リーグ戦のベンチにも入れない選手達が活躍しました。
とは言え、結果がついてこなかったことがとても残念で仕方ありません。
ここでは、2023年9月6日(水)に札幌ドームでおこなわれたルヴァンカップ準々決勝第1戦「北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス戦」レビューを記します。
目次
F・マリノスのスタメン
前の試合から上島選手、永戸選手、渡辺選手以外の8名を入れ替えてスタメンが組まれました。
GKには、一森選手が負傷した8月6日の浦和戦以来約1ヶ月ぶりに復帰を果たしました。
右SBには、村上選手が7月12日の町田戦以来約1ヶ月半ぶりのメンバー入り。スタメン起用はF・マリノス加入後初となります。
U-21選手出場枠には、山根選手がボランチの一角として。
前線には、右から水沼選手、植中選手、井上選手が名を連ねました。
なお、植中選手は、出場時間が終了間際の1分にとどまった浦和戦以来約1ヶ月ぶりの出場。
先発起用は5月24日ルヴァンカップGS札幌戦以来となります。
【前半】F・マリノスらしい崩しで先制
前半はお互いの持ち味を存分に生かした主導権争いが見られました。
やはり、これまで通り札幌はマンツーマンディフェンスでF・マリノスの攻撃の芽を摘む作戦に徹底していました。
しかし、その執拗な相手のマークを剥がせた際には、F・マリノスは大きなチャンスを迎えられたのも事実です。
8分 植中選手Goal!
札幌のセットプレーの流れから、西村選手がボールを奪うと一気にF・マリノスのカウンターが炸裂。
最後は植中選手が落ち着いて決めてF・マリノス先制します。
井上選手のスピードや水沼選手の視野の広さ、植中選手の決定力などが融合して生み出された見事なゴールでした。
その後もF・マリノスは幾度か決定機を迎えるものの、中々追加点を奪うことができません。
27分には、ペナルティーエリア付近で左右に振られて対応しきれず、最後はゴール正面から蹴り込まれて同点ゴールを許すことに。
前半は實藤選手の退場などがありましたが、ひとまずは1-1で折り返します。
【後半】退場で流れを手放す
やはり、ドームという整った環境のためか、暑さに苦しむことなく選手達の運動量はあまり落ちることがありませんでしたね。
48分 水沼選手Goal!
ハーフウェイライン付近でF・マリノスがボールを奪うと、一気に相手ゴール前へ。
植中選手からパスを受けた水沼選手が右足を振り抜き、F・マリノスが再びリードします。
先制点同様、カウンターに近い形から植中・水沼のコンビにで得点を奪いました。
しかし、58分には井上選手がこの日2枚目のイエローカードにより退場。
数的不利を強いられたF・マリノスは、残り30分以上を10人で戦うこととなります。
その後、F・マリノスは札幌に攻められる場面が多くなり、74分・90+5分と途中出場の小柏選手にゴールを許して3-2で逆転負けを喫することに。
せめて同点でしのぎたかった
やはり、公式でマスカット監督が応えている様に、井上選手の退場が試合の流れを大きく左右しましたね。
シュート数でも、前半はF・マリノス7本に対して、札幌5本とわずかではあるが上回っていました。
後半になると、F・マリノス3本に対して札幌10本とその差は歴然です。
それでも、個人的には札幌の圧力ある攻撃に対してF・マリノスの選手は良く守ったと感心しています。
あわよくば同点でしのげたらなお良かったでしょうね。
数的不利後の攻撃については、マスカット監督はエウベル選手と宮市選手を前線に据えてカウンター攻撃を画策しました。
しかし、札幌のF・マリノスに対する攻撃へのケアの方が一枚上で、例え前線のどちらかのボールが出てもしっかり守り切られていた印象です。
やはり、ここでも数的不利が大きく影響してしまいました
まだ前半を終えたばかり
個人的には、敗れたとはいえここ3試合の中では最も見応えのある試合でした。
やはり、フレッシュな選手が出場することでチームのモチベーションがあがり、最近のリーグ戦よりも積極的なプレーがあちらこちらに見られた気がします。
植中選手、頑張りましたね。2得点に絡みました。なぜ、リーグ戦ではベンチにも入れてくれないのでしょうか。
井上選手、あと少しでしたね。2度のチャンスのどちらかでもゴールを決められていたら、この試合のヒーローになれたかもしれません。
次の第2戦は、主力中心のメンバーで構成されることが予想されます。試合自体も1点差で負けているに過ぎません。
ぜひとも、今日活躍した選手が1人でも多く次の試合に出場して活躍し、準々決勝突破できることを心から願います。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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