現在5連勝中で首位に立つF・マリノス。一方、中々波に乗れず18位に沈む湘南。対照的なクラブ同士の対戦だが、順位に関係なく熱い戦いになるのがダービー。F・マリノスとしては侮ることなく立ち向かって勝点3を手にしたい。ここでは、2023年7月2日(土)日産スタジアムで行われるJ1第19節「横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ戦」のプレビューを記します。
今季湘南の戦いぶりは?
第18節終了時点、2勝6分10敗・勝点12で最下位に低迷する湘南。
開幕アウェイ鳥栖戦では、大橋選手がハットトリックを達成するなどして1-5で勝利。順調な滑り出しかと思われたが、その後は第6節ホームG大阪戦まで勝利から遠ざかってしまう。
第10節神戸戦から第15節広島戦まで5連敗を喫し、さらに、第18節浦和に敗れたことで現在3連敗中。12試合勝ちなしと苦しんでいる。
これまでの湘南の得点数は24で、最も少ない横浜FC(14得点)よりも10得点多く、現在3位に付ける名古屋(25得点)や4位の浦和(25得点)と比較しても1点少ないだけだ。
特に、18試合中7試合で複数得点を挙げていて、中でも、第1節鳥栖戦で5得点、第6節G大阪戦では4得点と多くの得点を重ねて勝利している。(ちなみに、17位横浜FCの場合、複数得点を挙げたのは2試合にとどまる。)
一方、失点数は38でリーグ中ワースト。リーグ戦全ての試合で失点し、クリーンシートできた試合は1試合も無い。さらに、先制された試合は全て引き分けもしくは敗戦している。
特に、敗れた試合の多くは後半の失点が目立ち、中でも75分以降の失点が顕著で詰めの甘さを露呈している。
チームトップスコアラーは8得点の町野選手。次いで3得点の小野瀬選手・大橋選手、3位は2得点の平岡選手・杉岡選手となっている。
過去の対戦成績
直近5試合直接対決成績(3勝2分)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.04.15 | 湘南ベルマーレvs横浜F・マリノス | 1-1 | △ | A ロペス |
2022.09.07 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 3-0 | ○ | 西村・A ロペス・Y マテウス |
2022.05.14 | 湘南ベルマーレvs横浜F・マリノス | 1-4 | ○ | 水沼・小池龍・A ロペス・L セアラ |
2021.10.01 | 湘南ベルマーレvs横浜F・マリノス | 0-1 | ○ | 前田 |
2021.04.03 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 1-1 | △ | エウベル |
直近5試合の直接対決では、F・マリノスの3勝2分で湘南を大きくリードしている。
しかしながら、今季アウェイ戦では、F・マリノスは前半を中心に15本ものシュートを放つが決定力に欠け、65分アンデルソン ロペス選手のゴールで先制するも、81分に追いつかれて1-1で引き分けている。
直近5試合ホーム対戦成績(3勝2分)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2022.09.07 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 3-0 | ○ | 西村・A ロペス・Y マテウス |
2021.04.03 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 1-1 | △ | エウベル |
2020.07.08 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 3-2 | ○ | 天野②・オナイウ |
2019.10.19 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 3-1 | ○ | 仲川・M カストロ・マルコス |
2018.04.21 | 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ | 4-4 | △ | ウーゴ③・ミロッシュ |
直近ホーム5試合にフォーカスすると、こちらもF・マリノスが3勝2分で湘南に勝ち越している。
昨年の雨天の中おこなわれたホーム湘南戦では、前半は拮抗した試合運びが続くも、後半56分西村選手、70分アンデルソン ロペス選手が立て続けにゴール。
さらに終了間際の89分、この日途中出場でJリーグデビューを果たしたヤン マテウス選手がいきなり初ゴールを挙げて3-0で湘南に勝利している。
ハイプレスをものともせずゴールを奪う!
現在5連勝中で首位のF・マリノス。一方、3連敗中で18位に沈む湘南。両極に位置するクラブ同士の対決だが、何が起きるか分からないのがダービー。
今年のF・マリノスは逆転勝ちがいくつかあるが、まずは先制点を挙げて湘南の出鼻をくじき自分たちの流れで試合を支配することが肝心。
先日の浦和vs湘南では、湘南はいつものようにハイプレスをかけるも戻りが遅く、ボールを奪われた際には両サイドの空きスペースを狙われてピンチを招いでいた印象。
F・マリノスとしても、湘南の前線からのプレスを掻い潜り一気に相手エリアへ攻め込みたい。中3日の湘南に対し、中7日と十分な休養・練習期間が得られていることもF・マリノスにとっては好条件だ。
まずは先に行われる神戸の勝敗に一喜一憂することなく、しっかりダービーを制して着々と首位固めをしたい。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
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