ルヴァンカップ準決勝第1試合を1対0で勝利した横浜F・マリノス。次は1点のアドバンテージを持ってアウェイでの第2戦に挑みます。
しかしながら、相手はカップ戦では数々のタイトルを獲得している強豪浦和レッズ。決して油断はできません。
ここでは、2023年10月15日(日)に埼玉スタジアム2002で行われるルヴァンカップ準決勝第2試合「浦和レッズvs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
準決勝はF・マリノスが先勝
準決勝第1試合では、F・マリノスは持ち前の攻撃サッカーで何度も浦和ゴールに迫りましたが、相手の堅守に阻まれてなかなかゴールを割ることができませんでした。
それでも、61分萩原選手のペナルティーエリア内におけるハンドによりPKを獲得。ロペス選手が冷静に蹴り込みF・マリノスが先制します。
一方、浦和は堅守からのカウンターやロングボールなどで応戦するものの、角田選手らのディフェンス陣が体を張ってF・マリノスはゴールを許しません。
結局、ロペス選手のPKが決勝点となり、F・マリノスが準決勝第1戦を1対0で勝利。
これにより、F・マリノスは1点のアドバンテージを持って、次のアウェイの試合に臨めるようになりました。
浦和の課題〜退場選手の代わりは?
第1戦では、浦和の早川選手が前半に負傷退場しています。
さらに、後半ロスタイムには、この日2枚目のイエローカードで酒井選手までもがピッチを去るという緊急事態が発生しました。
もしも、怪我の回復が思わしくなく次の第2戦で早川選手が欠場になった場合、「U-21選手の先発出場義務ルール」により、浦和は早川選手以外のU-21選手を出場させなければなりません。
日刊スポーツによれば、スコルジャ監督はその代わりとして堀内選手の出場に言及しています。
とは言え、負傷した早川選手はこれまでリーグ戦10試合、ルヴァンカップ6試合、ACL2試合、天皇杯1試合に出場し、トップチームでの試合経験は豊富。
一方、堀内選手の今季出場はルヴァンカップの4分間だけで、早川選手とはかなり隔たりがあるのが実情でレベルダウンは否めません。
また、獅子奮迅の活躍で浦和を支える酒井選手の代わりには誰が出場するのでしょうか。
日刊スポーツの同記事によれば、堀内選手について「彼はいろんなポジションをこなせる」と監督が述べていることから、堀内選手を右SBで起用する可能性もありそうです。
もしくは、今季あまり出場機会に恵まれていない馬渡選手の出場や、あえて4バックには拘らず3バックで臨む可能性も捨てきれません。
いずれにしても、酒井選手と早川選手の代わりに先発起用される選手の出来不出来が、第2戦の勝敗を分ける大きな要因の一つになることは間違いなさそうです。
先勝に浮かれず平常心で戦う
マスカット監督や選手が試合後のコメントで言っているように、F・マリノスは初戦を制したからと言ってまだ何も成し遂げてはいません。
ただし、アウェイでありながらも次の試合を優位に進められるのは事実であり、F・マリノスとしては一層気を引き締めて浦和との決戦に臨みたいところです。
第2戦のF・マリノスのスタメンは、第1戦をベースに起用されると考えます。
GK 一森
DF 松原 上島 角田 永戸
MF 喜田 山根 ナム
FW ヤン ロペス エウベル
SUB 飯倉 實藤 渡辺 水沼 西村 宮市 植中
渡辺選手の怪我の具合が不明です。状態によっては喜田選手の先発がありそうです。
第1戦では、ナム選手、ロペス選手 エウベル選手 ヤン選手は、第2戦目の先発を見越して途中交代しています。
一方、ディフェンス陣はいずれもフル出場だったため、選手のコンディションによってはターンオーバーが生じるかもしれません。
ただし、決勝戦に進むためには多少コンディションが整わなくても泣き言は言ってられません。
次の試合まで中5日あることを考えると、戦えるところまで戦い抜かなければならないことも十分ありそうですね。
いずれにしても、F・マリノスとしては浦和の堅守からの速攻やロングボール、セットプレイには十分警戒が必要です。
ホセ カンテ選手のペナルティーエリア外からのシュートにも十分気を配らねければなりません。
とは言え、あまり失点を恐れることなく持ち前のアタッキングフットボールが展開できれば、国立への道が開けてくることを確信します。
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