先日のACLエリート・蔚山戦は、久しぶりにF・マリノスらしさが全開した見事な勝利でした。
一方、現在リーグ戦は3連敗中と苦しんでいて、未だ長いトンネルを抜け出すには至っています。
本当の意味で良い流れを掴むには、次節柏戦はとても大切な試合になります。
ここでは、2024年10月5日(土)に三協フロンティア柏スタジアムで行われるJ1第33節「柏レイソルvs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
最近の柏の戦いぶりは?
第31節終了時点(第25節浦和戦が延期のため、F・マリノスと同じく消化試合が「1」少なくなっています)、8勝11分12敗・勝点35で17位に低迷する柏。
直近5試合は2分3敗で勝ちがなく、降格圏に位置する18位磐田に勝点差「3」まで迫られていて後がありません。
中でも、得点力不足は深刻で、福岡の「28点」に次いで「34点」と少なく、直近3試合ではいずれもクリーンシートに抑えられています。
一方、守備の面では安定が目覚ましく、直近2試合の鹿島とC大阪との試合をいずれも「ゼロ」に抑えてスコアレスドローに持ち込んでいます。
小屋松選手は「全体的な意識として、守備の比重が大きくなった」と語っていて、柏にとっては攻撃と守備とのバランスが大きな課題となっているようです。
チーム内得点ランキングは、FW木下選手が9ゴールでトップ。
次いで、サヴィオ選手7ゴール、細谷選手4ゴールとなっています。
過去5試合の対戦成績は?
直近5試合対戦成績(H&A)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2024.05.29 | 横浜vs柏 | 4-0 | ○ | ロペス③、永戸 |
2023.09.02 | 柏vs横浜 | 2-0 | ● | |
2023.06.10 | 横浜vs柏 | 4-3 | ○ | ロペス②、エウベル、宮市 |
2022.06.25 | 横浜vs柏 | 4-0 | ○ | 西村、Lセアラ②、水沼 |
2022.02.27 | 柏vs横浜 | 3-1 | ● |
直近5試合の直接対決では、F・マリノスが3勝2敗で柏に勝ち越しています。
今季ホームの試合では、ロペス選手のハットトリックに加え、永戸選手がゴールを奪って4-0で完勝しています。
直近5試合アウェイ対戦成績(A)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.09.02 | 柏vs横浜 | 2-0 | ● | |
2022.02.27 | 柏vs横浜 | 3-1 | ● | ロペス |
2021.07.03 | 柏vs横浜 | 1-2 | ○ | オナイウ、前田 |
2020.09.27 | 柏vs横浜 | 1-3 | ○ | エリキ、OG、前田 |
2018.03.02 | 柏vs横浜 | 2-0 | ● |
直近5試合のアウェイでの戦いにフォーカスすると、F・マリノスは2勝3敗で柏に負け越しています。
昨年アウェイでの戦いでは、前半のチャンスに決めきれず0-0で折り返すと、後半、柏に2点を許して2-0で敗れています。
F・マリノスの戦い方は?
先日の蔚山戦を4-0で勝利したF・マリノス。
ひとまずは、これまでの悪い流れを断ち切れたかのように思われます。
しかしながら、リーグ戦については国立競技場でのC大阪戦以来3試合勝ちがなく、本当の意味で良い流れを引き寄せるには、次の柏戦は勝点3をモノにしたいところです。
とはいえ、蔚山戦ではロペス選手やヤン選手はほぼフル出場し、永戸選手、渡辺選手は90分戦い抜いていることから、主力組のコンディションが気になります。
一方、柏側は守備の要である犬飼選手、戸嶋選手、手塚選手の3名が出場停止となっていて、F・マリノスにとっては付け入る隙が大いにありそうです。
いずれにしても、先に得点を献上して、あの独特なスタジアムの雰囲気に呑まれることだけは避けたいですね。
F・マリノスとしては、早い時間帯での先制点は必須で、その後の試合を優位に進められれば自ずと勝利は掴めるのではないでしょうか。
柏スタジアム3連敗だけは是が非でも阻止しましょう。
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