手負のF・マリノスがすべての選手の必死なる活躍により、札幌から勝点3をもぎとりました。
神戸が鹿島に勝利したことで勝ち点差が縮まることはありませんでしたが、今後の逆転優勝に向けて大いなる可能性を感じられる試合となりました。
ここでは、2023年10月21日(土)に日産スタジアムで行われたJ1第30節「横浜F・マリノスvsコンサドーレ札幌戦」観戦記を記します。
F・マリノスのスタメン
先日のルヴァンカップ準決勝浦和戦から、マスカット監督は5名を入れ替えて札幌戦に臨みます。
CBの一角には、やはり我らがキャプテン喜田選手が入りましたね。本当に頼りになるリーダーです。
トップ下には植中選手を先発で起用。これまでルヴァンカップで2試合、ACLで2試合でスタメンに入りましたがリーグ戦の先発は初となります。
トップ下は植中選手にとって本来のポジションとは異なりますが、新たなオプションとしてその活躍ぶりに注目です。
左ワイドには、宮市選手が9月2日の柏戦以来約1ヶ月半ぶりにリーグ戦先発起用となりました。
個人的には宮市選手を先発で見たかったのでこの起用はとても楽しみでした。
一方、サブメンバーには榊原選手や杉本選手といったフレッシュなメンバーが名を連ねました。
【前半】鋭いカウンターで先制
出だしこそボールを持てるシーンがありましたが、徐々に札幌のマンツーマンディフェンスが機能し出すと、F・マリノスの選手は思うように前を向いてプレーできませんでした。
それでも、19分ロペス選手が起点となってカウンターを発動すると、宮市選手が得意のドリブルでディフェンスラインの裏に抜け出し相手ゴールに迫ります。
GKと一対一になった際には、鹿島戦で大外ししていることもあり「とにかく宮市選手本人のために絶対に決めてくれ」と心の底で祈り倒しました。
実際、ネットが揺れた時には安堵と喜びの気持ちでいっぱいになったことは言うまでもありません。
ひとまず、チームに大きな先制点をもたらすことができて一安心といったところです。
今後の試合展開において、この宮市選手のゴールをチームに大きな力をもたらしました。
【後半】終了間際のゴールラッシュ
後半になっても、F・マリノスは相変わらず札幌のプレッシャーに苦しめられました。
攻撃面では、何度かチャンスを迎えるものの中々決め切ることができません。
一方、守備の面では喜田選手が小さな体を精一杯使ってゴール前に立ちはだかったり、一森選手が抜群の読みで相手シュートを阻止したりして札幌にゴールを許しませんでした。
中でも、喜田選手のリーダーシップぶりはディフェンスにおいても存分に発揮され、積極的にラインコントロールを行いながら味方を鼓舞する様子が見られましたね。
そして、84分杉本選手、90+1分エウベル選手、90+6分植中選手のゴールが立て続けに生まれ、最終的には4対1で札幌を撃破することができました。
全員で掴んだ勝点3
まさに、すべての選手が一丸となって掴んだ「勝点3」と言えるでしょう。
特に、この日存在感を示したのは若干二十歳の山根選手でした。
札幌のプレッシャーに苦しめられる選手が多い中、彼は抜群の身のこなしと類い稀なるボール捌きで自らプレーを全うしていました。
今日の試合を含めてここ数試合、90分間疲れを見せることなく最後までプレーできているのも信頼に値します。
また、途中から出場した吉尾選手や榊原選手は、本来のポジションではないSBを危なげなくこなせたのもチームにとって大きな収穫でした。
中でも、榊原選手はリーグ戦初出場を果たしました。今後も出場機会が増えることを期待します。
そして、待ちに待った杉本選手。F・マリノス優勝のため残りの試合で存分に力を振り絞ってチームに勝利をもたらしてくださいね。
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