次は、前節札幌とは真逆な「堅守」を身上とする福岡との対戦。
今季ホームの試合では、紺野選手の1発に泣き悔しい敗戦を喫しています。
その紺野選手は、前節町田戦を欠場していることから体調は万全なはず。
同じ轍を踏まないためにも、次の試合では紺野選手を封じ込め、勝点3を横浜に持ち帰ることは必至です。
ここでは、2024年6月26日(水)にベスト電器スタジアムで行われるJ1第20節「アビスパ福岡vs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
今季福岡の戦いぶりは?
早いもので、長谷部監督に替わってから5年目を迎える福岡。
ここ数年ではすっかりJ1に定着していて、堅守を武器に安定的な戦いぶりを示しています。
今季、最初の10試合は2勝6分2敗と勝ち切れないゲームが続きましたが、直近4試合は下位クラブ対戦中心とは言え3勝1分と負けがありません。
中でも、前節は好調町田と対戦するも大いに検討。
どちらもリアクションサッカーを身上とするクラブだけに白熱度は薄かったのですが、福岡は首位相手に一歩も譲らず0-0で引き分けています。
前節終了時点での順位は7勝8分4敗・勝点29で8位に位置し、首位町田とは10ポイント差で、F・マリノスとの差は3ポイントとなっています。
1試合平均ボール支配率は、41.4%でリーグ中最下位。
1試合平均得点数も1.0点・17位と上位チームにしてはとびきり少ないのが特徴です。
一方、1試合平均失点数は0.9点・17位と守備の堅さがデータにも表れていて、クリーンシート数9は町田を上回りリーグトップとなっています。
チーム内得点ランキングは、今季加入のザハディ選手が6ゴールでトップ。
紺野選手4ゴール、ウェリントン選手・佐藤選手がそれぞれ2ゴールで続いています。
過去5試合の対戦成績は?
直近5試合対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2024.03.01 | 横浜vs福岡 | 0-1 | ● | |
2023.10.28 | 福岡vs横浜 | 0-4 | ○ | ロペス②、植中、宮市 |
2023.05.28 | 横浜vs福岡 | 2-0 | ○ | ロペス② |
2022.09.10 | 横浜vs福岡 | 1-0 | ○ | ロペス |
2022.05.21 | 福岡vs横浜 | 1-0 | ● |
直近5試合の直接対決では、F・マリノスが3勝2敗で福岡に勝ち越しています。
今季ホームでの戦いは、F・マリノスが圧倒的に攻めるもゴールが割れず、後半福岡の1点に泣き0-1で敗戦。
ホームで初めて福岡に勝点3を献上してしまいました。
直近5試合アウェイ対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.10.28 | 福岡vs横浜 | 0-4 | ○ | ロペス②、植中、宮市 |
2022.05.21 | 福岡vs横浜 | 1-0 | ● | |
2021.03.10 | 福岡vs横浜 | 1-3 | ○ | マルコス、小池龍、前田 |
2016.03.05 | 福岡vs横浜 | 1-1 | △ | 中村 |
2011.09.10 | 福岡vs横浜 | 0-1 | ○ | アーリア |
直近5試合のアウェイの直接対決では、F・マリノスが3勝1分1敗で福岡に勝ち越しています。
昨季アウェイでの試合は、ロペス選手の2発の他、植中選手、宮市選手がゴールを奪って0-4で圧勝しています。
F・マリノスの戦い方は?
前節アウェイ札幌戦を0-1で制し、今季2度目の連勝を飾ったF・マリノス。
良い流れのまま福岡にも勝利し、今季初の3連勝を達成して一歩ずつ上位に食い込みたいですね。
前節ではエウベル選手が復帰したり、ヤン選手が好調ぶりを発揮したりするなど攻撃に厚みが増しています。
とは言え、次の福岡戦は10連戦中5試合目であり、しかも中2日でアウェイ2連戦と過酷な日程を乗り切らなければなりません。
確かに、前節札幌戦では、終盤に差し掛かるにつれ選手たちの表情や動きには疲れが見え隠れしていました。
とは言え、福岡には今季ホームで苦渋を舐めさせられいるため、再び敗れることは許されません。
F・マリノスにとって、厚い選手層を駆使していかにハードワークできるかが勝利の鍵となりそうです。
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