約4万人以上の大観衆を敵にまわしたにもかかわらず、我がF・マリノスは勇猛果敢に戦い勝点3をモノにしました。
この勝利により、今後のACLでの戦いはもとより、リーグ戦やルヴァンカップにも大きな弾みがつきましたね。
ここでは、2023年10月3日(火)に行われたACLグループステージ第2節「横浜F・マリノスvs山東泰山戦」レビューを記します。
F・マリノスのスタメン
神戸戦から先発6名を入れ替えて臨んだF・マリノス。
CBの一角には、上島選手がACL仁川戦以来の先発出場となりました。
角田選手の台頭によりリーグ戦出場から遠ざかっている上島選手にとっては、この試合ででリベンジを果たしたいところ。
一方、上島選手が右に入ることで、角田選手は得意の左側でプレーできるのが大きな利点となります。
ボランチの一角には、最近メキメキ力を発揮し出している吉尾選手が起用されました。
先日の神戸戦では、永戸選手に代わり左SBで途中出場するなどいろいろなポジションを試されていますね。
その分、マスカット監督の彼に対する期待の大きさが感じられます。
トップには水沼選手、植中選手、エウベル選手が入り、ロペス選手とヤン選手は控えに回りました。
中でも、水沼選手は先日の神戸戦に敗戦していることから、この試合にかける意気込みはかなりのものだったのではないでしょうか。
【前半】F・マリノスらしい崩しから先制
前半は割と相手の守備の寄せが甘く、F・マリノスは比較的自由にプレーできていた印象です。
特に、ボランチの吉尾選手と山根選手のところに良くボールが収まっていて、前線の水沼選手やエウベル選手に効果的なパスを供給できていました。
水沼選手は盛んに立ち位置を変えるなどして、相手のマークを上手く外していましたね。
最後は、エウベル選手からのドンピシャの横パスをフリーの状態でダイレクトで合わせ、F・マリノスに待望の先制点をもたらしました。
【後半】危ない場面も運が味方して…
後半になると、山東は最初から選手交代を行ったり、立ち位置を変えるなどしてF・マリノス対策に乗り出します。
これにより、F・マリノスは前への推進力が抑えられ、前半のような戦い方ができにくくなりましたね。
それでも、VAR判定によりオフサイドにはなったものの、ナム選手の抜け出しからのクロスに植中選手が合わせてネットを揺らすなど決定的場面を作れました。
一方、個の力でねじ伏せようとする山東に2度に渡りポストを叩かれるなど、危ない場面を迎えることも。
しかし、運も味方にして相手にゴールを許すことなく、F・マリノスは0-1で逃げ切りACL初勝利を飾りました。
全員で勝ち取った勝点3
完全アウェイの中、F・マリノスの選手がたちは誰一人として怯むことなくプレーして勝点3をもぎとりました。
先制点を挙げた水沼選手はもちろん、1対1の場面を冷静に凌ぎ切って得点を許さなかった一森選手の対応も見事でした。
また、山根選手の効果的な位置どりや前線への攻撃参加。ゴールこそなかったものの植中選手の誠実なるチームプレーや、ナム選手の積極果敢さも見逃せません。
それにしても、このアウェイでの勝利はチームに大きな活力をもたらすでしょうね。
この先のルヴァンカップやリーグ戦制覇に向けて、大きな弾みが付いたことは間違い無いでしょう。
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