キクマリ出演効果!?〜永戸選手1ゴール1アシストの大活躍【J1第14節】ガンバ大阪vs横浜F・マリノス戦観戦記

F・MARINOS

見応えのある試合だった。永戸選手のビューティフルなFKや飯倉選手のリズムある守備、数的不利でも落ち着いてプレーできたところなど、この試合のF・マリノスは多くの見どころに溢れていた。ここでは、2023年5月20日(土)パナソニックスタジアム吹田で行われたJ1第14節「ガンバ大阪vs横浜F・マリノス戦」のレビューを記す。

前節アウェイ・アルビレックス戦で悔しい逆転負けを喫したF・マリノス。今季連覇を狙う意味でも連敗だけは許されない大切な試合を迎える。

このガンバ戦より早い時間に行われたレイソルvsヴィッセル戦で、ヴィッセルがレイソルに引き分けたため、F・マリノスとしたは是非ともガンバに勝利してヴィッセルとの勝点差を「3」に縮めたいところだ。

一方ガンバば、倉田選手が今季初スタメンに名を連ねたり、宇佐美選手が控えに回ったりするなどして前節から4名を入れ替えて連敗ストップを目指す。

今節のF・マリノス スタメン

F・マリノスのスタメンは、前節アルビレックス戦から2人を変更。

GKには、ガンバからレンタル中の一森選手に代わり飯倉選手が今季リーグ戦初スタメン。F・マリノスのサッカースタイル慣れ親しんだ飯倉選手が、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

ボランチの一角には、サガン戦以来3試合ぶりにキャプテン喜田選手がスタメンに帰ってきた。

サブメンバーでは、GKオビ選手。また、前節、ボランチとして渡辺選手とコンビを組んでスタメン出場した藤田選手は、この試合では控えに回った。

そのほか、上島選手・マルコス選手・水沼選手・吉尾選手・杉本選手がそれぞれ出番をうかがう。

【前半】CKから西村選手が先制ゴール!

前半の入りは、前線からプレッシャーをかけるガンバ相手に、やや手こずるシーンがF・マリノスに見られた。

6分には、ファン アラーノ選手のスルーパスでど真ん中を破られ、それに反応したイッサム ジェバリ選手に一度はゴールネットを揺らされるが、オフサイド判定で事なきを得る。

その後は、アンデルソン ロペス選手が低い位置まで降りてきてボールをさばくなどして、徐々にF・マリノスが本来のリズムをつかみだす。

すると、アンデルソン ロペス選手のシュートで得たCKにより、F・マリノスに待望の先制点ゲットのチャンスを迎える。

37分 西村選手Gooooooooal!

右からの永戸選手のCKに、西村選手が相手ディフェンスに競り勝ち頭で合わせてF・マリノスに貴重な先制点をもたらす。

これにより、西村選手はオープニングゲームのフロンターレ戦と、先日のホームサンガ戦に続き今季3得点目をマーク。いよいよ本来の調子が戻りつつある様子だ。

前半はF・マリノスがシュート6本放ったのに対し、ガンバをシュート1本に抑えてF・マリノス1点リードで折り返す。

【後半】永戸選手移籍後初ゴール!

後半最初からの選手交代は無し。

前半の勢いのままさらに追加点を狙いたいF・マリノスであったが、59分松原選手が倉田選手に対する反則により、この試合2枚目のイエローカードで退場処分に。

これによりF・マリノスは数的不利に。前節、逆転負けした悪い記憶が頭をよぎるが、そこはあえて切り替えて勝利を目指すしかない。

63分 F・マリノス選手交代

ヤン マテウス選手→上島選手

マスカット監督は守備を安定させるため、ひとまず攻撃的な選手を削って右SB上島選手を投入。4-4-1の布陣で臨む。

74分 F・マリノス選手交代

西村選手→藤田選手、エウベル選手→マルコス選手

さらにマスカット監督は、数的不利でありながらも4-3-2の布陣にし、前線の人数を増やして追加点を狙いにいく強気の采配を見せる。

この采配がさっそく功を奏し、ガンバのファールを誘ってF・マリノスが追加点のチャンスを得ることに。

79分 永戸選手Gooooooooal!

1点目の時と同じく、またもやアンデルソン ロペス選手が得点の機会を演出する。

自陣ゴール近くでマルコス選手がボールを奪い、前にいたアンデルソン ロペス選手にパス。

ボールを受けたロペス選手が前線に強引なドリブルを仕掛けると、宇佐美選手がたまらずファールで止めてF・マリノスFKのチャンスが訪れる。

すると、ゴールまで26〜27m位はあったであろう距離から永戸選手が無回転で放ったボールは、東口選手の手をかすめてゴール左上に吸い込まれ、F・マリノスが2点差にガンバを引き離す。

このゴールは永戸選手にとってF・マリノス移籍後初となり、本人はもちろん、チームメイトやサポーターにとっても嬉しいゴールとなったことは言うまでもない。

90分 F・マリノス選手交代

アンデルソン ロペス選手→水沼選手、渡辺選手→吉尾選手

その後ガンバは、鈴木武蔵選手などを投入して反撃に出るも、F・マリノスは飯倉選手を中心としてゴールマウスを守り抜いて0-2でガンバに勝利した。

王者の貫禄による勝利

今節F・マリノスはガンバに勝利したことで、ヴィッセルとの勝点差が「3」に縮められ、ひとまず首位射程圏内に捉えることに成功した。

その要因として挙げられるのが、後半数的不利を強いられたにもかかわらず、マスカット監督強気の采配が功を奏したことや、選手達が自信を持って落ち着いてプレーできたことだ。

その背景には、絶対に連敗してはいけない危機感だったり、王者としてのプライドがあったりしたことは間違いなく、それらはプレーのあちらこちらに感じることができた。

また、この試合では、飯倉選手がリーグ戦初出場してクリーンシートできたこと、永戸選手がF・マリノス移籍後初ゴールできたこと、数的不利にもかかわらず勝利できたことなど多くの収穫があったことも見逃せない。

次は、ルヴァンカップを挟んでホーム・アビスパ戦が控える。またも難しい試合になるのは確実だが、今回収穫できた多くのプラス材料と、昨年アビスパ相手に苦戦した反省材料を存分に生かし、再び勝点3獲得に全力を尽くすことが大切だ。

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