これぞルヴァンカップ!これまであまり出番に恵まれない選手たちが持てる力を存分に発揮し、F・マリノスがルヴァンカップ3連勝を飾りました。ここでは、2023年4月5日(水)にニッパツ三ツ沢球技場でおこなわれたルヴァンカップ第3節「横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌戦」を記します。
目次
完全ターンオーバー実施
第2節までのルヴァンカップ・スタメンは、リーグ戦に出場する選手をベースにマスカット監督が起用していました。
しかし、試合日程が立て込んでいることもあってか、3戦目でついに完全ターンオーバーを実施。
新戦力を一目見てみたいサポーターにとって(私もその中の1人)、ワクワクのメンバーが名を連ねることとなりました。
GKには我らが飯倉選手が久々のスタメン入り。右SBには、大学時代途中までこのポジションを務めた木村選手が初のメンバー入りを果たします。
ダブルボランチには、今年から再導入のU-21出場施策に該当する藤田選手と山根選手が。
また、前節ゴールをマークした吉尾選手が、マルコス選手と並んでツートップの一角に入りました。(現地では4-4-2のようなフォーメーションに見えたのですが、果たしていかがでしたでしょうか)
今シーズンラインメール青森から復帰の榊原選手や、関東学院大学から加入の村上選手もサブメンバー入りし、今節での出場機会をうかがいます。
【前半】先制点を奪われるもすぐさま逆転
比較的風が強いピッチに、キックオフのホイッスルが鳴り響くと同時に、これまであまりスタメンとして起用されることがなかった選手たちが躍動。自らの力を示そうとする想いがヒシヒシと感じられました。
前半6分 コンサドーレGoal
入りこそ悪くはなかったものの、ターンオーバーに有り勝ちなちょっとした連携ミスでコンサドーレに先制点を与えてしまいます。
10分 マルコス ジュニオール選手Gooooooooal!
ヤン マテウス選手の左からのクロスをマルコス選手絶妙のトラップ。そして、右足を振り抜くと相手ディフェンダーにボールが当たってネットが揺れます。
一見オウンゴールかと思われましたが、マルコス選手のゴールと判定され、F・マリノスがすかさず同点に追いつきます。
その瞬間思わず両手を高々と上げてガッツポーズするとともに、その後の生かめはめ波を久しぶりに目の当たりにした時には感動しました!
26分 F・マリノスGooooooooal!
F・マリノスの前線からのプレスにたまらずバックパスしたボールは、GKの手の届かないところに転がりコンサドーレがオウンゴール。F・マリノスが前半のうちに逆転に成功します。
【後半】必死のせめぎ合い
後半もお互いの選手が運動量を駆使して相手ゴールに攻め合います。しかし、惜しいシーンを迎えるもののあと一歩のところでゴールネットが揺らせません。
62分 F・マリノス選手交代
小池裕太選手→永戸選手、角田選手→エドゥアルド選手
71分 F・マリノス選手交代
木村選手→榊原選手、マルコス選手→村上選手
木村選手の右SBに山根選手が入り、山根選手のボランチの位置に榊原選手が入ります。
76分 F・マリノス選手交代
井上選手→エウベル選手
試合はそのまま終了となり、F・マリノスがマルコス選手のゴールと相手のオウンゴールにより2-1で勝利を収めました。
新鮮味あふれる見応えある試合
この試合では、新しくF・マリノスに加入したり、復帰したりした選手の初々しい姿が見られたのがとても印象的でした。
まさに、これこそが「待ち望んでいたルヴァンカップそのもの」という感じです。
尚且つ、勝利をものにすることができたことも、F・マリノス戦力の底上げに大きく貢献できたことは間違いありません。
今回出場した1人でも多くの選手が、再びリーグ戦にも名を連ねることを心から期待します。
MVPはマルコス選手とマテウス選手
試合後のMVPには、同点のゴールを挙げたマルコス選手と、それをアシストしたマテウス選手の両名が選ばれました。
とにかく、マルコス選手は久しぶりゴールによるお立ち台、マテウス選手は初のお立ち台(?)ということで、とても嬉しそうにインタビューに答えていた表情が印象的でした。
ダービーに弾みのつく大きな1勝!
さあ、次の土曜日には正真正銘のダービー「横浜F・マリノスvs横浜FC戦」が日産スタジアムで開催されます。
前節、アウェイ・セレッソ戦でまたも苦渋を舐めさせられたF・マリノスにとって、このルヴァンカップでの勝利は、嫌な雰囲気を一掃する大きなきっかけとなりました。
ぜひこの勝利を糧としてルヴァンカップGS突破を実現するとともに、ダービーにも勝利してリーグ戦上位を目指すことを大いに期待します。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます
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