先日の天皇杯をPK戦の末なんとか勝利できた横浜F・マリノス。一方、リーグ戦は4連敗中と勝利の兆しが見えません。
次節も好調鹿島との対戦ということで、我がF・マリノスにとって難しい試合になることが予想されます。
でも、明るい兆しを掴むには格好の相手。全力でぶつかり勝点3をモノにしたいですね。
ここでは、2024年7月14日(日)に日産スタジアムで行われるJ1第23節「横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ戦」プレビューを記します。
今季鹿島の戦いぶりは?
過去に町田、FC東京、C大阪などで指揮を執ったポポビッチ氏が今季鹿島監督に就任。
いずれのクラブも優勝へと導いたことはありませんが、Jリーグでの豊富な経験を生かして鹿島らしさを存分に引き出していますね。
第22節終了時点、チームは12勝5分5敗・勝点41でリーグ2位と好調。リーグ制覇を狙い得る順位に付けています。
これまでの戦いぶりは、平均ボール試合率(49.1%・10位)、1試合平均パス数(420.7本・10位)、1試合平均シュート数(3.8本・12位)、1試合平均走行距離(111km・19位)、1試合平均スプリント数(128回・10位)と、どちらかと言えば一方的に試合を支配しているとは言い難い内容です。
しかし、1試合平均インターセプト数(2.1回・4位)、1試合平均タックル数(17.7回・7位)、シュート決定率(12.8%・2位)と高く、的確な守備から一気にゴール前へと迫り、確実に仕留める戦い方がチーム内に浸透しているのがうかがわれます。
中でも、鈴木優磨選手の活躍は素晴らしく、ゴール数「10」、アシスト数「4」と、攻撃の要としてチームの勝利に大いに貢献。
リーダーシップを存分に発揮し、精神面でもチームを牽引する姿勢が印象的です。
また、守備面では知念選手の台頭ぶりが目覚ましく、デュエル勝利総数「93」は2位中野就斗選手(広島)の「65」を大きく上まるリーグ1位を記録しています。
さらに、海外移籍した佐野選手の穴をベテランの柴崎選手が埋める形となり、その柴崎選手の出来次第ではさらに攻守両面に磨きがかかっていくことが予想されます。
過去5試合の対戦成績は?
直近5試合対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2024/06/01 | 鹿島vs横浜 | 3-2 | ● | ロペス、植中 |
2023/09/24 | 鹿島vs横浜 | 1-2 | ○ | ロペス② |
2023/03/18 | 横浜vs鹿島 | 2-1 | ○ | 松原、OG |
2022/07/30 | 横浜vs鹿島 | 2-0 | ○ | エウベル、岩田 |
2022/04/10 | 鹿島vs横浜 | 0-3 | ○ | ロペス、西村、OG |
直近5試合の直接対決では、F・マリノスが4勝1敗で鹿島を圧倒しています。
中でも、2022年の鹿島での戦いにおいて、F・マリノスは10年ぶりにアウェイ鹿島戦を制して以来4連勝を飾っています。
しかしながら、今季国立での試合では、ロペス選手のゴールで先制するも後半鹿島に3点を奪われ逆転負け。
前半はスピードで鹿島を上回ったかに思われましたが、後半は勝負強さに勝る鹿島にF・マリノスは手も足も出ませんでしたね。
悔しいですが、その時点での力の差がはっきり現れた内容でした。
直近5試合ホーム対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023/03/18 | 横浜vs鹿島 | 2-1 | ○ | 松原、OG |
2022/07/30 | 横浜vs鹿島 | 2-0 | ○ | エウベル、岩田 |
2021/08/28 | 横浜vs鹿島 | 0-2 | ● | |
2020/11/03 | 横浜vs鹿島 | 2-3 | ● | 水沼、エリキ |
2019/04/28 | 横浜vs鹿島 | 2-1 | ○ | 仲川、マルコス |
直近5試合のホームでの対決にフォーカスすると、F・マリノスが3勝2敗で鹿島に勝ち越しています。
昨年のホームの試合では、松原選手の地を這うようなスーパーゴールなどが炸裂。
鹿島に1点差まで追い上げられるも、自慢の守備力で鹿島を振り切り2-1で勝利しています。
F・マリノスの戦い方は?
現在のチーム状況を考えると、F・マリノスが鹿島に勝利するのは決して簡単ではありません。
特に、前節G大阪戦、天皇杯水戸戦と立て続けに立ち上がりに失点をしているだけに、守備の脆さが大いに気になります。
おそらく、10連戦が終盤を迎えていることから、選手たちの疲労はすでにピークを通り越しています。
そのため、ピッチ上では判断力が鈍ったり、相手と競り負けたりして得点の機会を与えてしまうのが懸念されます。
そんな時こそ、全員で培ってきたチーム力を存分に発揮し、選手交代も含めて助け合いながら難局を乗り切っていきたいですね。
F・マリノスメンバー予想
GK 飯倉
DF 松原 上島 エドゥアルド 小池裕
MF 喜田 天野 渡辺
FW ヤン ロペス 井上
SUB 白坂 加藤蓮 ナム 西村 宮市 エウベル 塩貝
ひとまず、西村選手のサブメンバー入りを期待したいですね。
チームの運動量が落ちている現状では、彼の無尽蔵なスタミナがF・マリノスを勝利に導く原動力となるに違いありません。
また、個人的には渡辺選手と鈴木選手のバチバチとした主導権争いも楽しみです。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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