをマルキーニョスが決めてこれでハットトリック達成。トータル3-1でマリノスが勝利して4回戦に駒を進めた。
横浜F・マリノス スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 1 | 榎本 哲也 |
DF | 13 | 小林 祐三 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 15 | ファビオ |
DF | 5 | ドゥトラ |
MF | 8 | 中町 公祐 |
MF | 27 | 富澤 清太郎 |
MF | 17 | 端戸 仁 |
MF | 20 | 佐藤 優平 |
MF | 25 | 中村 俊輔 |
FW | 18 | マルキーニョス |
控えメンバー
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 30 | 六反 勇治 |
DF | 23 | 田代 真一 |
DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
DF | 2 | 天野 貴史 |
MF | 6 | 小椋 祥平 |
MF | 14 | 熊谷 アンドリュー |
FW | 19 | 藤田 祥史 |
選手交代
66分 | FW | 18 | マルキーニョス | → | FW | 19 | 藤田 祥史 |
79分 | MF | 25 | 中村 俊輔 | → | MF | 6 | 小椋 祥平 |
89分 | MF | 20 | 佐藤 優平 | → | DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
【4回戦】 横浜F・マリノス 2-1 AC長野パルセイロ
得点
31分 | 佐藤 優平 | 横浜F・マリノス |
38分 | 宇野沢祐次 | AC長野パルセイロ |
97分 | 藤田祥史 | 横浜F・マリノス |
2013年11月20日 日産スタジアム
4回戦は、2回戦でJ1名古屋グランパス、3回戦でJ2ギラバンツ北九州を倒した、当時JFL所属の「AC長野パルセイロ」。
前半31分、佐藤の右からのグランダーによるクロスに対し、ゴール前に飛び込むマルキーニョスと相手ディフェンダーが交錯する際、ボールがゴールへと吸い込まれてマリノス先制。
前半38分、長野・宇野沢によるゴール前からのFKのボールが、マリノス陣の壁をかすめてそのままゴールネットを揺らし1-1の同点に。
その後はお互いのシュートがクロスバーを叩くなど一心一体の展開が続く。
延長97分、後半途中出場の藤田がゴール前で左足を振り抜きマリノス再びリード。長野の激しい反撃に耐えたマリノスが2-1で勝利を手にした。
横浜F・マリノス スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 1 | 榎本 哲也 |
DF | 13 | 小林 祐三 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 15 | ファビオ |
DF | 5 | ドゥトラ |
MF | 14 | 熊谷 アンドリュー |
MF | 27 | 富澤 清太郎 |
MF | 7 | 兵藤 慎剛 |
MF | 8 | 中町 公祐 |
MF | 20 | 佐藤 優平 |
FW | 18 | マルキーニョス |
控えメンバー
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 30 | 六反 勇治 |
DF | 23 | 田代 真一 |
DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
MF | 6 | 小椋 祥平 |
MF | 25 | 中村 俊輔 |
FW | 17 | 端戸 仁 |
FW | 19 | 藤田 祥史 |
選手交代
59分 | MF | 14 | 熊谷 アンドリュー | → | MF | 25 | 中村 俊輔 |
77分 | MF | 27 | 富澤 清太郎 | → | FW | 19 | 藤田 祥史 |
90分 | MF | 7 | 兵藤 慎剛 | → | FW | 17 | 端戸 仁 |
【準々決勝】 大分トリニータ 1-2 横浜F・マリノス
得点
72分 | 栗原 勇蔵 | 横浜F・マリノス |
83分 | 森島康仁 | 大分トリニータ |
94分 | 富澤清太郎 | 横浜F・マリノス |
2013年12月22日 大分銀行ドーム
是が非でも準決勝に駒を進めたいマリノスであったが、「大分トリニータ」の早い攻撃に見舞われるなど中々点を取ることができない。
そのような中での後半72分、中村の右からのCKに栗原が頭で合わせてマリノス待望の先制点。
そのまま守り切りたいところだったが、後半38分、途中出場の大分・森島にCKから頭で合わせられ1-1の同点に。4回戦同様、試合は再び延長戦に。
延長前半4分、相手のクリアボールをダイレクトで富澤が叩き込み再びマリノスがリード。その後もマリノスが試合の主導権を握り、マリノスが1-2でトリニータを振り切り3年連続ベスト4進出を決めた。
横浜F・マリノス スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 1 | 榎本 哲也 |
DF | 13 | 小林 祐三 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 22 | 中澤 佑二 |
DF | 5 | ドゥトラ |
MF | 8 | 中町 公祐 |
MF | 27 | 富澤 清太郎 |
MF | 7 | 兵藤 慎剛 |
MF | 25 | 中村 俊輔 |
MF | 11 | 齋藤 学 |
FW | 19 | 藤田 祥史 |
控えメンバー
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 30 | 六反 勇治 |
