近頃稀に見る残念な試合だった。J1王者の風格など微塵も感じられず虚しさだけが残った。
ひとまず、2023年7月12日(水)に町田ギオンスタジアムで行われた天皇杯3回戦「横浜F・マリノスvsFC町田ゼルビア戦」レビューを記す。
念願の栄冠はまたもお預けに
今年こそは全てのタイトルをと意気込んではみたものの、昨年に引き続き今年も天皇杯3回戦敗退。
まるで、昨年の栃木戦をリプレイしたかのような、対戦相手の躍動感だけが印象に残る試合となってしまった。
今回の相手はJ2首位をダントツで走るチームとは言え、ここまで醜い内容になるとは誰が想像しただろうか。
特に前半。F・マリノスは町田の気迫に押されて手も足も出せなく、結果的にシュート0。
さらには、ここのところ本来の力を発揮し出した小池裕太選手が負傷退場するなど踏んだり蹴ったり。
後半には、宮市選手などがピッチインして得点の匂いがし出したものの結局F・マリノスの得点は1点止まり。
王者の風格などこれっぽっちも感じられなかった。
誰が出てもF・マリノス?
今年のルヴァンカップなどでは、サブメンバー組の底上げが感じられる手応えある試合もあったのは事実。
実際、植中選手はカップ戦で結果を残すことによりリーグ戦出場を勝ち取った。また、ルヴァンカップGSでも5勝1敗と強さを発揮し、真っ先にPS出場を決めた。
それにもかかわらず、この町田戦でのF・マリノスどうだ。
これまで積み上げてきたものが一気に崩れ落ちたようで、「誰が出てもF・マリノス」と言う合言葉が心の中に虚しく響いた。
まずはしっかり総括
この結果を消し去ることはできない。
しかし、今回の内容をしっかり総括し、二度と同じ過ちを繰り返さないことはF・マリノスならできる。
厳しいようではあるが、「誰が出てもF・マリノス」は幻想であったことをしっかり受け止め、本当の底上げにより強いマリノスを再構築してもらいたい。
以上。
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