勝利すれば降格権脱出のきっかけを作れたにもかかわらず、何とも体たらくすぎる内容と結果でサポーターを失望させた。しかし、私たちは最後まで諦めることはない。なぜなら、マリノス無しでは充実した日常を過ごすことができないから。
中途半端なアタッキングフットボールは罪悪でしかない
アタッキングフットボールやるなら、もっと必死に走り続け、もっと激しくボール奪取を試み、もっと変幻自在に動き回れよ。
大島新監督がエウベル選手を先発に復帰させ、ブラジル人トリオを前線に配置し「攻撃的サッカー回帰」を目指した。
ところが、走攻守の全ての面で相手より劣るアタッキングフットボールなど「罪悪」に過ぎない。
中途半端では、相手に脅威を与えることなどできるはずもなく、むしろ格好の餌食となって勝点を蝕まれるだけである。
以前なら、西村拓真選手が常にピッチを駆け回り相手を翻弄。
永戸勝也選手や小池龍太選手が変幻自在な動きで攻撃参加し、要となる両ボランチは攻守に奔走した。
しかし、今では西村選手も、永戸選手も、小池選手もマリノスにはいない。
残念ながら、彼らと同等かそれ以上の動きを、在籍する選手たちが発揮しているとは到底思えない。
戦う姿勢を植え付けられるか
守備重視ではダメ、攻撃に重きを置いてもダメ。
どちらを取り組んでみてもダレ切っていて、このままでは今季のマリノスは八方塞がりだ。
勝利が欲しいのは選手たちも同じであり、「ダレ切った」という表現は言い過ぎかもしれない。
しかし、結果と内容が伴わないサッカーを見せ続けられている以上、そう感じられても仕方ない。
手詰りのため、後方でグルグルとボールを回し、挙げ句の果てにボールを奪われ、得点を許すシーンを何度見せられたことか。
怒りを通り越し、もはや諦めの境地に程近い。
この先もブレずに攻撃サッカーを続けるのであれば、監督自らが覚悟を決め、戦う姿勢をチームに植え付けるしか道はない。
フロントも大島氏を昇格させ、一旦舵を切った以上やり切るしかなく、もし、既存の選手でダメなら、新たに戦える選手たちを獲ってこい。
「やれることなら何でもやる」
行動を伴わない言葉だけの意気込みなど、もう散々聞き飽きた。
それでもサポーターは支え続ける
FC東京戦後のサポーターの反応は、人によってあまりにも対照的だった。
バックスタンド側では自らの鬱憤をはらすかのように、選手たちへ容赦無くブーイングを浴びせかけた。
中には、試合終了前にもかかわらず席を立つ人が少なくない。
一方、ゴール裏の一部ではブーイングが聞かれたものの、多くのコアなサポーターは選手に寄り添う姿勢をアピールした。
もはや、運命を共にする決意を固めたようだ。
そう、私たちにとってマリノスは生活の一部、いや、主流と言っても過言ではない。
そんな私たちの思いを汲み取るためにも、とにかく相手より走り、相手より一歩前に出で、相手より一つでも多くのシュートを放て。
次の湘南戦では、がむしゃらにピッチを駆け回る選手の姿に期待したい。

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