窮地に追い込まれる横浜F・マリノスに、あの角田涼太郎が復帰。怪我により渡邊選手が戦列を離れる中、我がクラブにとってとびきり頼もしいニュースが舞い込んだ。
J1残留の大きな力に
とびきりのディフェンダーが帰ってきた。
角田選手の実力を知る者にとって、彼の横浜F・マリノス復帰は、クラブがJ1残留を果たす上で大きな力になると確信する。
高い守備能力を有するのはもちろん、左足から繰り出される正確なパスで、攻撃の起点としての役割も期待される万能選手だ。
角田選手がF・マリノス時代において印象に残ると言えば、私個人的には2022年のアウェイ鹿島戦が思い出される。
この日の角田選手は、鹿島の上田綺世選手を徹底マーク。
途中、高丘選手のセーブに助けられるも、再三に渡り上田選手に競り勝ち、ほぼ相手エースを封じ込めることに成功。
その後、徐々にF・マリノスへと試合の流れが傾くと、終盤にロペス選手、西村選手のゴールが飛びだす。
さらには、相手のO.Gもあって0-3で勝利し、10年ぶりにカシマスタジアムでの戦いを制することに。
まさに、F・マリノス史上、指折りのゲームの一つに挙げられるといっても過言ではない。

怪我やモチベーションが気になる
一方、角田選手は怪我に泣かされることが少なくない。
F・マリノス在籍時の2023年5月に、練習中の右第五中足骨骨折により全治3ヶ月見込の重症。
同じ年の10月、YBCルヴァンカップ 準決勝第2戦の浦和レッズ戦にて、浦和の西川選手との接触により下顎骨骨折の怪我を負う。
さらには、2024年3月、移籍先のKVコルトレークでの試合中、ハムストリングの肉離れを負ってしばらくピッチから遠ざかる。
結局、このベルギーでの怪我の影響により、その後はほとんど試合には絡むことができない。
よって、一旦はカーディフ・シティへ復帰したものの、再びKVコルトレイクへ期限付き移籍することが発表された。
そして、実力がありながらも、その実力を十分に発揮しきれず海外挑戦は幕を閉じることに。



背番号「22」に相応しい活躍を!
結果的に、F・マリノスのオファーに応じて、Jリーグに復帰することとなった角田選手。
サポーターにとって気になるのが、彼の怪我の具合やモチベーションだ。
怪我については一旦は完治したとは言え、またも同じような不遇に見舞われないかと気を揉んでしまう。
それでも、怪我をも恐れない姿は魅力的であり、その持ち味を存分に活かしたプレーを一刻も早く目に焼き付けたい。
モチベーションについては、海外挑戦が一旦は幕を閉じたことによる意識の低下が懸念される。
とは言え、F・マリノスを残留へと導くほどの活躍ぶりが発揮できれば、「海外挑戦第2章」も決して夢では無い。
新たに背番号「22」を背負う角田涼太郎。
すでに、気持ちは切り替わり、新たなステージへと臨む大いなる覚悟ができている。
「かつて、ライバルクラブのエースを封じ込めた彼なら、またF・マリノスに新たなる力を存分に吹き込んでくれるに違いない」
今から、彼のプレーぶりが楽しみで仕方ない。

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