先日の横浜ダービーに続き、もう一つのダービー・湘南との神奈川ダービーがレモンガススタジアム平塚で雨の中おこなわれた。結果は1-1のドローで、F・マリノスは勝点1を積み上げるにとどまった。ここでは、2023年4月15日（土）の湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスの試合を記していきます。
目次
F・マリノスのスタメン
F・マリノスのスタメンは横浜FCから変更なし。右SBには、前節質の高いパフォーマンスでチームの勝利に貢献した山根選手が再び起用。
トップ下には、本来の調子を取り戻し前節ゴールを挙げたマルコス選手が、横浜FC戦に次いで名を連ねる。そして、サブメンバーには体調不良明けの西村選手が、セレッソ戦以来2試合ぶりに帰ってきた。
CFには、1点差で得点ランキング1位の町野選手を追うアンデルソン ロペス選手。前節に次いで複数ゴールを挙げ、町野選手を抜いて得点ランキングトップを狙う。
【前半】お互いに決定機をモノにできず
前半は、試合の入りも含めて概ねベルマーレペースで進んでいく。その中でも、F・マリノスは何度が決定機を演出するも中々ゴールに結びつけられない。
7分、喜田選手からのクロスをダイレクトで右足を振り抜いたマルコス選手のシュートは惜しくもクロスバー。
18分には、水沼選手の狙い済ましたシュートが再びクロスバー左上を叩くと、続く31分、水沼選手のノールックシュートは今度はポストに嫌われる。
38分、マルコス選手からのワンツーを受けたアンデルソン ロペス選手が相手GKと1対1になるも、GKソン選手の好セーブに阻まれてまたも得点を挙げることができない。
40分には、一森選手からのパントキックに反応したエウベル選手が相手ディフェンスラインの背後に抜け出し決定機を迎えるが、またもGKソン選手の好セーブによってネットを揺らすことができない。
【後半】先制するも追いつかれる
後半は、前半途中から本来のペースを取り戻したF・マリノスの流れで試合が進行される。
51分、マルコス選手のパスに走り込んできた渡辺選手がダイレクトシュートするも相手GKがセーブ。その後のエウベル選手のシュートもGK正面でゴールならず。
57分 F・マリノス選手交代
マルコス ジュニオール選手→西村選手
65分 アンデルソン ロペス選手Gooooooooal！
65分、相手のバックパスをカットした水沼選手がゴール前のアンデルソン ロペス選手にスルーパス。
アンデルソン ロペス選手は迷うことなく右足を振り抜き、ゴール左隅に叩き込んでF・マリノスに待望の先制点が生まれる。
2試合連続ゴールを挙げたアンデルソン ロペス選手は、これで町野選手らと並んで5ゴールとなって得点ランキングトップに躍り出る。
71分 F・マリノス選手交代
水沼選手→井上選手、エウベル選手→ヤン マテウス選手
81分 ベルマーレGoal
左からのクロスに反応した鈴木選手のシュートはF・マリノスゴールのネットを揺らすも一瞬オフサイドかと思われたが、VAR判定によりベルマーレのゴールとなり再び振り出しに戻る。
87分 F・マリノス選手交代
渡辺選手→藤田選手、山根選手→上嶋選手
その後、息を吹き返したベルマーレに決定機を与えるが、アディショナルタイム6分を経てお互いにゴールが生まれず、試合は1-1のまま終了して勝点1を分け合った。
悔やまれる決定機
何度も決定機を迎えながらゴールを挙げることができないF・マリノスにとって、この試合は悔しい結果となった。
前半の出だしは、高い位置でボールを奪おうとしたり、F・マリノスのパスの出どころをふさごうとしたりするベルマーレが優位にゲームを進めた。
それに対し、F・マリノスは丹念にパスの出どころを探りながらボールを回し、中盤を経由して一旦前線にパスが通れば、一気呵成に攻め上がることで決定機を得ようと試みる。
後半になると、悪天候の影響なのか疲れによるモノなのか、徐々にベルマーレのポジションどりがズレ出して、F・マリノスに待望の先制点が生まれる。
一方、ベルマーレは不利な流れを打開するため65分と71分に選手を入れ替え、そのことが功を奏して同点ゴールを挙げる。
試合内容はどちらかと言えば互角に近かったとは言え、前半の多くの決定機をモノにすることができなかったり、後半流れを掴みながらも失点してしまったF・マリノスにとって、勝点3を上げられなかったこの試合は悔いの残る一戦となった。
次節は、ルヴァンカップ第4節を挟んで首位のアウェイ・ヴィッセル戦が控える。その次には、現在2位と好調のグランパスとホームで対戦だ。
いずれも失点3とF・マリノスの失点8を上回るクラブとの対戦だけに、相手に先制点を与えることなくいかに少ないチャンスを活かして得点することが求められる。
今後上位に食い込むためにも、是が非でもこれらのチームに連勝してF・マリノスの本来の力を存分に示したいところだ。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます
コメント