蘇る「F・マリノスらしさ」でプレミア名門撃破!〜「横浜F・マリノスvsニューカッスル」観戦記

F・MARINOS

プレミアの強豪相手にもかかわらず、自分たちのサッカーを最後まで貫き価値ある勝利を掴んだ横浜F・マリノス。

今後の戦いを制する上で、大きな自信となったのは言うまでもありません。

さらに、期待のジャン選手がベールを脱いだり、満を持して畠中選手が帰ってきたり、F・マリノスにとって追い風となる出来事も。

ここでは、2024年8月3日(土)に国立競技場で行われた「横浜F・マリノスvsニューカッスル」観戦記を記します。

【前半】圧力を跳ね返し先制点GET

気になるF・マリノスのスタメンは以下の通り。

GK 飯倉

DF 榊原 ジャン エドゥアルド 加藤聖

MF 喜田 山根 エウベル

FW ヤン 西村 井上

新加入のジャン選手がエドゥアルド選手とコンビを組む形で、CBとしてF・マリノスデビューを飾りました。

6月12日の天皇杯2回戦以来メンバー入りした榊原選手は右SBで起用。

トップ下には、キューウェル監督時に何度か務めたことがあるエウベル選手が入ります。

そして、この夏F・マリノスに復帰した西村選手がCFとして登場し、持ち味を存分に発揮することが期待されます。

開始当初は相手の圧力に押される場面も

試合の入りは明らかにニューカッスルが優っていて、プレミアの名門らしく高い強度でF・マリノスゴールへと迫ります。

それでも、ハイラインの裏を突かれた際には、再三にわたり飯倉選手が抜群の判断力と勇気あるプレーでゴールマウスを死守。

さらには、新加入のジャン選手が高い身体能力を駆使して相手選手をゴールへと寄せ付けません。

一方、攻撃陣も守備陣に負けず劣らず果敢にチャレンジする姿が見られました。

ヤン選手が得意のドリブル駆使したり、井上選手が速いドリブルを仕掛けたりしてシュートまで持ち込むなど、F・マリノスらしい攻撃で観衆を沸かせます。

このように、相手の攻撃をしっかり受けとめ、カウンターを仕掛ける戦術に徹することで徐々に流れを引き寄せました。

すると、相手の攻撃を耐えて忍んだF・マリノスが最初のゴールをゲットします。

34分 エウベル選手Goal!

最後列のジャン選手からのパスを、中央の西村選手が右サイドをかけ上げる榊原選手にダイレクトではたきます。

すると、相手スペース深くまで侵入した榊原選手が絶妙な折り返しを展開。

ゴール前にポッカリ空いたスペースにエウベル選手が入り込むと、落ち着いてダイレクトで流し込みF・マリノスが先制点をもたらします。

このゴールまでの一連の流れは、まさに昨年までの「強いF・マリノス」を彷彿させましたね。

特に、西村選手の動きは見事で、榊原選手への正確なダイレクトパスをはじめ、その後ゴール前に迫り4人の相手ディフェンス陣を引き連れたことで、ゴール前に大きなスペースが生まれることとなります。

これにより、エウベル選手がプレッシャーを受けることなく確実にシュートできました。

もちろん、榊原選手の機転が利いた正確な折り返しも、その一端を担っているのは言うまでもありません。

ジャン→西村→榊原→エウベルによる見事な連携から成し遂げた「F・マリノスらしいゴール」の完成です。

【後半】前半の勢いのまま追加点

試合前の明言通り、ハッチンソン監督は全ての選手を入れ替えて後半戦に臨みます。

後半メンバーは以下の通り

GK ポープ

DF 松原 上島 畠中 小池裕

MF 山村 渡辺 天野

FW 水沼 村上 宮市

畠中選手が待望の復帰を果たしました。

実践慣れには今しばらく時間がかかるかもしれませんが、ひとまずピッチに立てたことはF・マリノスにとってとてつもなく大きな朗報。

さらに、ジャン選手が加わったことで、今後CB陣の激しいポジション争いが繰り広げられそうです。

ロペス選手と植中選手不在のCFには、村上選手が本来のポジションで起用されました。

前半の勢いを継続

前半途中からの勢いそのままに、後半最初からもF・マリノスが試合の流れを掴んで離しません。

特に、宮市選手は前線から激しいプレスで相手を押し込んだり、村上選手が右足を振り抜いたりして

積極果敢に相手ゴールを脅かします。

そして、強豪を苦しめるF・マリノスが後半早々に得点を重ねます。

51分 天野選手Goal!

宮市選手とのコンビネーションでタッチライン際まで駆け上がる小池裕選手。

相手との競り合いからボールを奪い、中央の天野選手に優しいパスを供給すると、最後は、天野選手が左足で丁寧に流し込みます。

これにより、なんとF・マリノスが2-0でニューカッスルを引き離すことに。

VARが導入されていないため、実際はタッチラインを割ったかどうかは定かではありません。

しかしながら、最後まで諦めずボールに喰らい付いた小池裕選手の勝利ですね。

三笘の1ミリならぬ「小池の1ミリ」として、F・マリノスサポーターの間で語り継がれる(!?)でしょう。

その後も、宮市選手が決定機を迎えるなどF・マリノスは攻撃の手を緩めませんでした。

86分 上島選手→埜口選手、村上選手→浅田選手

終了間際には、8月2日にトップ登録されたばかりの埜口選手と浅田選手を投入する場面も。

後半途中にはF・マリノスの選手たちの動きが鈍く、マークが緩みがちになるシーンが多々見られました。

それでも、全員の頑張りで最後まで得点を与えず、2-0のままニューカッスルからシャットアウト勝ちをおさめることとなりました。

内容・結果とも最高の出来栄え

強豪ニューカッスルにクリーンシートできたことは、今後の激しい戦いを勝ち抜く上で大きな自信になりますね。

さらに、強豪相手にもかかわらず、一歩も引くことなく「F・マリノスらしさ全開」の内容が繰り広げられたことはとても誇りに感じます。

その要因として、暫定的に指揮するハッチンソン監督の果たす役割がとてつもなく大きいのではないでしょうか。

町田戦後のインタビューで、「短い時間で特別なことを伝えたわけではなく、より自由度を与えました。選手たちが考えながら動き、自由度を高めることでお互いにさまざまなポジションを取れるようになります」と応えています。

ピッチ上の選手たちを信じてある程度自由を与えることで、プレーのそこかしこに昨年までの躍動感が蘇ってきたのは間違いないようです。

とは言え、キューウェル氏のチャレンジに期待をかけた一人として、これまでのキューウェル氏の采配を否定するつもりは毛頭ありません。

結果に結び付かずにリーグ戦順位を大きく落としたことは残念ですが、チームがより強くなるには新たなチャレンジは欠かせません。

それが上手くいくかは、チャレンジして初めて明らかになること。

私としては、チームが苦しい経験を糧として巻き返す様子が見届けられるのはサポーターならではの醍醐味の一つと考えます。

さらに、ジャン選手がデビューして好プレーしたり、畠中選手が待望の復帰を果たしたりしたことでその醍醐味がもっと大きく膨らみました。

茂shigeru
茂shigeru

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