【横浜F・マリノス】2022年YBCルヴァンカップ総括〜来年はどう戦う!?

F・MARINOS

2022年9月25日(日)、YBCルヴァンカップ準決勝戦が開催され、セレッソ大阪が浦和レッズを、サンフレッチェ広島がアビスパ福岡をそれぞれ下して決勝進出を決めた。一方、我が横浜Fマリノスはプライムステージにおいてサンフレッチェ広島に連敗を喫し、その時点でルヴァンカップ敗退となった。ここでは、改めて今年のルヴァンカップを考察すると共に過去優勝した試合などを振り返る

マリノスはプライムステージ(準々決勝)からの出場

フリー画像から引用

マリノスはACLでの戦いがあるため、ルヴァンカップは準々決勝に相当する「プライムステージ」からの出場。

一方広島は、2月23日(水)から始まったグループステージを勝ち上がり、さらにプレーオフステージで札幌を下してプライムステージ出場権を得ていた。

【Pステージ第1戦】サンフレッチェ広島3-1横浜Fマリノス

2022年8月3日(水)、YBCルヴァンカップ・プライムステージ第1戦。

マリノスはアウェイ・エディオンスタジアム広島に乗り込みサンフレッチェと対戦したが、残念ながら1-3で敗れて第1戦を落とした。

プライムステージ第1戦得点シーン

・前半14分、右側を駆け上がる藤井にクロスに柏が右足で合わせて広島が先制。

・後半1分、今度はマリノス水沼の右側からのクロスをレオ・セアラが決めて1-1同点に。

・後半26分、右CKからの流れを荒木がヘッドで押し込み再び広島1点リード。

・後半93分、マリノスゴール前での塩谷のフリーキックが壁に当たり、跳ね返りを野津田がダイレクトで決めて広島2点リード。そのままタイムアップ。

マリノスは7月30日(土)の試合で鹿島を2-0で破り、その勢いのままアウェイの地・広島で勝利を収めるかに思えた。

しかし、途中マルコスが大迫と1体1になったり、A・ロペスのシュートが惜しくも枠の外に逸れるなど決定機を逃し、広島の頑なな壁を破壊することができず第1戦をものにすることができなかった。

ハイライト|ルヴァンカップ準々決勝第1戦|vsサンフレッチェ広島

【Pステージ第2戦】横浜Fマリノス1-2サンフレッチェ広島

プライムステージ第2戦は、2022年8月10日(水)にホーム・ニッパツ三ツ沢球技場にサンフレッチェを迎えて開催された。

結果は1-2で第1戦に引き続きマリノスは広島に敗れ、今年度のルヴァンカップ敗退が決まってしまった。

プライムステージ第2戦得点シーン

・前半8分、右サイドから徐々に切り込む森島のパスをゴール前の畠中がカットするも、ベン・カリファに奪い返されそのまま広島にゴールを許す。

・後半22分、左から切り込むマルコスがペナルティーエリア前の水沼にパスすると、水沼はボックス内のレオ・セアラにダイレクトパス。パスを受けたレオ・セアラが冷静にゴールを決める。

・後半37分、左サイド柏からのグランダークロスを右から走り込む野上が押し込み広島が2-1に。

マリノスは、角田が相手ゴール前での決定機阻止によりレッドカードで退場して数的不利になるなど、広島の早い攻守の切り替えに苦しみ、中々自分達のペースに持ち込むことができなかった。

結局、第2戦を1-2で敗れたことによりトータルスコア2-5となり、広島に準決勝勝ち上がりを決められてしまった。

ハイライト|ルヴァンカップ準々決勝 第2戦|vsサンフレッチェ広島

マリノスの優勝は2001年ナビスコカップ

ご存知の通り、当初ルヴァンカップは「ナビスコカップ」と言う名称だったが、ヤマザキのナビスコブランドライセンス終了により、2016年途中から大会名が「ルヴァンカップ」に変更。

マリノスは2001年のナビスコカップの決勝でジュビロ磐田と対戦。改修前の国立競技場で行われた。

試合はスコアレスドローでPK戦に突入するも、榎本達也の再三のスーパーセーブにより磐田を破って初のナビスコカップ王者を獲得した。

当時の監督はブラジル人のラザロニ。メンバーには、中村俊輔城彰二松田直樹ドゥトラほか、キック・オフ・マリノスでお馴染みの波戸康広など、錚々たるメンバーが名を連ねた。

なお、2018年の大会の決勝戦は埼玉スタジアム2002で開催され、マリノスは湘南ベルマーレと対戦したが1-3で敗れる結果となった。

【Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝ハイライト動画】磐田vs横浜FM

今後マリノスはどのような戦い方でカップ戦を制するのか

ここのところカップ戦制覇に縁の無いマリノス。今年についても、ルヴァンカップ・天皇杯・ACLそれぞれのカップ戦タイトルを逃した。

やはり、カップ戦と言えば一発勝負のため先制点が特に重要。先制点が獲れれば守りを固め、相手の出方次第でカウンターを狙うなど、先制点を獲得することにより試合が有利に進められる傾向にある。

そう言う意味では、今回決勝に進んだ広島・C大阪はそのような試合運びが上手なチームに当てはまると言えるだろう。

一方マリノスの場合、徹底的に試合を支配して攻撃的なサッカーを繰り広げるため、先制点を取れる可能性は充分あるが逆に失点を冒してしまうリスクも排除できない。

今年について言えば、カップ戦で敗れた試合はいずれも相手に先制点を許している。

今後マリノスはカップ戦を制するため、攻撃サッカーにさらに磨きをかけるか、新たに「カップ戦仕様」の戦い方を開拓するのか、マスカット監督の手腕に大注目だ。

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