8月11日神戸戦以来の日産での試合です。
ここのところFC東京には優位に試合運びができている印象ですが、F・マリノスはリーグ戦2連敗中であり、対する東京はリーグ2連勝中であることから決して油断はできません。
ここでは、2024年9月28日(土)に日産スタジアムで行われるJ1第32節「横浜F・マリノスvsFC東京戦」プレビューを記します。
直近の東京の戦いぶりは?
第31節終了時点で12勝8分11敗・勝点44で7位に位置するFC東京。
直近2試合では、ホーム名古屋戦を4-1、アウェイ浦和戦を0-2といずれも複数得点で勝利して2連勝です。
中でも、荒木選手を中心とする攻撃陣が息を吹き返し、F・マリノス古巣の仲川選手と遠藤選手、さらにはDオリヴェイラ選手らが絡み合うコンビネーションは相手に脅威を与えています。
ただし、平均ボール支配率(14位)や1試合平均パス数(12位)などはいずれも平均よりも低いため、本来クラモフスキー監督が目指したいであろう攻撃サッカーとは大きくかけ離れているのではないでしょうか。
一方、1試合平均走行距離(4位)、1試合平均スプリント回数(3位)などが上位となっていることから、長谷川監督時代からのカウンターサッカーが未だ根強く残っている印象です。
過去5試合の対戦成績は?
直近5試合対戦成績(H&A)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2024.05.19 | 東京vs横浜 | 1-1 | △ | ナム |
2023.08.19 | 横浜vs東京 | 2-1 | ○ | 永戸、渡辺 |
2023.06.03 | 東京vs横浜 | 2-3 | ○ | ロペス②、マルコス |
2022.09.03 | 東京vs横浜 | 2-2 | △ | 岩田、仲川 |
2022.04.02 | 横浜vs東京 | 2-1 | ○ | 西村、ロペス |
直近5試合の直接対決は、F・マリノスが3勝2分で東京を圧倒しています。
今季アウェイの試合では、試合開始からペースを握るF・マリノスが、前半25分ナム選手のコントロールショットにより先制に成功。
ところが、37分上島選手との激突により渡邊選手が退場を余儀なくされると、流れが徐々に東京へと傾き始めます。
55分、長友選手のゴールによって同点にされると、さらに守勢に回るF・マリノス。
その後も東京に攻め立てられますが、最後まで得点は許さず1-1のまま試合終了となります。
直近5試合ホーム対戦成績(H)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.08.19 | 横浜vs東京 | 2-1 | ◯ | 永戸、渡辺 |
2022.04.02 | 横浜vs東京 | 2-1 | ◯ | 西村、ロペス |
2021.11.06 | 横浜vs東京 | 8-0 | ◯ | 前田③、マルコス、小池龍②、OG、水沼 |
2020.07.12 | 横浜vs東京 | 1-3 | ● | 遠藤 |
2019.12.07 | 横浜vs東京 | 3-0 | ◯ | ティーラトン、エリキ、遠藤 |
ホームの戦いにフォーカスすると、F・マリノスは4勝1敗で東京を圧倒しています。
昨季ホームの試合では、12分西村選手によるシュートのこぼれ球を拾った永戸選手のループでF・マリノスが先制。
23分Dオリヴェイラ選手の同点弾を許しますが、試合終了目前に渡辺選手が目の覚めるような一撃を相手ゴールに突き刺してF・マリノスが2-1で勝利しました。
F・マリノスとしての戦い方は?
先日の天皇杯準決勝で勝利して、悪い流れを断ち切ったかに思われるF・マリノス。
ところが、リーグ戦は2連敗中と苦しんでして、本当の意味で流れを引き寄せるにはFC東京に勝利することが必須です。
次節は中2日と過酷な日程ですが、コンディション管理はそれなりにできているのではないでしょうか。
特に、試合の鍵となるエウベル選手やヤン選手といった両翼の選手たちのプレー時間は管理されていて、仲川選手や遠藤選手とのマッチアップが大きな見所となりそうです。
一方、今節も西村選手が不在となり、天野選手の怪我の具合が気になるところから、トップ下の選手の選定が気になるところ。
おそらく、植中選手の起用が期待されますが、ロペス選手との絶妙なコンビネーションからより多くの得点を導き出したいですね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
コメント