F・マリノスが負けた後のブログ作成はいつも憂鬱です。
しかし、昨日は過酷な状況下にもかかわらず、最後までF・マリノスらしさを貫き通すことができました。
残念ながら試合には敗れはしたものの、そんな選手たちを誇らしく思います。
ここでは、2024年9月13日(金)にニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1第30節「横浜F・マリノスvs京都サンガF.C.戦」観戦記を記します。
目次
F・マリノスのスタメン
先日のルヴァンカップアウェイ札幌戦から2名の変更にとどまりました。
CBには、上島選手に代わって畠中選手が出場。
エドゥアルド選手との鉄壁ディフェンスで、強力な京都の攻撃を阻みます。
また、ボランチの一角には山根選手に代わり喜田選手が先発起用され、渡辺選手との名コンビが復活です。
【前半】早々にアクシデント発生
風上みをエンドとして闘うF・マリノス。
追い風に乗って一気に京都ゴールに迫りたいところでした。
ところが、7分西村選手が相手選手へ足裏でアタックしたことで、一旦はイエローカードが提示されます。
ところが、VAR介入によりレッドカードに変更されて一発退場となってしまいました。
それでも、エウベル選手が中央に入るなどしてボールを繋いで応戦するF・マリノス。
いきなり数的不利を強いられましたが、これまでと同じく選手の表情にはやる気が存分にみなぎっていて、決して攻める姿勢を崩すことはありませんでした。
その後は、前半にもかかわらずオープンな展開が繰り広げられ、お互いが相手ゴールへと迫るスリリングな内容となりました。
すると、ヤン選手が惜しくもゴールできなかったその直後、一瞬の隙を突かれて京都に先制点を与えてしまいます。
23分 京都Goal(0-1)
川崎選手→Mトゥーリオ選手→R エリアス選手の見事なコンビーネーションから生まれたゴールでした。
敵ながら見事な崩しではありましたが、後ほど確認するとオフサイドにも見えますがいかがなものでしょうか。
38分 F・マリノスGoal!(1-1)
数的不利な状況下で得点を奪うには、やはりセットプレーが有効です。
38分、ヤン選手による右からのCKをニアで畠中選手がフリックすると、そのボールを相手選手がクリアしきれずオウンゴールを誘います。
その後もお互いに決定機を迎えますが、ゴールまで至らず1-1のまま前半を折り返すことに。
【後半】再びのアクセデントでプラン変更も
どちらとも後半最初からの交代はありません。
前半に同点に追いつけたことで攻勢を強めたいF・マリノスでしたが、相手のカウンターで得点を許してしまいます。
53分 京都Goal(1-2)
奪われてからのカウンターで、一気に裏に抜け出された原選手にスルーパスがつながります。
永戸選手とエドゥアルド選手が必死に戻るも、原選手の鋭い切り返しで交わされてゴール。
1-2と再びリードされる展開になってしまいました。
67分 エウベル→宮市、ヤン→井上
スピードあるドリブル突破で流れを引き寄せるため、宮市選手と井上選手をピッチに送り出します。
しかしながら、F・マリノスにまたのアクシデント発生。
交代したばかりの宮市選手でしたが、67分ドリブルからロペス選手にパスを供給したその直後、ピッチに倒れ込んでしばらく動けなくなってしまいました。
70分 宮市選手→天野選手
これにより、宮市選手は交代を余儀なくされて代わりに天野選手が出場。
81分 永戸選手→渡邊選手、渡辺選手→植中選手
ハッチンソン監督は、永戸選手に代わり渡邉選手、渡辺選手に代わり植中選手をピッチに送り込み、さらに攻撃のアクセルを踏み込もうと試みます。
それでも、京都は時間が進めにつれて細かくパスを繋いできたり、時計の針を進めようと時間稼ぎしたりしてF・マリノスに付け入る隙を与えません。
結局、最後まで決定的シーンには持ち込まずに1-2のまま試合終了。
残念ながらF・マリノスは3連勝を飾ることができませんでした。
最後まで戦い抜いた選手たちに拍手
西村選手の退場により1名少なくなったにもかかわらず、選手たちは一歩も引くことなく最後まで自分たちのスタイルを貫き通しましたね。
結果的には、それが仇となって失点を許すのですが、守って守ってカウンターを仕掛けるよりも、F・マリノスらしいサッカーで観るものを魅了し続けた選手たちを誇らしげに感じます。
試合には敗れたものの、十分次につながる内容だったと確信します。
試合後の渡辺選手のインタビューでも「引いて守ってというよりは、攻めた結果ああなってしまった。しょうがなくはないけど、ひとり少ないにもかかわらずある程度できたところはあるので、気持ちを落とし過ぎずに次につなげられたらいいのかなと思う」と語っています。
選手たちも内容には手応えを感じているようです。
宮市選手の怪我の状況は?
宮市選手がしばらくピッチに倒れ込んで立てなかった際には、競技場全体には不穏な空気が立ち込めました。
さらに、タンカで運ばれたことで、多くのサポーターにはあの忌まわしい過去が頭をよぎったに違いありません。
しかし、試合直後の舩木さんのXによる投稿によれば、ひざではなく右ふくらはぎの負傷とのこと。
これから過酷なスケジュールをこなす上で、一人の離脱者を出したくないF・マリノス。
試合後には自力で歩いたらしく、ひとまず最悪の事態は免れたようです。
まずは、今後の公式による検査結果発表に注目しましょう。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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