J1参入プレーオフ1回戦を突破し、J1返り咲きを狙うモンテディオ山形。このチームには、かつてマリノスに所属し、今ではモンテディオで背番号「10」を背負う山田康太と言う最高のマリノスファミリーの一人がいる。ここでは、山田康太のこれまでの道のりを総括するとともに、再びJ1の舞台で輝いてもらいたい想いを綴っていきます。ぜひ、最後までお読みください。
目次
これまで山田康太が歩んだ道のりとは?
2018年 横浜F・マリノス入団
山田康太がJ1のピッチにデビューしたのは、横浜F・マリノスのトップチームに2種登録選手登録された、高校3年生の2017年5月3日YBCルヴァンカップアウェイ甲府戦。後半7分、扇原貴宏に代わりピッチに登場した。
この年、山田康太はこの試合を含むYBCルヴァンカップ2試合と天皇杯1試合に出場。翌年の2018年にトップチーム昇格を果たした。
マリノスで最初に付けた背番号は「38」。プロとしての公式戦初出場は、3月14日のYBCルヴァンカップ。
続く4月28日の鹿島アントラーズ戦でスターティングメンバー入りし、右SBとしてリーグ戦初出場にもかかわらずフル出場を果たした。
ちなみにこの試合は、遠藤渓太、天野純、中町公祐の3ゴールが飛び出して3-0でアントラーズに勝利している。
Jリーグでの初ゴールは、2018年7月22日のFC東京戦。左足でトラップしたボールを、右足を振り抜きゴールネットを揺らした。
出場 | 試合数 | ゴール数 |
J1リーグ | 8 | 1 |
YBCルヴァンカップ | 7 | 0 |
天皇杯 | 0 | 0 |
2019年8月 名古屋グランパス期限付き移籍
2019年シーズンは、マリノスでは1試合のみの出場にとどまり、その年の8月、シーズン途中ではあったが名古屋グランパスへの期限付き移籍が発表された。
しかし、グランパスではリーグ戦・YBCルヴァンカップ・天皇杯といった公式戦には一切出場することがなく、山田康太にとって苦しい日々を過ごすことに。
出場 | 試合数 | ゴール数 |
J1リーグ | 1(マリノス) | 0 |
YBCルヴァンカップ | 0 | 0 |
天皇杯 | 0 | 0 |
2020年 水戸ホーリーホック期限付き移籍
2020年シーズン、J2水戸ホーリーホックに期限付き移籍。すると、まるでグランパス時代の鬱憤を晴らすかのようにリーグ戦35試合に出場。
その内スタメンは23試合でまさにチームの主力として活躍し、トータル3ゴールをマークした。
出場 | 試合数 | ゴール数 |
J2リーグ | 35 | 3 |
YBCルヴァンカップ | 0 | 0 |
天皇杯 | 0 | 0 |
2021年 モンテディオ山形期限付き移籍
翌年の2021年には、同じJ2リーグに所属するモンテディオ山形に期限付き移籍。
ホーリーホックでの活躍が認められたこともあり、モンテディオではレギュラーとして大活躍。リーグ戦42試合(内スタメン41試合)に出場し、これまで年間最多の8ゴールをマークした。
出場 | 試合数 | ゴール数 |
J2リーグ | 42 | 8 |
YBCルヴァンカップ | 0 | 0 |
天皇杯 | 1 | 0 |
2022年 モンテディオ山形完全移籍
2022年、山田康太は大きな決断をする。
小中高と10年以上過ごしてきた横浜F・マリノスに別れを告げ、昨年期限付き移籍したモンテディオ山形への完全移籍だ。
その背景には、「山形でプレーしたい」と思わせるようなさまざまな出来事があったのだろう。
その一つに、全力でプレーしながらもモンテディオのJ1昇格を果たせなかったことは、山田康太にとってとても悔しい出来事であり、責任感の強い彼なら、もう山形で1度プレーしたいと思ったとしても決して不思議ではない。
また、マリノス在籍時にヘッドコーチと選手という関係だったピーター・クラモフスキーとの再会も、モンテディオ完全移籍を後押ししたに違いない。
2021年開幕はボランチでスタートしたが、前監督の石丸氏が途中解任され5月にクラモフスキー氏が監督に就任すると、トップ下で使われることが多くなった。
これにより、山田康太は「水を得た魚」の如く躍動し始め、それまで13試合ノーゴールだったのが、ポジションの変更をきっかけに28試合で8ゴールをマークし、チーム勝利に大きく貢献し出したのだ。
2022年は35試合(先発27試合)に出場し、5ゴール・4アシストをマーク。先のJ1参入プレーオフ1回戦・ファジアーノ岡山戦にも先発出場を果たしている。
出場 | 試合数 | ゴール数 |
J2リーグ | 35 | 5 |
YBCルヴァンカップ | 0 | 0 |
天皇杯 | 0 | 0 |
次戦で対戦するロアッソとモンテディオの相性は?
