2022年度シーズン、めざましい活躍を見せる横浜Fマリノスの西村拓真。先日の対福岡戦で負傷退場したものの、マリノスはその後の2連戦を1勝1分けで乗り切りました。とは言え、リーグ戦優勝という悲願を達成するには彼の復帰が待ち遠しいところ。当初、西村の怪我の具合は全治4〜6週間と伝えられていましたが、果たして早い復帰は叶うのでしょうか。
2015年ベガルタ仙台入団
それでは早速、簡単ではありますがこれまでの西村の経歴に触れておきましょう。
・2015年、富山第一高等学校卒業後、2015年ベガルタ仙台に入団。
・2015年、ベガルタ仙台においてリーグ戦での出場はなくルヴァンカップ1試合にとどまる。
・2016年、リーグ戦12試合に出場しプロ初ゴール獲得。ルヴァンカップ2試合出場。
・2017年、リーグ戦28試合に出場し2ゴール、3アシストを記録し、出場時間は昨年の286時間から1678時間へと飛躍。ルヴァンカップでは10試合に出場し2ゴールをマーク。
・2018年、リーグ戦24試合に出場し、これまでの生涯最高の11ゴールを獲得。ルヴァンカップ5試合に出場し2ゴールを記録。天皇杯1試合出場。
・2018〜2019シーズンでは海外でプレー。ロシアプレミアリーグ・CSKAモスクワへ完全移籍。出場389時間と限られていたものの、リーグ戦12試合に出場し2ゴールをマーク。UEFAチャンピオンズリーグにも僅かながら出場するが、あまり試合出場機会に恵まれず。
・2020年1月にポルトガル・ポルティモネンセSCへレンタル移籍。ただ、ポルティモネンセでもほぼ全試合でベンチ外。
・2020年3月24日、ベガルタ仙台移籍公式発表。
2018年、ベガルタ仙台で徐々に実績を残し海外移籍を果たすも、あまり出場機会に恵まなかったため思うような結果が得られず、2020年には再びベガルタ仙台に戻る形となった。
・2020年、リーグ戦20試合出場し3ゴール獲得。ルヴァンカップ1試合出場。
・2021年、リーグ戦32試合出場し6ゴール獲得。ルヴァンカップ2試合・天皇杯1試合出場。
2020年ベガルタ仙台復帰後は、西村はチームになくてはならない存在に。2021年にはリーグ戦これまで最多の32試合に出場。リーグ戦出場時間2154時間も自己最多。
しかしながら西村の活躍も虚しく、2021年シーズンではベガルタ仙台はリーグ19位に終わりJ2に降格してしまう。
2022年シーズンに横浜Fマリノスに完全移籍
西村がマリノスへの完全移籍が発表されたのが2021年12月17日。
さまざまなクラブが西村にオファーを出す中、横浜Fマリノスが獲得しました。
2022年、リーグ戦22試合出場し9ゴール1アシストをマーク。ほか、ルヴァンカップ1試合出場、天皇杯2試合1ゴール、AFCチャンピオンズリーグ7試合2ゴールをマーク。
当初は、スコットランド・セルティックFCに移籍した前田大然の後の左フォーワードの位置をつとめるものと思われていましたが、マスカット監督の采配によりトップ下に配置。水を得た魚のように持ち前の運動量を存分に活かして、今季ではチーム勝利のためには欠かせない選手の一人となりました。
また、マリノスでの活躍が認められ、国内組だけで構成されたE-1選手権に出場。3試合に出場し2ゴールを獲得しました。
大怪我したものの順調な回復力を見せている
ご承知の通り、2022年9月10日、日産スタジアムで開催されたJリーグ対福岡戦において、相手選手のアタックにより前半24分に無念の負傷退場を負ってしまいます。
2022年9月13日のチームからの発表では、西村の怪我は左足関節外側靱帯損傷により全治4〜6週間と伝えられていました。しかし、その後ニュースなどで練習場を走る西村の様子が報道されるなど、奇跡的な回復力を見せているようです。
西村にはピッチで躍動する姿が似合う
福岡戦での負傷後、練習場を西村が走る様子が報道された際には、ツイッター上ではマリノスサポーターが歓喜に沸いたのは言うまでもありません。当初全治4〜6週間と発表されていたため、今期絶望と思われていたからです。
しかし、西村は想像以上の回復力を発揮し、信じられないスピードで今か今かと今期内復帰を狙っています。
西村の当面の課題は怪我の克服であることは言うまでもありません。そして、しっかり回復した後には念願のシャーレ獲得。さらには、一度悔しい思いをした海外復帰リベンジまで視野に入れているかもしれません。
これまでも、そしてこれからも横浜Fマリノスの西村拓真から目が離せません。
追伸(2022年10月2日)
9月13日に全治4~6週間の怪我と発表されたが、西村は驚異的な回復力により10月1日の名古屋グランパス戦の控えに名を連ねた。そして、なんとその試合の後半16分に途中出場しました。
恐るべし西村拓真!
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