クラモフスキー就任後チーム力が回復傾向のFC東京。F・マリノスを知り尽くす新監督や仲川選手がいることからも絶対油断禁物だ。
ここでは、2023年8月19日（土）に日産スタジアムでおこなわれるJ1第24節「横浜F・マリノスvs FC東京戦のプレビューを記します。
今季FC東京の戦いぶりは？
アルベル体制2年目となり、スペイン人監督が掲げるパスサッカーの浸透度が問われていました。
しかしながら、アルベル監督のラストマッチとなる17節終了時点、FC東京は5勝4分8敗・勝点19で12位と低迷。
昨年50%を超えていたボール保持率も大幅にダウンし、目指すサッカーと現実のサッカーとの乖離は広がるばかりの印象でした。
そこで、クラブはかつて横浜F・マリノスでヘッドコーチ、清水や山形で監督を務めたピーター クラモフスキー氏を監督に招聘。
これまでの4-3-3から4-2-3-1に変更すると、守備の安定感がアップしたことに加えてスピード感ある攻撃が実現。
クラモフスキー監督就任後はピッチ上における選手たちの役割もはっきりし、成績は4勝1分1敗、得点7・失点5・得失点＋2と結果にも結びついています。
23節終了時点でのチーム内得点ランキングは、ディエゴ オリベイラ選手が11得点でトップ。次いで仲川輝人選手が4得点、渡辺凌磨選手が3得点となっています。
過去の直接対決成績は？
過去6試合直接対決成績
| 日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
| 2023.06.03 | FC東京vs横浜F・マリノス | 2-3 | ○ | ロペス②、マルコス |
| 2022.09.03 | FC東京vs横浜F・マリノス | 2-2 | △ | 岩田、仲川 |
| 2022.04.02 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 2-1 | ○ | 西村、ロペス |
| 2021.11.06 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 8-0 | ○ | 前田③、マルコス、小池龍②、OG、水沼 |
| 2021.05.01 | FC東京vs横浜F・マリノス | 0-3 | ○ | オナイウ③ |
| 2020.10.24 | FC東京vs横浜F・マリノス | 0-4 | ○ | Jサントス②、OG、エリキ |
過去6試合の直接対決では、F・マリノスが5勝1分でFC東京を圧倒しています。
直近の試合は、FC東京にテル移籍後初の対決でした。
F・マリノスが一旦は逆転されるものの、マルコス選手の劇的な決勝ゴールにより2-3で逆転勝ちしています。
過去ホーム6試合直接対決成績
| 日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
| 2022.04.02 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 2-1 | ○ | 西村、ロペス |
| 2021.11.06 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 8-0 | ○ | 前田③、マルコス、小池龍②、OG、水沼 |
| 2020.07.12 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 1-3 | ● | 遠藤 |
| 2019.12.07 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 3-0 | ○ | ティーラトン、エリキ、遠藤 |
| 2018.11.03 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 0-1 | ● | |
| 2017.08.26 | 横浜F・マリノスvs FC東京 | 1-0 | ○ | ウーゴ |
過去6試合の対決をホームにフォーカスすると、F・マリノスが4勝2敗でFC東京に勝ち越しています。
中でも、2021年の試合では前田大然選手のハットトリックや、小池龍太選手の2ゴールが飛び出すなど一挙8得点をマーク。さらに、相手をクリーンシーとして8-0で圧勝。
この試合がきっかけは定かではありませんが、当時監督を務めていた長谷川健太氏はこの後監督辞任を発表しています。
宮市選手初先発？
連覇を果たす上で、今後はF・マリノスにとって一つひとつの試合の重みが増すばかりです。
特に、次に対戦のFC東京は、クラモフスキー監督や仲川選手がF・マリノスを知り尽くしていることもあり、格下でありながら決して油断できない相手と言えます。
新監督就任後のFC東京は戦い方が明確化され、それが選手たちに確実に落とし込まれていることで結果にも表れています。
中でも、マンツーマン気味のハイプレスで相手を敵陣へと追い込み、ディエゴ選手の高い決定力で仕留めるやり方にはF・マリノスは特に注意しなければなりません。
また、前の試合で苦渋を舐めさせられた仲川選手や松木選手らも、熟知たる思いで立ち向かってくることは間違いないでしょう。
ただし、FC東京にとって守備の要であるエンリケ トレヴィザン選手の出場停止は痛いところ。
一方、F・マリノスは攻撃の柱の一人であるエウベル選手が出場停止。
これに伴い、左ワイドには宮市選手が先発起用されるのか、ヤン マテウス選手が左に入り右に水沼選手を使うのか、マスカット監督の采配に大きな注目が集まります。
いずれにしても、熱い試合になることは必至。ぜひとも、F・マリノスの勝利を全力で後押ししたい！
最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
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