先日サガン鳥栖に勝利して暫定2位に位置するF・マリノス。次節は、全員攻撃全員守備を掲げるサンガとの対戦を迎える。F・マリノスと共通するスタイルを持ち、ましてや格下でも相手であることから、総合力で勝るF・マリノスなら是が非でも勝利して勝点を取りこぼしたくはない。ここでは、2023年5月7日(日)に日産スタジアムで行われるJ1第12節「横浜F・マリノスvs京都サンガF.C.戦」のプレビューを記す。
目次
今季サンガの戦いぶりは?
サンガと言えば、曺貴裁監督がチームに浸透させた全員攻撃全員守備によるアグレッシブなサッカースタイルが魅力だ。
1点取っても引くことがなく、さらに2点3点と追い求めていくスタイルは、F・マリノスと共通する部分がある。
リーグ戦では、初戦のアントラーズ戦、第2節のグランパス戦こそ無得点でつまずいたものの、続くFC東京戦・ベルマーレ戦・横浜FC戦では、いずれも複数得点で勝利して3連勝達成。
しかし、それ以降はガンバに2-1で勝利したのみで、トータル4勝1分6敗・勝点13・得点14失点15得失点-1で12位にとどまる。
いわゆる、アントラーズ・グランパス・ヴィッセル・フロンターレといった、サンガより格上チーム相手には自慢の攻撃力が封じらてしまい、いずれも無得点で敗れている。
得点は、FWパトリック選手が4得点で最も多く、FW木下選手とFW豊川選手がそれぞれ3得点でパトリック選手に続いていて、FW陣が満遍なく得点できている印象だ。
一方、ルヴァンカップでは第1節と第2節を落としたものの、第3節セレッソ戦を4-0、第4節セレッソ戦を0-2で勝利。トップのガンバとは勝点差1で3位につけていて、GS突破の可能性を残している。
Fマリノスのサンガとの相性は?
2022年以降、サンガはJ1リーグから11シーズン離れているためあまり参考にはならないかもしれないが、ひとまず過去6試合のF・マリノスとサンガとの対戦成績を記しておく。
直近6試合の直接対戦成績(4勝1分1敗)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
2022.09.14 | 京都サンガF.C.vs横浜F・マリノス | 1-2 | ◯ |
2022.05.25 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 2-0 | ◯ |
2010.08.21 | 京都サンガF.C.vs横浜F・マリノス | 1-2 | ◯ |
2010.05.15 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 2-2 | △ |
2009.08.01 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 3-0 | ◯ |
2009.05.05 | 京都サンガF.C.vs横浜F・マリノス | 2-0 | ● |
直近6試合では、F・マリノスが4勝1分1敗でサンガを圧倒。昨年もF・マリノスが2連勝している。
中でも、ホーム三ツ沢の試合ではF・マリノスは合計23本のシュートを放ち、小池龍太選手が右足でゴールに突き刺したり、松原選手のミドルも飛び出したりして2-0で勝利。
また、アウェイ戦では、永戸選手のFKをエドゥアルド選手が頭で押し込んで先制。後半には、エウベル選手のおしゃれなループで追加点を挙げ、1-2でサンガを退けている。
直近6試合のホーム対戦成績(4勝1分1敗)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
2022.05.25 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 2-0 | ◯ |
2010.05.15 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 2-2 | △ |
2009.08.01 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 3-0 | ◯ |
2008.11.08 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 1-3 | ● |
2006.08.27 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 4-1 | ◯ |
2003.07.12 | 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C. | 2-1 | ◯ |
ホームでの戦いにフォーカスしてみても4勝1分1敗でF・マリノスの優位は揺るがない。そして、いずれも複数得点により勝利を収めている。
出鼻くじき複数得点勝利を目指す!
サンガのサッカースタイルからすれば、先日のサガン同様、たとえF・マリノス相手でも引いて守る戦術を選択することは考えられない。(やはり、サッカーは真っ向勝負が面白い)
ガチンコ勝負なら、F・マリノスの望むところ!得点力・守備力とも勝るF・マリノスが、サンガから複数得点をあげ圧倒して勝利することを期待する。
しかしながら、相手に先制点を与えて優位にプレーさせることはできることなら避けたいところ。中でも、チーム内得点トップのパトリック選手の決定力には要警戒だ。
また、両サイドの空いたスペースを狙われることも確実なので、その辺りは確実にケアしながら相手にチャンスを作らせないようにしたい。
両チームとも中3日の厳しい条件は同じであり、むしろホームで戦えることを好材料とし、マスカット監督が上手に選手を入れ替え、出場するすべての選手が高いパフォーマンスでプレーできれば自ずと勝点3を手にできるだろう。
当日は多くのちびっ子たちの参戦が予想されるので、それら子供達が勝利をお土産に帰路につければ最高だ。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。勝点を落とせない、いわゆる格下相手の試合が続きます。サガン戦に続きサンガ戦も勝利を願いサポートしましょう。
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