同じ街に本拠地を持つチーム同士の対戦「ダービー」。本当の意味で、現在Jリーグで唯一ダービーと呼べる熱い戦いが横浜の地で繰り広げられます。ここでは。2023年4月8日(土)に日産スタジアムで開催される「横浜F・マリノスvs横浜FC」の一戦「横浜ダービー」についてプレビューを記します。
過去の対戦成績を振り返る
まずは、横浜F・マリノスと横浜FCの過去の対戦成績をおさらいしましょう。横浜FCサポーターの方には失礼ですが、案外その差が開いてなかったことに驚かされます。
過去6試合の対戦成績(3勝1分け2敗)
対戦日 | 対戦 | スコア | 結果 |
2021年9月25日 | 横浜FCvs横浜F・マリノス | 2-2 | △ |
2021年4月24日 | 横浜F・マリノスvs横浜FC | 5-0 | ◯ |
2020年12月19日 | 横浜FCvs横浜F・マリノス | 3-1 | ● |
2020年7月22日 | 横浜F・マリノスvs横浜FC | 4-0 | ◯ |
2007年8月11日 | 横浜F・マリノスvs横浜FC | 8-1 | ◯ |
2007年3月10日 | 横浜FCvs横浜F・マリノス | 1-0 | ● |
リーグ戦では過去6試合対戦し、F・マリノスはいずれもホームで勝利して横浜FCに3勝1分2敗で勝ち越しています。
とは言え、お互いの実力差を考えればもっと相手を圧倒しても良いはず。そこがダービーならではの面白さと言えるでしょう。
ただし、プレシーズンマッチやカップ戦ではF・マリノスは4勝0敗で、横浜FCに一度も負けていません。
今シーズンの横浜FCは?
今シーズンのリーグ戦は0勝2分4敗で未だ勝ちがなく、勝点2で18位中17位に低迷。得点は6挙げていて、オープニングゲームのグランパス戦でクリーンシートされた以外、毎試合1〜2得点できています。
中でも、FW小川航基選手はこれまで5得点をマークし、ベルマーレの町野選手とともに得点ランキングのトップに。
一方、失点が14で得点を大きく上回ってしまい、ガンバの15失点に次いでワースト2となっていて守備の脆さを露呈。
支配率を高めるサッカーを目指すものの思うように前線にボールが運べず、逆に相手に高い位置で奪われ、守備が整う前に得点されてしまう印象です。
果たして、F・マリノスのアタッキングフットボールに、横浜FCがどのような対応するのかに注目です。
F・マリノスの勝算は?
今シーズンのお互いの戦いぶりやこれらのデータから鑑みると、F・マリノスが横浜FCに勝利する可能性は限りなく高いと言えるでしょう。
ホーム・日産スタジアムで戦えることもF・マリノスにとって大きなアドバンテージ。とは言え、何が起こるのか分からないのがダービー。
横浜FCはこれまでの試合を支配するサッカーから戦い方を変えて、早めにF・マリノスの陣地にボールを放り込んでいくスタイルに変更して挑んでくることも考えられます。
まずは序盤から積極的に相手エリアへと攻め込み、是が非でも先制点をゲットすることが大切。
一方、角田選手が得意の対人能力を存分に活かして、得点王である小川選手を封じ込めることも、F・マリノス勝利にとって欠かせない要素です。
先日のルヴァンカップ第3節では完全ターンオーバーが実施されたため、いわゆる主力組は体力が温存されていてパフォーマンスには支障ありません。
むしろ、若手や2番手3番手の選手の活躍により、改めて刺激を受けた主力組も少なくないはず。
リーグ戦ではこれまで1試合当たり最高2点までしか挙げられていないので、昨年のように3点4点とゲットして横浜FCを圧倒するサッカーを見せてもらいたいところです。
当日は日産スタジアムへ!
前節セレッソに敗れた事から、優勝を狙う意味でも格下の横浜FCには絶対に負けられません。
当日は、試合開始前に水沼宏太選手のJリーグ通算350試合出場記念セレモニーや、トリコロールギャラクシーなどのイベントが用意されています。
もちろん、スタジアム広場には美味しいグルメが味わえるたくさんのキッチンカーも勢揃いします。
そして、何より我がチームを後押しするためにも、ご都合の良い方はぜひとも日産スタジアムへ足を運んでF・マリノスをサポートしましょう。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます
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