最悪でもドローで折り返したかった。
とは言え、次は我々の聖地・横浜での戦いが控えます。一気に逆転して決勝進出を果たしたい。
ここでは、2024年4月17日(水)に行われたACL準決勝第1戦「蔚山vs横浜F・マリノス戦」観戦記を記します。
F・マリノスのスタメン
先日の湘南戦でアンカーを務めた榊原選手が、再びスタメンに名を連ねました。
インサイドハーフの一角には、かつて蔚山を優勝に導く働きをした天野選手がメンバー入り。
蔚山の下部組織に所属したナム選手はサブに控えます。
前線3枚には、いずれも湘南戦を途中出場したヤン選手、ロペス選手、宮市選手が起用されました。
ひとつのミスが命取りになる激しい攻防
お互いがボールを支配しようと、球際の激しい攻防が繰り広げられました。
そんな中、ボール保持に長けているF・マリノスが徐々にペースを握り出します。
しかしながら、ゴールに直結するような効果的なパスは限定的であり、観ている限りでは蔚山の方が選手の距離感が良く感じられました。
一度ボールを奪われると一気にゴール前まで運ばれ、ポープ選手が体を投げ出して止めるシーンが何度もありました。
やはり、リーグ戦3連覇を狙えるだけの実力を兼ね備えるクラブだけあります。
それでも、F・マリノスは幾度かチャンスシーンを迎えましたが、枠を捉えきれなかったり、枠をとらえても力のないシュートだったりしてゴールが奪えません。
最適な距離からのフリーキックもゴールマウスには飛ばず、再三に渡るコーナーキックもモノにすることができず、ジリジリとした展開が続きました。
躍動した榊原選手
特に目を引いたのは、アンカーに起用された榊原選手の躍動です。
前線に意外性のあるパスを繰り出したり、相手を脅かすミドルシュートを放ったりするなど積極的なプレーが印象的でした。
時折、榊原選手のパスが味方と合わないシーンが見られましたが、時間をかければお互いの呼吸が合って来ることは間違いありません。
今後の榊原選手には大いに期待したいですね。
今季1番のセーブを見せたポープ選手
ポープ選手が何度もF・マリノスゴールを救いました。
長身を存分に活かしたセービングはまさに迫力満点。相手の突進に恐れることなくゴールを死守する姿は最高でした。
ビルドアップの際にも落ち着いてボールを展開していましたね。
まさに、F・マリノスの正ゴールキーパーに相応しいパフォーマンスでした。
ホームで決勝進出を決める
今回の試合は、アウェイにもかかわらず、ボール支配率や決定機の数はF・マリノスの方が優れていました。
1点のビハインドを背負ったとは言え、準決勝戦はまだ前半を折り返したばかり。
榊原選手の躍動や、ポープ選手のビッグセーブに報いるためにも、次のホームでの戦いに必ず勝利し、決勝戦に駒を進められると信じています。
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