過去5試合の直接対決
日時 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
2022/07/10 | モンテディオ山形vsロアッソ熊本 | 0-1 | ● |
2022/02/27 | ロアッソ熊本vsモンテディオ山形 | 0-3 | ○ |
2018/09/01 | モンテディオ山形vsロアッソ熊本 | 2-1 | ○ |
2018/03/11 | ロアッソ熊本vsモンテディオ山形 | 1-2 | ○ |
2017/09/24 | モンテディオ山形vsロアッソ熊本 | 0-1 | ● |
J1・16位との対戦権をかけて、2022年11月13日(日)におこなわれる「J1参入プレーオフ2回戦・ロアッソ熊本戦」について見ていきたい。
直近5試合の直接対決では、3勝2敗でモンテディオが勝ち越している。得点7・失点4・得失点+3でこちらもロアッソを上回る。
さらに、先日J1参入プレーオフ1回戦で、今季モンテディオが2敗しているリーグ3位のファジアーノ岡山を、アウェイの地でありながらも0-3で撃破したことは大きな驚きであった。
まさに、短期決戦の恐ろしさを物語っているといっても過言ではない。
次もモンテディオにとってアウェイという不利な立場ではあるが、ロアッソがモンテディオの勢いを止めることは決して容易ではないだろう。
何故なら、この試合、モンテディオには「勝利」という明確な目標があるからだ。
もし、ロアッソが引き分けでも良いという甘い考えが少しでも生じるなら、モンテディオがそこに付け入り大勝する可能性は大いにあると言えるだろう。
J1のピッチで対戦できることを待ち望んでいるぞ!
モンテディオへの完全移籍を決断した山田康太ではあるが、移籍の際にはマリノスへのリスペクトの気持ちを言葉にしてマリノスサポーターにメッセージを送っている。
我々マリノスサポーターも、彼がモンテディオに完全移籍したとは言え、彼を応戦する気持ちが冷めたりすることはない。
むしろ、いっ時でも早くJ1の舞台に返り咲き、マリノスと対戦できる日を夢見ている。そして、まさにその事が来シーズン実現しようとしているのだ。
そのためには次のロアッソ戦に勝利し、J1チームとの入れ替え戦に勝たないことには始まらない。
マリノスという特別なクラブでで多くの日々を過ごしてきた山田康太なら、きっとそれを実現してくれるに違いない。
11月6日(日)追伸
J1昇格プレーオフ2回戦「ロアッソ熊本vsモンテディオ山形戦」は2-2の引き分け。
よって、レギュラーシーズンでモンテディオより順位が上回るロアッソが、J1・16位の京都サンガF.C.との入れ替え戦に参戦する事が決定しました。
個人的には、山田康太が所属するモンテディオ山形を応援していたため、とても残念で仕方ありません。
しかし、今回のモンテディオの躍進は賞賛に値するものであり、来年こそは念願のJ1昇格が果たせるものと信じております。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。山田康太の活躍を是非とも応援してください。
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