横浜F・マリノスから期限付き移籍中の平井駿助選手が所属する「レイラック滋賀」が熱い。第6節では首位になったものの、直近の4試合勝利できず13節終了時点で3位に後退。まさしく今がJ昇格に向け踏ん張りどきだ。ここでは滋賀からJ昇格を目指すレイラック滋賀の活躍ぶりを紹介します。レイラック滋賀とレイラック滋賀のサポーターに届け!
MIOからレイラックへ
2012年、「MIOびわこ草津」を改称してJリーグ昇格を目指してきた「MIOびわこ滋賀」。2018年にはこれまでで最高のJFL7位まで順位を押し上げた。
しかしながら、2022年には12連敗を喫するなどして、クラブ史上ワーストとなる最下位でシーズンを終了。
2023年、新たなる決意のもとチーム名を「レイラック滋賀」に改称。昨年の悔しさをバネにゼロからスタートを切ることとし、再びJリーグ昇格に向けて全力を尽くす姿勢を示した。
「レイラック」とは、スペイン語で王を意味する「レイ」と、フランス語で湖を意味する「ラック」を合わせたもの。
さらに、滋賀県のシンボルである琵琶湖(レイク)に宿るパワーで幸運(ラック)を掴み取ると言う意味も込められているとのこと。
果たして、2023年シーズンは勝利を掴むことができているのか。
レイラック滋賀の戦いぶり
開幕戦のアウェイ・ヴェルスパ大分戦を0-1で勝利すると、その後もレイラックは順調に白星を重ねた。
そして、第6節ホーム・沖縄SV戦に3-0で快勝したことで4勝1分1敗とし、ついに念願の首位の座を射止める。
さらに、天皇杯1回戦は、J3リーグに所属するアスルクラロ沼津を2-1で撃破。続く2回戦では、J1のアルビレックス新潟に0-1で惜しくも敗れはしたものの、自らの存在感を十分アピールすることができた。
しかしながら、最近のリーグ戦4試合は勝利から遠ざかってしまい、13節終了時点で順位を3位まで下げている。
とは言え、これら4試合中3試合は十分勝利することが可能だったため、レイラックとしては悔いが残る結果となった。
第10節アウェイ・ミネベアミツミFC戦は後半途中まで1-2でリードするも、82分にゴールを奪われ2-2の同点。
続く第11節ホーム・FCマルヤス岡崎に1-5で大敗するが、第12節アウェイでFCティアモ枚方に1-2で勝ち越すも、第10節同様78分にゴールされ2-2で引き分け、再び詰めの甘さを露呈する。
第12節ホーム・ヴィアンティン三重との戦いでは、三重のシュート数5本に対してレイラックは10本ものシュートを放つも決定力に欠け、0-0でまたもや引き分けることに。
これらの結果を前向きに捉えるのなら、詰めの甘さと決定力不足という新たな課題が見つかったと言えるのではないだろうか。
平井駿助選手が活躍中
2023シーズンより、横浜F・マリノスからDF平井駿助選手が期限付き移籍している。
2022年に所属したJ3ラインメール青森ではサブに甘んじることが多くあったが、レイラック移籍後はこれまでレギュラーとして活躍中だ。
昨年度は総失点数57でリーグ最下位だったが、今年度は今のところ15失点(リーグ8位)に抑えてチームの失点数減少に貢献。
また、ディフェンダーでありながら、FW安羅修雅(あら しゅうが)選手と共にこれまで3得点をマークし、チームの得点源としても存在感を示している。
J昇格に向け今が踏ん張りどころだ
今年度から改称してJリーグ昇格を目指すレイラック滋賀。
一時は、昨年の最下位から首位の座に上り詰めたものの、ここ4試合勝利から遠ざかり5勝5分2敗・勝点20で3位に後退している。
しかしながら、これまで得点数17でリーグ4位(昨年21得点・最下位)、失点数15でリーグ8位(昨年57失点・最下位)と大きく改善。これまでの戦い振りを冷静に分析して、修正を加えられれば更なるステップアップは十分期待できる。
まさに、レイラック滋賀にとって、今がJ昇格に向けた踏ん張りどころだ。サポーターと一丸となって長いシーズン戦えれば、夢を現実にすることは決して難しくはないだろう。
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