日本代表選〜アメリカ代表に2-0で勝利!

日本代表

日本時間2022年9月23日(金)21:30、ドイツ・デュッセルドルフでキリンチャレンジカップが開催され、日本代表が2-0でアメリカ代表に勝利しました。マリサポの私にとっては、我がマリノスの選手が誰も選ばれていなかったはとても残念ですが、ひとまず日本代表が勝利を収めたことに胸を撫で下ろしております。

盛り上がりに欠ける代表戦

それにしても、以前の様な盛り上がりに欠ける日本代表選。マスコミやSNSなどでは、サッカー協会や監督への批判、サッカー内容の面白みの無さなどを目にしたり耳にしたりする。

私自身も以前ほど日本代表戦への興味が薄らいできてしまっているのが残念で仕方ない。何故日本代表の人気が落ちているのか。

例えば、昔の話で恐縮だが、日本代表が初めてW杯出場を決めた「ジョーホールバルの歓喜」。さらに遡ればあと一歩でW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」。

あの頃の日本代表は個性派揃いで、今ほどサッカーレベルは高いとは言えないが観るものを引きつけられる何かがあった。それに魅了されるように、国民が一体となって日本代表を後押ししたのは確かなこと。

一方、現在の日本代表はあの時よりレベルが上がり、結果も出しているにもかかわらず盛り上がりはそれほどではない。近頃ではW杯出場が当たり前のようになり、W杯出場以前のような明確な目標が失われたから?

それも要因の一つに挙げられるだろう。ブラジルやドイツなどのサッカー強豪国には「優勝」という目標があり国民の盛り上がりが後押しするが、現実的に日本はそのような高い目標が掲げられるレベルではない。当面のW杯における日本代表の目標は、ベスト8進出という「発展途上のためいわゆる中途半端」な目標だ。

スキルだけでは観客を魅了できない

実は、日本代表選の盛り上がりが欠ける原因は、もっと根本的なところにあると考える。

一つ目に、先述したドーハやジョホールバルの時の選手のように、ピッチに立つ選手に喜怒哀楽といった感情表現や、試合できることの楽しさなどが感じられないこと

選手達は勝利を得るため真剣に戦っているとは思うが、何故が「人間ならではの感情の起伏」のようなものが感じられない。

極端に言えば、感情が無い「ロボット」が試合しているような感じ。試合後の監督や選手のインタビューにも惹きつけられる魅力がない。

せっかく高い技術を持ち合わせているのだから、ピッチ上ではさらに個性を存分に発揮してお互いを鼓舞し合ったり、時には言い争ったりして、もっと感情を表に出して戦ってもいいのでは?

お互いがぶつかり合うのを避けているのか、そうさせない雰囲気がチーム内に漂っているのか分からないが、多くの選手が優等生じみて大人しい感じで、画面を通して白熱した雰囲気が伝わらない。

勝負事なので勝つことが最も大切なのは良く分かるが、結果だけでは観るものを魅了することなどできないだろう。

国内組が経験を積める場を与える

二つ目に、選ばれる選手の中心が外国で活躍する選手ばかりでチームに親しみが感じられない。

つまり、海外サッカーよりも普段Jリーグをスタジアムやテレビで観戦する私にとって、日本代表にJリーグに所属する選手があまりにも少なすぎるし、例え選ばれても控えに甘んじるケースが多いのは寂しい限り。

先日のE-1のように国内組だけで構成されるチームの場合は話が異なるが、今回の人選についても引き続きE-1から選抜された国内組は少数だ。

もちろん、ドイツやスペインなどのサッカー強豪国で戦う日本人選手達は、過酷な環境に対応できるスキルや体力を身に付けているので、日本代表が結果を残すには欠かせない人材だし選ばれて当然。

しかし、国内組にも海外組に勝るとも劣らない技術を持ち合わせる選手がいるはず。足りないのは経験だけ。Jリーグの発展のため、引いては日本代表の人気アップのために、国内組にはもっと経験を積ませられる機会を与えて欲しい。

頑張れ日本代表!

これまで、多少辛辣な表現ではあるが日本代表について感想を述べた。そうなってしまうのも、日本代表の人気の低さに危機感を感じ、以前のような魅力あるチームに蘇り再び人気を回復してほしいからこそ。

W杯は11月20日から開催され、日本代表初戦のドイツ戦は11月23日22:00キックオフとなる。今から大きな変革を取り入れるのはリスクがあり現実的ではない。

まずはドイツに勝ってグループステージを勝ち上がり、自分達の持ち味を存分に発揮してベスト8以上を目指してもらいたいもの。日本代表の人気の回復はその先にあるに違いない。

shigeru
shigeru

私としてはマリノスの選手がW杯のピッチで躍動する姿が観てみたい!

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