名参謀は名監督にあらず!?〜【J1第9節】横浜F・マリノスvs東京ヴェルディ観戦記

リーグ戦

やっぱり、ホームでは勝利しなければいかんよ。ましてや、得点も動かなければ目も当てられない。今後の観客動員にも大きく影響するだろう。

ここでは、2025年4月5日(土)に日産スタジアムで行われたJ1第9節「横浜F・マリノスvs東京ヴェルディ」観戦記を記します。

ロペス選手ベンチ外

「ロペス選手とヤン選手ベンチ外!」

脱ブラジリアンにより、とうとう英断が下されたのかと思われた。

しかし、試合後のコメントによれば、ロペス選手は腹痛を起こし、ヤン選手はもも裏の違和感で欠場とのこと。

ロペス選手やヤン選手のベンチ外を望んでいるのではない。

それらが監督の意図ではなく、単なるイレギュラーだったことに軽い失望感をおぼえた。

一方、諏訪間選手が初先発。期待度の大きさを感じる。

そのほか、天野選手、井上選手、喜田選手、ジャン選手らがスタメンに名を連ね、ようやく固定されていたメンバーを大きく入れ替え挑む。

【前半】守備の良さばかりが際立つ

スタジアムの素晴らしい雰囲気も相まって、試合開始当初は選手たちの動きに危機感が感じられた。

しかし、時間が経過するにつれ、攻撃の迫力は薄れていつもの閉塞感が漂い始める。

入れ替えは功を奏しないのか…

天野選手や遠野選手はボールに触れる機会が少なく、本来の存在感を発揮できない。

井上選手はボールにこそ絡めど、あとひと押しが足らない印象だ。

特に、井上選手に対する応援が大きかっただけに、是非ともその期待の応えて欲しいかったのだが決定機を演じるには至らない。

彼の力を引き出すには、右側でプレーするのではなく、左に配置して永戸選手と絡めた方が良かったかもしれない。

競技場が沸くのは、相変わらず守備に関することばかり。

キニョーネス選手の危機管理能力は素晴らしく、ジャン選手の攻守にわたる貢献度は目を引く。

初スタメンした諏訪間選手は、危なげないプレーでチームに貢献。中でも、井上選手への正確なロングフィードはあまりにも見事だった。

【後半】攻撃は爆発せず

後半になると、明らかにヴェルディの強度が増すのが感じられた。

特に、途中出場の山見選手のパフォーマンスには目を見張るものがあり、ゴールマウス角を捉えられた時には肝を冷やした。

F・マリノスも、エウベル選手投入後にはいくつかのゴールチャンスを演出できたが、相手GKを脅かしたのは喜田選手のミドルくらいだろうか。

ロペス選手に代わりCFを務めた植中選手も、周りとの連動性を欠きシュートゼロに終わる。

勝利に対する執念が人一倍感じられただけに、本人は相当悔しかったに違いない。

それでも、試合終盤にはゴール期待値が高まったが、結局最後までネットは揺らすことができない。

昨年までの迫力ある攻撃力は影を潜め、3試合連続無得点に終わった。

得点の仕方を忘れた…

どうだろう、攻撃に進歩は感じられただろうか。

内容はともかく、結果に結びついていないのだから積み上げはできてはいない。

ホーランド監督曰く「選手に聞いていただいても構いませんが、日々、攻撃のトレーニングをしています」と

字面で見る限り、監督の言いようは「他人事」のように感じてしまうのは私だけか。

もしかしたら、具体的な策を持ち合わせてないのかと心配になるほどだ。

時に、「時間がない」とコメントするが、果たして時間をかければ進歩するのだろうか。

とにかく、選手たちは勝利に飢えている。監督も同じはずだ。

ならば、これまでの豊富な知識や経験を存分に披露し、クラブを勝利に導いてほしい。

「名参謀、名監督にあらず」と揶揄されないためにも。

茂shigeru
茂shigeru

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