この夏、マルコス選手をはじめとするF・マリノスにとってとても貴重な選手が移籍してしまいました。これにより「新たな選手を補強しないのか」と、いちサポーターとしては余計な気を揉んでしまいがちます。
今後のF・マリノスの加入移籍の可能性について、ひとまず整理してみました。
最小限の補強にとどまる
この夏の移籍ウインドウでF・マリノスが獲得した選手は、V長崎の加藤聖選手と、カタールのアル・ドゥハイルSCなどでプレーした元韓国代表のナムテヒ選手の2人にとどまっています。
一方、移籍は藤田譲瑠チマ選手、木村卓斗選手、マルコス ジュニオール選手の3名。
この先、リーグ終盤戦、ルヴァンカップ・プライムステージ、ACLを戦う上で駒不足の感が否めませんが果たしていかがでしょうか。
中盤の人員に一抹の不安が
中でも、藤田選手とマルコス選手が抜けた中盤が不確定ではあります。
現在ボランチは、喜田選手と渡辺選手が圧倒的なパフォーマンスで君臨していますが、途中出場が多いながらも、藤田選手はF・マリノスの勝利に大きく貢献してきました。
これにより、藤田選手に代わる選手として、今後は山根選手の出場機会がグンと増えそうですね。
彼の場合、臨時的に右SBで使われたことがありますが、できればボランチに集中させたいところ。
山根選手なら若くして実力があり、試合を重ねることでより成長することが期待できそうです。
また、山根選手と競り合う選手として、榊原選手が適任ではないでしょうか。リーグ戦こそ出場機会がありませんが、ルヴァンカップや国際親善試合に出場して徐々に実績を重ねています。
一方、マルコス選手が移籍したことでトップ下が任せられるのは現在西村選手のみとなっています。
植中選手や吉尾選手がトップ下として起用されることがありますが、植中選手は本来FWであり、まだまだトップ下としての力は未知数です。
また、吉尾選手についても本来の力を発揮し切れているとは言えません。トップ下以外でも、ワイドの位置やSBで使われることもあり、しっくりできる位置を模索している感じ。
すると、今回獲得したナムテヒ選手の使われ方に注目が集まりそうです。練習ではボランチで使われたとの情報もあり、マスカット監督の思惑はいかに。
右SBは大丈夫？
これまで右SBの補強はありません。
現在は、小池龍太選手が長期離脱中のため松原選手が一人奮闘中。時折、上島選手や吉尾選手、ルヴァンカップでは移籍した木村選手が務めていました。
しかしながら、木村選手以外（もともと木村選手は右SBでしたが、大学2年時にボランチにコンバートしています）本来のポジションではありません。
今月中には角田選手が復帰予定のため、ディフェンスの層が厚くなることで上島選手を右SBで使いやすくはなりますが、できることなら新たに本職の選手を呼び寄せたいですね。
驚きの移籍はあるのか？
夏の移籍ウインドウは8月19日（金）で終了です。
今後は、9月8日（金）までの追加登録期間が設けられていて、そこでは、契約期間がまもなく終了する選手や、無所属の選手といったフリートランスファーや、育成型期限付き移籍など、一部に限られた選手の移籍が認められています。
ちなみに、以前F・マリノスに所属していたオナイウ阿道選手がトゥールーズ退団のため、フリートランスファーに該当しそうです。
もしかしたら、まだまだアッと驚く移籍が待ち構えているかもしれません（あまり大きな期待はできませんが）。
ひとまず、夏の移籍ウインドウは終了しますが、移籍の可能性は狭まりながらも今後のフロントの動向に注目です。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
コメント