多くの方が語るほど試合内容は悪くないと思う。個人的には、特に前半は久々に手応えが感じられ、ワクワクした気持ちで試合を見守った。しかし、今回も勝利は遠かったね。
ここでは、2025年5月14日(水)に日産スタジアムで行われたJ1第14節「横浜F・マリノスvs柏レイソル」観戦記を記します。
負の連鎖を断ち切るのは容易ではない
サッカーに限らずあらゆるスポーツでは、あまりにも勝利から遠ざかると、いわゆる「勝ち方」を忘れてしまうようだ。
昨日の柏戦、個人的にはとても見応え十分だったと感じる。
特に、前半は縦への意識が感じられ、お互いに人もボールもよく動いてスピード感あふれる試合を繰り広げた。
しかし、完全に崩しきるに至れないのが、今のF・マリノスの現状を表していると言える。
先日のC大阪戦でも、惜しいシーンを何度も演じたにもかかわらず、ついにはゴールすることができない。
まさしく、「負の連鎖を断ち切る」のは全くもって容易ではないと痛感させられる今日この頃だ。
一度でも相手より先にボールがネットを揺らし、スタンドが歓喜に包まれ、勝利の味を噛み締めることができれば、再び忘れかけている「勝ち方」がチームに蘇ると思われるのだ。
しかし、それができなければ、ズルズル後退し続ける危機感をはらんでいる。
選手交代が功を奏した柏
一方、柏は選手交代の選手がいずれのゴールに絡んだね。
先制点は、後半最初から投入されたジエゴ選手の突破によるものであり、さらに、追加点を挙げたのも終了間際に出場した木下選手によるものだ。
さすが、上位チームはやることがことごとく的中する。
対するF・マリノスは、残念ながら途中出場の選手が見せ場を作ることはできない。
ヤン選手はよくボールに絡んでいたが、スピード感よりもテクニックに優れているいることから、先発での出場が効果的だと考えられる。
エウベル選手についても、本来の力を発揮しきれず不発に終わった。
めっきり先発では使われなくなったが、使われないにはそれなりの理由があることを自覚するべきだろう。
それにしても、監督の采配の仕方一つとっても、上位チームとの開きがあると感じてしまう。
あえてポジティブな面に目を向けてみよう
それでも、交代選手全てに見どころがなかったわけではない。
中でも、山根選手が何度もターンで相手を振り切り、前を向くシーンでは彼の成長を感じさせてくれた。
特に、昨日の試合では植中選手のマークがキツい分、ボランチへのマークが甘いと感じたので、個人的にはもっと早い時間での出場が望まれた。
1日でも早くジャン選手とのコンビ復活を心待ちにしたい。
いずれは、リーグ中最強のボランチコンビになるに違いない。
それにしても、ジャンはどうした?
目の前の勝点3よりまずは先制点
ホーム4連勝を期待してスタジアムに足を運んだが、あっけなく勝点3を逃すこととなった。
これにて、ますます上位との差が広がるばかりだ。
昨日の柏戦を含め、リーグ戦3戦連続先制点献上中なのが気になる。
流石にこれほど負けが混むと、先制点献上は出鼻をくじかれ、ダメージとして選手やサポーターの心に大きく刻まれる。
喉から手が出るほど目の前の勝点3が欲しいのは言うまでもないが、まずはF・マリノスが先に点を獲って勢いをつけ、その後の試合を優位に進めたい。
しかし、キニョーネス選手が離脱して以来守備陣が不安定であり、代って先発するデン選手は今のとこと私の中では期待に応えてはいない。
大量得点が期待できない現状では、安定感ある守備は不可欠だが、彼を使い続ける監督の思惑は不明だ。
次節京都戦、もちろん勝利を願ってスタジアムに足を運ぶ。
次こそ選手たちと喜びを分かち合うために。

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