妥当なスコアレスドロー〜【J1第35節】横浜F・マリノスvs浦和レッズ観戦記

F・MARINOS

あれほどスタジアム周辺にキッチンカーが出店しているにもかかわらず、試合当日はスタジアム内にある「とんぱた亭」のラーメンをよくいただいています。

どうも、新しいメニューへと冒険するのが苦手で、ついつい大好きな家系ラーメンへと足が向いてしまうのですよね。

皆さんは、試合当日にはどのような食事を楽しんでいるのでしょうか。

ここでは、2024年10月30日(水)に日産スタジアムで行われたJ1第35節「横浜F・マリノスvs浦和レッズ戦」観戦記を記します。

F・マリノスのスタメン

先日の天皇杯準決勝からは5名の変更でした。

たった5名ですよ。

ロペス選手をはじめ、そのほかの選手たちは、あの激闘からたった中2日でまたもピッチに立つのですから、プロとは言え気の毒としか言いようがありません。

その中でも、今年38歳の飯倉選手が引き続きゴールマウスを守ることとなりました。

飯倉選手がF・マリノスに復帰したのは、一森選手がガンバ大阪に戻ったのがきっかけでしたよね。

そもそも、正GKにはポープ選手を獲得しているので、たとえ飯倉選手がF・マリノスに戻ってきたとしても、いわゆる「お目付け役」的な存在になると思っていました。

しかしながら、ポープ選手が本来の力が発揮しきれないため、最近では、そのお目付役と思われた飯倉選手が正GK的な役割をこなしています。

そんな飯倉選手の活躍を目の当たりにすると、本当にF・マリノスに帰ってきてくれて良かったと痛感します。

もし、F・マリノスのサッカーに習熟した彼がいなかったらと思うと恐ろしくて夜も眠れません。

ポープ選手には、1日も早くコンディションを整え、F・マリノスのGKに相応しい活躍ができるよう祈るばかりです。

【前半】どちらともお堅いね

もし、先日のG大阪戦に勝利していたなら、もっともっと競技場全体の機運が高まって、リーグ戦での久々の勝利を呼び込めたに違いありません。

それでも、悪夢の敗戦を喫したにもかかわらず、プレーを見る限りでは、すでにF・マリノスの選手たちの気持ち吹っ切れているように思われました。

6分 加藤蓮→天野

普段は控えに回ることが多い加藤蓮選手ですから、先発に起用された際には、何がなんでも自らをアピールしたかったに違いありません。

先日のG大阪との戦いでは、延長戦前半途中から出場し、C大阪戦でJ1初ゴールをマークしたシーンを彷彿とさせる積極的な上がりが印象的でした。

しかし、これも過密日程の影響でしょうか、昨日は前半早々に加藤蓮選手が続行不可能となってピッチを去ることとなってしまいます。

ひとまずはコンディション整えて次に期待だね!

シュートまで持ち込めない苛立ち

浦和が守備重視で戦うのに対し、私たちのクラブは積極的に相手ゴールへと迫る姿勢が感じられました。

ところが、浦和はF・マリノスと同じく監督が変わり、中盤をアンカーからダブルボランチにするなどして守備の底上げを図ってきたこともあり、思うように決定機には結びつけられません。

一方、浦和の攻撃はと言うと、ラストパスの精度が高くなかったり、あまり工夫が感じられなかったりして、F・マリノス側としては失点する予感はありませんでした。

攻撃の工夫の無さといえば、F・マリノスにも同じように当てはまるかもしれません。

早いパス回しはどちらかと言えば影を潜め、足元へのパスが多かった気がします。

時折、天野選手が意表を突くような展開を試みようとしますが、決定機までには至らない印象でした。

【後半】過密日程の影響が…

46分 上島→渡邊

これも過密日程の影響ですね。

上島選手がコンディション不良により、後半頭から渡邊選手に交代となります。

それもそのはず、上島選手は3日前に120分間フルで戦っているのですから無理もありません。

上島選手は、畠中選手のようなスマートさは持ち合わせていませんが、対人の強さが魅力な選手です。

時には、その強さが仇となってつまらないフォールを犯すことがあるのが気がかりではあります。

F・マリノスのDFには攻撃的センスが求められるので、特に上島選手にはCKの際には得点に絡んだりビルドアップの際に効果的なパスが繰り出せればもっと信頼度が上がるでしょうね。

65分 ヤン→水沼、井上→宮市

先日の試合に引き続き、宮市選手は途中出場してチームに勢いをもたらしていました。

宮市選手のF・マリノスでの初ゴールと言えば、2022年のアウェイ浦和戦でした。

左からカットインして右足を振り抜いたボールは、弧を描くようにゴールへと吸い込まれていったのを鮮明に覚えています。

宮市選手には、あの時のような見事なゴールを再び期待したいですね。

「普通」なら勝てた試合

同じ勝点同士が戦った「妥当なスコアレスドロー」でした。

しかし、日程の面で両者はあまりにも異なっていたのは言うまでもありません。

それでも、厳しいスケジュールをこなさざるを得なかったF・マリノスが引き分けに持ち込めたのですから、普通に戦えるならF・マリノスが勝利できた試合でした。

まあ、厳しい日程が与えられるのは強いクラブの証拠ではありますが、今季に関しては誰もが見る限り過密すぎです。

そう言えば、以前浦和も過密日程を強いられ、カップ戦では結果を残せたものの、リーグ戦ではかなり苦労した時がありました。

今季は、F・マリノスがその状況に置かれています。

今後は、ACLをこなしながら、J1残留に向けた厳しい戦いが待ち受けるのですね。

いずれか1勝できれば残留はできそうですが、いずれも簡単ではなさそう。

油断することなく立ち向かっていきましょう。

茂shigeru
茂shigeru

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