9月29日の神戸戦以来、約3週間のスパンを経て再開されるリーグ戦。
F・マリノスは現在2位でありながらも、神戸とは4ポイント差と開いてしまって後がありません。怪我人が続出してはいますが、次の札幌戦は是が非でも勝点3が必要です。
ここでは、2023年10月21日(土)に日産スタジアムで行われるJ1リーグ第30節「横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌戦」のプレビューを記します。
目次
F・マリノスが非常事態?!
負傷者多数でさすがのマスカット監督もお手上げ状態。
まさに、チーム総動員で残りのリーグ戦とACLを乗り切らなければなりません。
深刻なディフェンス陣
特に、ディフェンス陣の怪我の状況が深刻すぎてメンバーが整いません。
CBでは、角田選手が先日のレッズ戦で下顎骨骨折の重傷。全治期間こそ明らかにされてはいないものの、しばらくは欠場が続きそうです。
上島選手は右目下あたりを負傷し、以前別メニューで調整中とのこと。
エドゥアルド選手は練習には参加しているものの、直近の試合には間に合いそうもありません。
そして、ご存知の通り畠中選手が長期離脱中であることから、CBで実質的にプレー可能なのが實藤選手のみという有様です。
一方、SBでは加藤選手が全治5週間で今季絶望。小池裕太選手も長期離脱中です。
小池龍太選手が出場間近に迫ってはいますが、いきなり札幌戦には出場できないでしょう。
したがって、松原選手と永戸選手にかかる負担が底知れません。
比較的安泰な攻撃陣
攻撃陣では、ナム選手が直近の札幌戦の出場が難しいくらいでしょうか。
もちろん、ナム選手の欠場は痛手であることには変わりありません。
しかしながら、自慢の攻撃陣が比較的元気なのは、F・マリノスとしては大きな救いです。
最近の札幌の戦いぶりは?
ミシャ体制6年となる今シーズン。札幌は、第29節終了時点で8勝9分12敗・勝点33で14位となっています。
攻撃に磨きを掛けるべく広島から浅野雄也選手、神戸から小林祐希選手などを獲得。
最新のデータでは、得点数はF・マリノスの52点、神戸の51点に続きリーグ3位となる50点を獲得。
一方、失点数はG大阪、湘南と並んで53点とリーグワーストとなっています。
夏の移籍では、金子選手、西選手、中嶋選手などの主力級をレンタルにて放出。
特に、金子選手の移籍はチームの成績に大きく響いていると思われ、直近10試合では1勝3分10敗と大きく負け越しています。
一方、獲得はGK高木駿選手を大分から獲得するにとどまっていることから、夏の移籍での補強は十分とは言えないでしょう。
チーム内得点ランキングは、浅野選手が10得点でトップ。
続いて、金子選手が8得点で2位、スパチョーク選手が7得点で3位、小柏選手5得点、荒野選手3得点と続いています。
過去5試合の対戦成績は?
横浜F・マリノスと札幌との過去5試合のリーグ戦対戦成績を振り返ってみます。
特に、アウェイでの対戦では札幌に苦しめられている印象ですが、果たしてどうなっているでしょうか。
直近5試合対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.03.12 | 札幌vs横浜F・マリノス | 2-0 | ● | |
2022.09.18 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 0-0 | △ | |
2022.03.12 | 札幌vs横浜F・マリノス | 1-1 | △ | 實藤 |
2021.10.16 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 2-1 | ○ | 杉本、前田 |
2021.04.16 | 札幌vs横浜F・マリノス | 1-3 | ○ | オナイウ、前田、エウベル |
直近5試合のリーグ戦直接対決では、横浜F・マリノスが2勝2分1敗で札幌に勝ち越しています。
しかしながら、今年のアウェイ戦では相手のマンツーマンディフェンスに苦しめられ、持ち前の攻撃力が発揮できませんでした。
結局、前後半通してシュート数5本にとどまり、2-0でシャットアウト負けしてしまいました。
一方、2022年の札幌ドームにおける實藤選手の同点ゴールはあまりにも劇的で、今でも鮮明に記憶に残っています。
直近5試合ホーム対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2022.09.18 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 0-0 | △ | |
2021.10.16 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 2-1 | ○ | 杉本、前田 |
2020.08.26 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 4-1 | ○ | サントス②、畠中、仲川 |
2019.11.09 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 4-2 | ○ | エリキ②、仲川、マルコス |
2018.10.05 | 横浜F・マリノスvs札幌 | 2-1 | ○ | 仲川、ウーゴ |
直近5試合のリーグ戦ホームでの直接対決では、横浜F・マリノスが4勝1分で札幌を圧倒しています。
2022年の試合ではスコアレスドローではあったものの、それ以前はいずれも複数得点で札幌に勝利しています。
特に、2019年の三ツ沢での戦いでは、仲川選手がハーフウェイラインからドリブルを仕掛けて、相手をぶっちぎり挙げたゴールには度肝を抜かされました。
どうするF・マリノス!
先述したように、F・マリノスは緊急事態発令中です。とは言え、たとえ怪我人が何名出ようと試合は待ってはくれません。
果たして、次の札幌戦ではどのようなスタメンが組まれるのでしょうか。全く検討が付きませんが、ひとまず予想してみましょう。
GK 一森
DF 松原 實藤 喜田 永戸
MF 山根 渡辺 西村
FW ヤン ロペス エウベル
SUB 飯倉 村上 吉尾 水沼 植中 宮市 井上(杉本)
井上選手は最近メンバー入りしていませんが、彼の状態はどうなのでしょうか。
状況によっては、久しぶりに杉本選手が見られるかも知れませんね。
また、3バックの場合は3-4-3と仮定して
GK 一森
DF 松原 實藤 喜田
MF 山根 渡辺 西村 永戸
FW ヤン ロペス エウベル
SUB 飯倉 村上 吉尾 水沼 植中 宮市 井上(杉本)
としてみました。
いずれにしても、F・マリノスは札幌との戦いはホームでの相性は良く、直近5試合では負け知らずです。
怪我人が多いからと言って、選手たちはもちろんサポーターだって誰一人として優勝を諦めてはいません。
まずは、目の前の札幌戦に全力を傾けて勝点3を積み上げていきたいですね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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