勝利できたことが全てな試合〜【ACLE LS MD6】CCマリナーズvs横浜F・マリノス観戦記

ACL

内容的には熱戦とはいかなかったものの、過酷な状況の中クリーンシート達成できたのは、今のF・マリノスの強さを物語っています。

ここでは、2024年12月3日(火)にセントラルコースト・スタジアムで行われたACLEリーグステージ MD6「CCマリナーズvs横浜F・マリノス観戦記」を記します。

F・マリノスのスタメン

先日の湘南戦から9名の入れ替えです。

この日もロペス選手はスタメン起用。相変わらず強靭な体力とメンタルの持ち主ですね。

そして、こちらも連続出場の井上選手

エウベル選手先発かと思われましたが、湘南戦で73分間プレーするもコンディションは上り調子のようですね。

結果的には、これらの起用が功を奏することに。

【前半】いきなりの先制点ゲット

4-4-2で構える相手に対し、小刻みに人とボールを動かしながら試合を支配するF・マリノス。

相手につけ入る隙を見せることなく、前半早々いきなりゴールをゲットします。

6分 井上選手Goal!(0-1)

ロペス選手からのパスを井上選手はドリブルでカットインし、躊躇なく右足を振り抜きF・マリノスに先制点をもたらしました。

井上選手については、相手との駆け引きやゴールへの意識は以前より格段にアップしました。

相手の研究不足もあるのでしょうが、カットインからコースを狙い澄ました、本人自身が思い描いたゴールが奪えたましたね。

その後は、中2日による連戦の疲れもあってか、F・マリノスのサッカーにはスピード感が感じられません。

はっきり言って、観ている者としては退屈な時間帯が続きました。

それでも、相手側のテンポの悪さにも助けられ、またも井上選手がネットを揺らします。

30分 井上選手Goal!(0-2)

山根選手の折り返しに反応した小池龍太選手のシュートは相手にブロックされるも、ゴール前に詰めた井上選手がそのこぼれ球を蹴り込み、F・マリノスが0-2とリードを広げます。

この一連の流れで特筆すべきなのが、井上選手のゴールに対する動きです。

小池龍太選手に折り返した際には、すでにペナルティエリア内には5名の選手がいたにもかかわらず、自身も躊躇なくエリア内に侵入したことでこぼれ球が拾え、ゴールに結びつけることができました。

36分 ロペス選手Goal!(0-3)

さらに、その6分後には、ロペス選手が相手4人に囲まれるも、ヤン選手からのパスを冷静に沈めて0-3とします。

さすが、リーグ戦トップスコアラーに相応しい見事なゴールでした。

【後半】久しぶりに見事な虹を見た

F・マリノスは、後半最初からの交代はありません。

一方、マリナーズは2名の選手を入れ替え、前半とは打って変わってハイプレスなサッカーに切り替えます。

それでも、相手はシュートまで至るシーンはほとんどなく、F・マリノスが失点する気配はほぼ感じられません

むしろ、あまりにも無謀なアタックにより、F・マリノスの選手たちが怪我を負うのではないか心配になる程です。

63分 井上選手→宮市選手、山根選手→天野選手

ハットトリックを期待された井上選手でしたが、ここで宮市選手に交代です。

また、この試合アグレッシブなプレーでチームに貢献した山根選手に代わり、天野選手がボランチの位置に入りました。

その天野選手が本領発揮です。

70分 天野選手Goal!

ゴール正面22mほどの位置で得たフリーキックに天野選手が挑むと、ボールは美しい虹を描いてゴールへと吸い込まれていきました。

壁の位置や、壁が飛び上がるタイミングも良かったのか、キーパーにとってはブラインドとなって一歩も動くことができませんでしたね。

75分 西村選手→植中選手、宮市選手→水沼選手

途中出場した宮市選手でしたが、タッチライン外での相手との接触により足を痛めて欠場を余儀なくされます。

かなり痛そうにしていたのでその後が心配ですが、まずは重症でないことを祈るばかりです。

79分 永戸選手→加藤聖選手

その後は、試合をコントロールしながら着実に時間を経過させ、先日の浦項戦に引き続きクリーンシート達成しました。

勝利できたことが全て

前半15分ほどくらいまでは選手たちに躍動感が感じられましたが、その後は、相手が引いて構えるシーンが多く、自身たちの疲労も相まって、熱戦とは程遠い内容となってしまった印象です。

やはり、中2日での試合がふたつも連続し、なおかつ、オーストラリアまでの大移動もあって、選手たちの疲労は隠せませんね。

そんな過酷な状況にもかかわらず、要所要所でゴールが奪え、さらには相手を完封できたことでほぼ満点と言えるのではないでしょうか。

この勝利にて、ACLEでは3試合連続クリーンシート達成です。

さらには、首位を行く神戸が浦項に敗れ、光州FCが上海新港に引き分けたことで、F・マリノスはリーグステージ1位に立ちました。

第1戦で光州に惨敗した際には、どうなるかと心配されましたが、ひとまずはステージ突破が現実味を帯びてきました。

茂shigeru
茂shigeru

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