第1戦を3-2で敗れたF・マリノス。次はホームでも戦いでもあるので、しっかり得点を重ねて準決勝進出を決めていこう!
ここでは、2023年9月10日(日)にニッパツ三ツ沢球技場でおこなわれるルヴァンカップ準々決勝第2試合「横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌戦」プレビューを記します。
目次
第1戦の総括〜プラス材料を掘り下げる
F・マリノスがルヴァンカップ準々決勝を戦う際、直前のリーグ戦では2連敗を喫していて決してチーム状況は良くありませんでした。
しかしながら、当日は試合には敗れたものの、今後F・マリノスが戦っていく上でチームに良い影響をもたらすいくつかの好材料が発見できました。
先日のレビューと重なる部分がありますが、好プレーを見せた3名についてあえて書かせていただきます。
植中選手の決定力
またも植中選手がやってくれましたね。これでF・マリノス加入後公式戦5ゴール目となりました。
これまで、植中選手はF・マリノスでは公式戦13試合に出場しています。
13試合と言ってもその内2試合の出場時間はわずか1分なので、実質11試合と言っても差し支え無さそうですね。
さらに、先発はわずか2試合だけで、ほとんどが途中出場のためプレー時間が限られていました。
それにもかかわらず、彼は着実にゴール数を積み重ねています。
ゴール以外にも黒子となって試合の流れを変えるなど、チームプレーに徹することもできるのが彼の大きな魅力。
今後は、これまで以上に出場機会が多くなることが期待できそうです。
F・マリノスにはアンデルソン ロペスという絶対的な存在がいますが、マスカット監督、どうぞ植中朝日もお願いしますよ。
変貌しつつある村上選手
先日の試合では、村上選手の積極的なプレーを随所に見ることができました。
特に、ゴール前へと駆け上がってからシュートを放つ一連の流れは、ストライカーらしさが存分に発揮されていたと言えるでしょう。
本来なら、本職であるFWで起用させてあげたいところです。
しかし、小池龍太選手が怪我で長期離脱したり、F・マリノスに一緒に加入した木村選手が愛媛へ育成型期限付き移籍したりして、右SBでの起用が増えてきたのは致し方ありません。
それでも彼は腐ることなく、与えられたポジションを懸命にこなしている姿がとても印象的でした。
このまま右SBに定着するかは不明ですが、もしFWに返り咲くにしても今の経験は絶対無駄になることはないでしょう。
なお、村上選手はこれまではカップ戦のみの出場にとどまっていて、しかも途中出場ばかりでした。
しかし、ゴールこそ決められなかったものの、先日の準々決勝で初のスタメン出場を果たして自らの存在感をアピールしました。
井上選手にうまさが加わった
大分から加入した当初は、井上選手の足の速さはFC東京に移籍した仲川選手を上回るのではないかと大いに期待しました。
途中出場した際などには、悪い流れを一気に断ち切れるような勢いを感じたからです。
しかし、そのプレースタイルが研究され始めると、徐々に相手を振り切ることが難しくなります。
単に足が速いだけでは、J1というトップコテゴリーでは通用することが難しいといった印象でしたね。
このまま出場機会を失ってしまうのかと思われましたが、井上選手は速さだけにとどまることなく新たなスキルを磨きます。
それまでは、相手と対峙した際には強引にドリブル突破することが多かったのですが、リニューアルした井上選手は相手との駆け引きするようになりました。
先日の植中選手のゴールが生まれるシーンでは、縦に突破してクロスを上げることを選択せず、冷静に状況を確認して水沼選手にパスを出したことが功を奏しました。
しかしながら、2枚のイエローカードを受けたことによる退場処分はいただけませんでしたね。
第2戦のF・マリノスの戦い方は?
ご存知の通り、今シーズンからアウェイゴール制が撤廃されました。
そのため、従来なら次の第2試合は1-0でも準々決勝突破が可能でしたが、今年の場合は2点差以上での勝利が求められます。
それでも、直近5試合のホームでの対戦成績は3勝1分1敗と札幌を大きくリードしています。
ホームを優位さを存分に活かせれば、F・マリノスが勝利することは決して難しくはありません。
札幌のマンツーマンディフェンスを掻い潜る
札幌としては、これまでと同じくマンツーマンディフェンスでF・マリノスの攻撃の圧力を阻もうとすることが予想されます。
しかも、次の得点を奪ってトドメを刺そうと、最初から全力で向かってくることが十分考えられます。
しかし、F・マリノスの選手達がその圧にさえたじろがなければ、関東の暑さも味方して札幌は徐々にスタミナが奪われてくるのが目に見えてわかるでしょう。
そして、F・マリノスへと形成が傾いてきて、チャンスを迎える場面が増えてくるに違いありません。
F・マリノスのスタメンは?
第2戦では、マスカット監督は主力級の選手を並べてくることが予想されます。
GK 一森
DF 松原 上島 エドゥアルド 永戸
MF 山根 喜田 ナム
FW エウベル ロペス 宮市
SUB 飯倉 村上 吉尾 渡辺 西村 水沼 植中
といったところでしょうか。
實藤選手の出場は出場は難しいでしょうね。CBはこの2人にお任せです。
第1試合で好プレーを見せた村上選手は、松原選手のバックアップに。
永戸選手の出ずっぱりが気になりますが、バックアップメンバーには吉尾選手。
試合の流れを変えられる井上選手は欠場。よって植中選手への期待が高まります。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
コメント