DF | 15 | ファビオ |
DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
MF | 14 | 熊谷 アンドリュー |
MF | 6 | 小椋 祥平 |
FW | 20 | 佐藤 優平 |
FW | 17 | 端戸 仁 |
選手交代
66分 | MF | 11 | 齋藤 学 | → | MF | 20 | 佐藤 優平 |
113分 | MF | 7 | 兵藤 慎剛 | → | FW | 17 | 端戸 仁 |
119分 | FW | 19 | 藤田 祥史 | → | MF | 6 | 小椋 祥平 |
【準決勝】 横浜F・マリノス 2-0 サガン鳥栖
得点
86分 | 兵藤 慎剛 | 横浜F・マリノス |
94分 | 中村 俊輔 | 横浜F・マリノス |
2013年12月29日 日産スタジアム
4回戦は、マリノスはホーム日産スタジアムで「サガン鳥栖」との対戦。
お互いが先制点を奪いにゴール前まで迫るが、それぞれの固いディフェンスにより中々ゴールが割れない試合状況が続く。
後半21分、奈良輪、藤田の球回しから兵藤が蹴り込み、マリノスが待望の先制点を挙げる。
後半49分、カウンターで裏に抜け出した中村が、狙いすましたように得意の左足を振り抜きダメ押しのゴール。トータル2-0でマリノスがサガンに勝利し、21大会ぶりに決勝戦進出を決めた。
横浜F・マリノス スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 1 | 榎本 哲也 |
DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 22 | 中澤 佑二 |
DF | 5 | ドゥトラ |
MF | 8 | 中町 公祐 |
MF | 27 | 富澤 清太郎 |
MF | 7 | 兵藤 慎剛 |
MF | 25 | 中村 俊輔 |
MF | 11 | 齋藤 学 |
FW | 19 | 藤田 祥史 |
控えメンバー
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 30 | 六反 勇治 |
DF | 15 | ファビオ |
DF | 2 | 天野 貴史 |
MF | 14 | 熊谷 アンドリュー |
MF | 6 | 小椋 祥平 |
FW | 20 | 佐藤 優平 |
FW | 17 | 端戸 仁 |
選手交代
46分 | DF | 4 | 栗原 勇蔵 | → | DF | 15 | ファビオ |
91分 | MF | 11 | 齋藤 学 | → | MF | 6 | 小椋 祥平 |
94分 | FW | 19 | 藤田 祥史 | → | FW | 19 | 端戸 仁 |
【決勝】 横浜F・マリノス 2-0 サンフレッチェ広島
得点
17分 | 齋藤 学 | 横浜F・マリノス |
21分 | 中澤佑二 | 横浜F・マリノス |
2014年1月1日 国立競技場
自らの敗戦によりリーグ戦王者を譲る形となった「サンフレッチェ広島」との元日決戦は、改修工事前の国立競技場で開催された。
前半17分、右サイドを駆け上がる小林がPA内に切り込み、相手ディフェンダーとのもつれ合いの際にこぼれた球を端戸と兵藤が繋ぎ、マイナスでパスを受けた齋藤がダイレクトで蹴り込みマリノス先制点。
前半21分、左からの中村のCKに中町が頭で合わせると、サンフレッチェ・西川が弾き出したボールを中澤がヘッディングで決めて2-0に。
その後も体を張ったディフェンスでリードを守り切り、日産自動車時代を含めてマリノスが7度目の天皇杯を制覇した。
横浜F・マリノス スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 1 | 榎本 哲也 |
DF | 13 | 小林 祐三 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 22 | 中澤 佑二 |
DF | 5 | ドゥトラ |
MF | 8 | 中町 公祐 |
MF | 27 | 富澤 清太郎 |
MF | 7 | 兵藤 慎剛 |
MF | 25 | 中村 俊輔 |
MF | 11 | 齋藤 学 |
FW | 17 | 端戸 仁 |
控えメンバー
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 30 | 六反 勇治 |
DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
DF | 15 | ファビオ |
DF | 2 | 天野 貴史 |
MF | 14 | 熊谷 アンドリュー |
MF | 6 | 小椋 祥平 |
FW | 20 | 佐藤 優平 |
選手交代
84分 | MF | 11 | 齋藤 学 | → | DF | 24 | 奈良輪 雄太 |
88分 | FW | 17 | 端戸 仁 | → | MF | 20 | 佐藤 優平 |
92分 | DF | 13 | 小林 祐三 | → | MF | 6 | 小椋 祥平 |
2023年の天皇杯は横浜F・マリノスが優勝しようぜ!!
今回は、ヴァンフォーレ甲府が2022年の天皇杯を劇的な幕切れで制したことにより、決勝戦でマリノスがサンフレッチェを破り優勝した2013年・第93回天皇杯を振り返ってみました。
改めて紐解いてみると、過去にマリノスを彩ったさまざまな選手たちが登場して、懐かしさと共に「優勝ってイイもんだな」と言うことを再認識いたしました。
ぜひ、来年の天皇杯は再び我がマリノスが栄冠を掴めるよう、サポーター一丸となって全力で応援しましょう!
最後までお読みいただきお本当にありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。
コメント