もう開き直るしかない。鹿島との対戦はいつでも熱く、勝利できれば一際嬉しい。しかし、今節ばかりは苦戦が強いられることは確実。それでも、一縷の望みを託してスタジアムに足を運ぶ。
怒涛の7連勝中
自分たち本来の戦い方をよく理解し、それに徹することができるクラブは本当に強い。
最新のデータでは、鹿島は平均ボール支配率48.4%(14位)、1試合平均パス数418.3回(14位)、1試合平均走行距離113km(19位)、1試合平均スプリント回数121回(13位)。
数字を見る限り、支配せず、パスもしない、ましてや、走ることなど論外だ。
しかしながら、現在7連勝をマークしJ1首位をひた走る。
まさに、勘所を押さえた鹿島らしい戦いぶりを存分に発揮し、ある意味、憎たらしい限りである。
特に、直近7試合では1点差勝利が6試合あり、クリーンシートは5試合にのぼることから、いかに手堅く勝利しているかが理解できる。
実に勝負強い。


ワースト7連敗中
それに引き換え、我がマリノスは7連敗中で以前迷走状態が続く。
データ上では、ボール支配率54.5%(2位)、1試合平均パス数536.6回(4位)、1試合平均走行距離118km(7位)といずれも鹿島より上位に位置する。
一部のデータで全てを語るのは乱暴すぎるが、それでも鹿島より順位が大きく劣るのは許せない。
まさしく、自分たちの戦い方に徹する鹿島とは対照的に、明らかにマリノスは自分たちの闘い方を見失っている。
攻めも中途半端、守りも中途半端、試合を支配していると言うよりボールを持たされ、パスは後ろで回すばかり。
走行距離が多いのは、無駄にカウンターを食らって守りに奔走させられている証拠だ。
この状況を打破する術は、果たして見つかるのだろうか。
今季目標はリーグ17位
リーグ優勝など口が裂けても言えない。
ましてや、今となってはアジア制覇など夢のまた夢であった。
ならば、J1残留は必達目標であり、必然的に今季目標はリーグ17位となる。
畜生、こんなこと書かなきゃならない自分が情けない。
しかし、現実から目を背けることはできない。
縁あってか、次節は7連勝中と7連敗中の対戦。
もしかしたら、予想を覆す結果を導き出せるかもしれない。
厳しい戦いになるが、淡い期待を抱いて今回もスタジアムに足を運ぶ。

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