2022年シーズンのJ1リーグ戦、横浜F・マリノスは最高の結果で締めくくることができました。2023年は連覇がかかる大切なシーズンを迎えます。一方、残念ながらカップ戦はいずれも途中敗退。中でも、ACLは酷暑の中グループリーグ1位通過できただけに、とても悔しい結果となりました。ここでは、リーグ戦連覇とカップ戦タイトル奪還の期待を込めて、横浜F・マリノスの2022シーズン総括を記しておきます。
目次
J1リーグ戦(優勝)
勝敗について(20勝8分6敗勝点68)
フロンターレと並んで20勝だったものの引分けの数が2つ上回り、勝点2差の末F・マリノスがシャーレ奪還に成功しました。
中でも、第9節(実質的には開幕2戦目)ホーム川崎フロンターレ戦における逆転勝ち、第8節アウェイ鹿島アントラーズ戦での10年ぶり勝利、第31節アウェイ名古屋グランパス戦での圧勝は特に印象に残る試合となりました。
強いて言うなら、第29節ホームアビスパ福岡戦のように、第32節ホームガンバ大阪戦、第33節ホームジュビロ磐田戦のような引いた相手に勝利できればさらに勝点が積み上げられ、もっと楽に優勝できたのは言うまでもありません。
しかしながら、毎年苦戦するセレッソに勝利こそできませんでしたが2戦とも引き分けられたり、全てのチームに2連敗しなかったりできたことは大きな前進と言えるでしょう。
得失点について(得点70失点35得失点35)
得点・失点ともJ1リーグナンバーワンを記録しました。
得点について、得点王こそ輩出できませんでしたが、レオ・セアラ選手11得点、アンデルソン・ロペス選手11得点、西村拓真選手10得点、エウベル選手8得点、水沼宏太選手7得点、仲川輝人選手7得点と、超攻撃サッカーが上手く機能したことで前線の選手が満遍なく得点できました。
失点については、当初エドゥアルド選手が機能しなかったり、畠中選手が怪我や体調不良でスタメンを外れたりしましたが、MVPを獲得した岩田選手の奮闘や、角田選手の活躍により最小限に抑えることができました。
個人タイトルについて
今年度のF・マリノスは、リーグ戦タイトルとともに多くの個人タイトルが獲得できました。
2〜3月度 月間ベストゴール(實藤友紀選手)
第4節アウェイコンサドーレ札幌戦における終了間際の見事なバイスクルシュートにより、ほぼ負けと思われた試合を引き分けに持ち込みました。
5月度 月間優秀監督賞(ケヴィン・マスカット監督)
4勝1分1敗で勝点13(得点13失点6)を獲得してチームを首位に導きました。
6月度 月間MVP(水沼宏太選手)
右サイドからの崩しや正確なクロスで得点機を演出し、自らも2得点を挙げてチームの勝利に大きく貢献しました。
7月度 月間MVP(レオ・セアラ選手)
5試合6ゴール1アシストで圧倒的な決定力を発揮しました。中でも、第21節アウェイセレッソ大阪戦での2ゴールは圧巻でした。
7月度 月間優秀監督賞(ケヴィン・マスカット監督)
5月度に続き2度目の受賞。誰が出ても高いパフォーマンスが可能で、7月度は3勝2分の負けなしで終えることができました。
9月度 月間MVP(岩田智輝選手)
9月の5試合全てにフル出場し、攻守にわたり全力でチームに貢献しました。
9月度 月間優秀監督賞(ケヴィン・マスカット監督)
7月度に続き3度目の受賞。ターンオーバーしながら3勝2分と見事な成績で月間を乗り切りました。
J1リーグ年間ベストイレブン
高丘陽平選手、岩田智輝選手、小池龍太選手、水沼宏太選手、エウベル選手の5名がF・マリノスから選出されました。
J1リーグ年間最優秀選手
見事岩田智輝選手が選出されました。
YBCルヴァンカップ(PS敗退)
ACL出場によりプライムステージ準々決勝から出場。
サンフレッチェ広島とホームアンドアウェイで対戦しましたが、いずれの試合にも敗れてしまい準々決勝敗退が決定してしまいました。
天皇杯(3回戦敗退)
横浜F・マリノスは2回戦からの出場。
2回戦はホームニッパツ三ツ沢球技場でJFL所属の鈴鹿ポイントゲッターズと対戦。西村拓真選手、小池裕太選手、レオ・セアラ選手のゴールにより3-0で勝利しました。
続く3回戦はカンセキスタジアムとちぎでJ2リーグに所属する栃木SCと対戦。
前半から惜しいシーンを迎えるも決め切ることができず、後半13分と46分にゴールを奪われ0-2で敗戦。3回戦で姿を消すことととなりました。
AFC チャンピオンズリーグ( R16敗退)
ベトナムの酷暑の中全員で力を合わせて必死で戦い、グループリーグを4勝1分1敗と首位で勝ち抜きましたが、ラウンド16で対戦したヴィッセル神戸に3-2で敗れてACL敗退が決定してしまいました。
F・マリノスにとっては受け入れ難い結果ではありましたが、その当時降格争いをしていたヴィッセルのACLに賭ける熱い想いを打ち破ることができませんでした。
試合後、喜田キャプテンが「ACLの借りはACLでしか返せない」とコメントしていたように、2023年こそは今年の敗戦を糧としてACL初優勝を獲得したいところです。
リーグ戦連覇とACL戦タイトルを!
2022シーズンは、J1リーグでは最高の結果が得られたものの、カップ戦ではいずれも悔しい結果に終わりました。
2023年シーズンについては、最優秀選手賞を獲得した岩田智輝選手がスコットランドのセルティックに期限付き移籍したり、アンデルソンロペス選手と共にチーム最多の11ゴールをマークしたレオ・セアラ選手がC大阪に完全移籍したり、2019年MVPの仲川輝人選手がFC東京に完全移籍するなど、マイナスな点があることは否定できません。
しかしながら、柏レイソルから上島拓巳選手、V・長崎から植中朝日選手、大分トリニータから井上健太選手が新たに加入するなど、着々と補強もおこなわれています。
たとえ前年度活躍した選手が移籍してしまったとしても、必ず次に活躍する選手が現れるのが今のF・マリノスの大きな強みです。
「誰が出てもF・マリノス」
この言葉を信じて、横浜F・マリノスのリーグ戦連覇とカップ戦タイトルの奪取のため、私たちサポーターは全力でサポートしましょう。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。今から来シーズン開幕が待ち遠しくて仕方ありません。
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