チームがリーグ2連勝を飾るとともに、ロペス選手がハットトリックを達成して得点王ランキングトップに躍り出ました。
ここでは、2024年11月16日(土)にヤマハスタジアムで行われたJ1第29節「ジュビロ磐田vs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
目次
F・マリノスのスタメン
F・マリノスのスタメンは、現在考え得るベストなメンバーで占められました。
右SBには満を持して松原選手が復帰し、CBは畠中・エドゥアルドの名コンビが磐田の攻撃を跳ね返します。
そして、何といってもボランチの小池龍太選手。
このポジション選択は彼の意思によるものなのか、それとも監督の指示によるものなのでしょうか。
いずれにしても、喜田選手が欠場し続ける中、それをカバーして余りある活躍でチームを牽引する小池選手には脱帽です。
【前半】終了間際の同点弾
ジュビロのフォーメンションや選手の配置など、試合状況を把握する間もなくいきなりの失点でした。
5分 磐田Goal(1-0)
中盤でボールを奪われると、磐田は狙い通りのカウンターを発動。
F・マリノスDF陣は後ろ向きに走らざるを得ない状況から裏を取られ、渡邉選手のクロスを最後はクルークス選手に決められ先制点を許します。
先日のプレビューで書かせていただいた「警戒すべき中の2名」にまんまと決められてしまうとは……。
その後も、カウンターから右サイドのクルークス選手にボールを集める磐田に手を焼きますが、徐々にF・マリノスの選手たちは、磐田のその攻撃パターンに順応していきましたね。
引き気味の磐田に対し、リスクを省みることなく多くの選手で攻撃を組み立てることで、少しづつ流れを引き寄せていきます。
途中、西村選手のシュートがオフサイドの判定になったり、ロペス選手のシュートがクロスバーを叩いたりしますが、F・マリノスにとって貴重なゴールが前半終了間際に飛び出しました。
45+4分 ロペス選手Goal!(1-1)
ペナルティーエリア前での細かいパス回しから、永戸選手がロペス選手へと絶妙なスルーパスを通すと、ロペス選手が見事なトラップから左足で流し込んでF・マリノスが1-1の同点に追いつきます。
この一連の流れでは、永戸選手のアシストが見事なのは言うまでもありませんが、小池龍太選手が一度はボールを奪われるも、体を張って取り返したシーンが印象的でした。
素晴らしい得点の裏には、小池選手のように目立つことなく汗をかく選手がいることを忘れてはいけません。
このゴールにより、ロペス選手は21ゴール目となって、得点ランキングトップのLセアラ選手に並ぶこととなります。
【後半】ロペス選手が止まらない!
後半最初からの選手交代は両チームともありません。
F・マリノスは前半終了間際のロペス選手のゴールで勢いづくと、その勢いのまま後半いきなり逆転に成功します。
47分 西村選手Goal!(1-2)
左サイドでのエウベル選手とのコンビネーションから永戸選手がグラウンダーで折り返すと、ゴール前に詰めていた西村選手が左足で合わせて、F・マリノスが1-2と試合をひっくり返しました。
ゴール前には、西村選手のほかロペス選手とヤン選手の合計3名が詰めていたことで、さすがに磐田のDF陣はマークしきれませんでしたね。
最初のロペス選手のゴール同様、F・マリノスらしい見事なゴールでした。
61分 西村選手→植中選手
トップ下に、西村選手に代わり植中選手が投入されます。
後にDAZNで確認した際に、この日の西村選手は逆点ゴールは奪った時には笑顔がなく、交代の際にはとても悔しそうな表情を浮かべていました。
次節出場停止もあってか、最後までプレーしてチームの勝利に貢献したかったのではないでしょうか。
64分 ロペス選手Goal!(1-3)
64分には、ショートコーナーの流れから、ヤン選手のクロスをロペス選手が見事なタッチから技ありゴールを決めてこの日2点目を獲得。
F・マリノスは1-3とリードを広げるとともに、ロペス選手はトータル22ゴールとして、得点ランキングトップに躍り出ました。
71分 ロペス選手Goal!
この日のロペス選手はこれだけではおさまりませんでした。
植中選手のスルーパスに抜け出すと、ボールの置き所を見定めたトラップから、ループで相手GKを交わしてハットトリック達成。
F・マリノスは3点差にリードを広げ、ロペス選手はLセアラ選手を引き離す23ゴール目をマークです。
72分 松原選手→榊原選手、エウベル選手→宮市選手
83分 磐田Goal
87分 渡邊選手→水沼選手、ヤン選手→井上選手
90+2分 磐田Goal
終盤、大きくリードできた気の緩みからか、足元をすくわれるかのように立て続けにジャーメイン選手のゴールを許すも、最後は逃げ切りF・マリノスはリーグ戦2連勝を飾りました。
得点ランキング単独首位
公式記録は不明ですが、DAZNの集計では、この日ロペス選手は「11」ものシュートを放ったようですね。
私自身こんな記録今まで見たこともなく、チームメイトが得点王獲得のため、いかにしてロペス選手にボールを集めたのがうかがわれます。
そして、ロペス選手はその期待に応えて見事ハットトリックを達成。
さらに、Lセアラ選手を上回ってランキングトップに躍り出るとは、さすがF・マリノスの10番を背負うエースらしい活躍ぶりでした。
試合後のインタビューでも「僕のためにプレーしてくれる素晴らしい仲間がいます。本当にうれしく思っています。」と、チームメイトへの感謝の言葉も忘れません。
残りリーグ2試合、2年連続得点王に向けてロペス選手はさらにゴールを重ね、チームも少しでも上の順位を目指せることを期待します。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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