あれほど警戒していたカウンターにまたもやられてしまいました。
これにより、F・マリノスは3位となってGS突破は最終節に持ち込む形となりました。
とは言え、他力本願的な要素が多く、最終節の山東泰山戦ではひとまず大量得点で勝利し、再び天命を待つ形となります。
ここでは、2023年11月28日(火)に仁川フットボールスタジアムで行われた【ACL GS第5節】仁川ユナイテッドFCvs横浜F・マリノス戦観戦記を記します。
目次
F・マリノスのスタメン
F・マリノスのスタメンは、マスカット監督は先日の新潟戦から5名を入れ替えてきました。
特に、前線のブラジル人アタッカー陣は、ロペス選手とヤン選手を温存して水沼選手と植中選手を起用。
さらに、トップ下には西村選手が先発に選ばれ、自国帰還となるナム選手はベンチスタートとなります。
確実にこの試合をものにするのであれば、新潟戦のメンバーをベースにスタメンが組まれると個人的には考えていました。
リーグ優勝の可能性が消滅した今、ACLに力を集中するためには尚更のこととと期待していたのですが。
やはり、中3日でコンディションが整わなかったのでしょうか。何か肩透かしを食らったような気分です。
【前半】幾度かの決定機を決められず
前回の対戦同様、仁川は5-4-1の守備的なフォーメーションからカウンターを狙う作戦を敷いてきました。
F・マリノスは出だしこそ相手にペースを握られるものの、徐々に試合の流れを支配するようになります。
それでも、固い仁川ディフェンスを中々崩すことができませんでした。
11分仁川Goal
そのような中、11分に相手カウンターからのシュートを一度は一森選手がセーブするも、こぼれ球を再び打たれて仁川に先制点を許してしまいます。
一方、F・マリノスはエウベル選手のシュートが相手GKにビッグセーブされたり、吉尾選手のFKがクロスバーを叩いたりして決定機を決め切れません。
この良い流れの中で得点を決められていたなら、流れはF・マリノス側に大きく傾いていたことでしょう。
先日の新潟戦の悪夢が脳裏をよぎります。
試合後のインタビューで喜田選手が述べていたように、今のF・マリノスの弱点が露呈する形となってしまいましたね。
【後半】1点返すもそこまでが精一杯
後半頭から、マスカット監督は松原選手に代えて村上選手が右SBに投入。
一方、仁川は53分になると、ACL初戦で2ゴールを決められたエルナンデス ロドリゲス選手を送り込み追加点を狙いにきます。
67分仁川Goal
当初は、エルナンデス選手にボールが渡ると、F・マリノスは2〜3人で囲んで事無きを得ていました。
しかしながら、自陣でのパスミスにつけ込まれ、再びエルナンデス選手に追加点を決められてしまいます。
試合後にエウベル選手が述べていましたが、やはりピッチコンディションの悪さがF・マリノスのパス精度を欠く要因に少なからずなっていたようです。
このゴールを許したケースの他にも、幾度となくパスミスにより相手にボールを奪われるシーンが散見されていました。
83分エウベル選手Goal!
F・マリノスが得点を奪えたのは、試合終了間際83分のCKからによるものでした。
右からのヤン選手によるCKを、ニアのエドゥアルド選手が頭ですらし、ゴール前のエウベル選手がヘディングで決めて1-2と1点差に迫ります。
しかし、時すでに遅し。F・マリノスは、6分のアディショナルタイムでもゴールが奪えず1-2のまま試合終了。
痛すぎる1敗を喫することとなります。
同じ轍を踏む虚しさ
第1節に続き、またも仁川の高速カウンターにやられて同じ轍を踏んでしまいました。
知らず知らずのうちに、新潟戦の敗戦が各選手に暗い影を落としていたのでしょうか。
相手選手への寄せの甘さや連携ミスなども露呈して、自らで勝利を手放してしまった印象です。
もちらん、相手GKのビッグセーブに阻まれたり、FKがクロスバーを叩いたりするなど惜しい場面も多々ありました。
しかし、前回の新潟戦同様、チャンスで決め切れない自分たちに非があると言わざるを得ません。
やはり、強いチームの条件として決定力は絶対に不可欠ですから。
再び「人事を尽くして天命を待つ」
仁川に敗れ、山東泰山がカヤFCに勝利したことで、F・マリノスはGS3位に陥落する形となりました。
おそらく、最終節で仁川はカヤFCに勝利する可能性が高く、仮にF・マリノスが山東泰山に勝利した場合3チームが勝点12で並びます。
その際には、得失点差が大きく順位に影響するため、F・マリノスが2位以上を確保するには大量得点で勝利しなければなりません。
(第5節終了時点得失点差数 山東泰山+10、仁川+3、F・マリノス+2)
先日の新潟戦と同じく、再び「人事を尽くして天命を待つ」状況ですね。
今シーズン最後となる試合では、是非とも「F・マリノスの意地」を見せつけてもらいたいものです。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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