木村卓斗選手が愛媛FCに育成型期限付き移籍することが突然発表されました。
ルヴァンカップや天皇杯こそ出場したもののリーグ戦にはまだ名を連ねられなかったことから、このことを耳にして「木村選手にとって大切な成長の機会が訪れたのだ」と今後も全力で応援したい気持ちにさせられました。
ここでは、木村選手が愛媛で活躍し、成長してF・マリノスに復帰することを期待を込めて記していきます。
今季Jリーグでの出場はなし
2023年7月30日、木村卓斗選手がJ3リーグ愛媛FCへ育成型期限付き移籍することが正式に発表されました。移籍期間は2024年1月31日までとなっています。
ご存知の通り木村選手はF・マリノスの下部組織に所属し、ユース時代には榊原選手、椿選手、山谷選手らと共に右SBとして活躍しました。
明治大学に進学すると、これまでの右SBからボランチへとコンバートします。
これをきっかけとして、木村選手は持ち前のあたりの強さや推進力などを存分に発揮。関東大学サッカーリーグ戦ではベストイレブンに選出されるなど、明治大学の主力メンバーとした活躍しました。
その当時の高いパフォーマンスが認められ、2022年7月にはF・マリノスへの加入内定が発表されています。
しかしながらプロの壁は厚く、F・マリノス加入後はリーグ戦出場はかなわず、ルヴァンカップ3試合と天皇杯2試合の出場にとどまっています。
力を発揮するには最高の環境
移籍先である愛媛FCは現在J3リーグに所属。20節終了時点で11勝6分3敗・勝点39でリーグ首位に位置しています。
かつて、仲川輝人選手が当時J2で優勝争いをする福岡に期限付き移籍した際、「その時の体験が自分を成長させる大きな糧となった」というようなコメントを残していたことを記憶します。
つまり、木村選手が移籍する愛媛も熾烈な優勝争いを演じていることから、彼にとって最高の環境に身を置くことになったと言っても過言ではありません。
木村選手が任せられるであろうボランチには、森脇良太選手と矢田旭選手の両ベテランが主にレギュラーを務めていて、年齢的には大きな負担となっているのが現状です。
そのため、木村選手はその底上げとして大きな期待がかけられているのが予想できますね。
まずは、ほぼ同年代である深澤佑太や谷本駿介との競争に打ち勝ち、サブメンバーに名を連ねることが求められそう。
F・マリノスとしては?
木村選手が愛媛に育成型期限付き移籍したことで、F・マリノスの右SBには新たな補強が必要になるかもしれません。
現在F・マリノスの右SBは小池龍太選手が欠場中のため松原選手が主にスタメンを務め、緊急避難的に山根選手や上島選手、木村選手を穴埋することでやりくりしていたのが現状です。
そのような中、藤田譲瑠チマ選手と木村選手が移籍。
これにより、山根選手をボランチに専念させた場合、当面右SBは松原選手と上島選手(本来はCB)の2人だけになるため新たな選手獲得が急務です。
果たしてF・マリノスのスカウトはどのような判断を下すのでしょう。今後の動きに注目です。
ひと回り成長した木村選手が楽しみ
たとえ大学時代に名を馳せた選手でも、プロのクラブでレビュラーを張ることは決して容易ではありません。
ましてやJ1リーグでトップクラス強さを誇るF・マリノスならなおさらでしょう。
しかしながら、仲川選手、吉尾選手榊原選手、白坂選手たちがそうであったように、一旦はF・マリノスを離れたとしても、移籍先で結果が残せればまた復帰できることは彼らが証明済みです。
木村選手が優勝争いを演じる愛媛で活躍し、ひと回りもふた回りも大きくなってF・マリノスに帰ってくることが今から楽しみで仕方ありません。
ひとまずは、木村選手の愛媛での奮闘ぶりをじっくり見守りたいと思います。
愛媛FCサポーターの皆様、木村卓斗をどうぞよろしくお願いいたします。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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