勝点3を信じて現地に乗り込みましたが、ご存知の通り2-1で破れるという悔しい逆転負けを喫してしまいました。ここでは、2023年5月14日(日)デンカビッグスワンスタジアムで行われたJ1第13節「アルビレックス新潟vs横浜F・マリノス戦レビューを記します。
目次
F・マリノス スターティングメンバー
F・マリノスのスタメンは、前節サンガ戦と同じメンバー。
右SBには、アルビレックスとは古巣対決となる松原選手が、京都サンガ戦に続き2試合連続スタメン起用となった。
ボランチは藤田選手と渡辺選手のコンビがこちらも2試合連続。
トップ下には、西村選手がサガン鳥栖戦・京都サンガ戦に続き3試合連続。好調ヤン マテウス選手もスタメンに名を連ねて3試合連続ゴールを狙う。
サブメンバーも前節京都サンガ戦とほぼ同じだが、前節急遽サブメンバー入りした村上選手に代わり、キャプテン喜田選手が早くも怪我開けから復帰して、F・マリノス勝利にためにメンバーを鼓舞する。
【前半】CKの流れから先制点ゲット
前半1分、綺麗にパスを繋がれ、いきなりアルビレックス・伊藤選手にファーストシュートを打たれるも、その後はF・マリノスがボールを支配する時間が続く。
27分にヤン マテウス選手、31分にはアンデルソン ロペス選手のシュートがそれぞれ相手GKのファインセーブにより惜しくもゴールを阻まれる。
40分には西村選手のシュートがクロスバーに当って、またもやゴールを破ることができない。
チャンスを掴みながら得点を奪えず、このまま0-0で前半終了かと思われたロスタイムの46分。F・マリノスに先制点が入る。
46分 藤田選手Gooooooooal!
CKの流れからヤン マテウス選手が右からクロスを上げると、ゴール前の藤田選手が頭で合わせてネットを揺らす。
一旦はオフサイドかと思われたが、VAR判定の結果ゴールが認められてF・マリノスが1-0で前半を折り返した。
前半終了間際という最高の時間に得点できたことで、後半更なる得点ゲットが期待できたのだが…。
【後半】相手の修正に対応できず
後半になると、アルビレックスは前線から激しいプレスをかけるとともに、ほぼマンマークにより守備の強度を高める戦術へと修正。
これによりF・マリノスはパスの出しどころが塞がれ、前半のテンポあるサッカーが嘘だったかのように相手にショートカウンターを浴びるなど、良い流れがアルビレックスへと傾いてしまう。
すると、アルビレックスの戦術変更に対応しきれず、F・マリノスは得点を奪われる。
57分 アルビレックスGoal
ビルドアップの際、相手の高い位置からのプレッシャーでボールを奪われると、最後は一森選手が伊藤選手に交わされゴールを奪われる。
63分 F・マリノス選手交代
流れの悪さを断ち切ろうと、F・マリノスは2枚替えに踏み切る。
藤田選手→喜田選手、西村選手→マルコス選手
しかしながら、流れはF・マリノスに変わることなくアルビレックスに追加点を奪われてしまう。
67分 アルビレックスGoal
再びビルドアップ時に自陣でボールを奪われと、最後はフリーの三戸選手にミドルを打たれてアルビレックスに2点目のゴールを与える。
73分 F・マリノス選手交代
エウベル選手→吉尾選手、ヤン マテウス選手→水沼選手
87分 F・マリノス選手交代
渡辺選手→杉本選手
F・マリノスは選手交代を試みるも結局得点が奪えず、試合は2-1のまま終了となりF・マリノスの3連勝はならなかった。
データが示す通りの内容
前半シュート数はアルビレックス6本に対してF・マリノス10本で相手を上回り、試合自体を支配し決定機も多く作るなどして優位にゲームを進めることができた。
しかしながら、後半になって相手が守備強度をアップさせる戦術に舵を切ると、F・マリノスはそれに対応できずに得点が奪えないどころかシュートさえも打つことができず、アルビレックスにあっさり逆転を許す形に。
これにより、またもや相手のマンマークに対するF・マリノスのなす術の無さが露呈する形となってしまった。
2試合連続でゴールをマークしていたヤン マテウス選手は、やはりこの試合相手にかなり警戒され、アシストこそできたもののシューツ数は1本にとどまり3試合連続ゴールはならなかった。
また、アンデルソン ロペス選手については、ここ数試合ほどロペス選手が低い位置まで降りて中盤を厚くする戦術をとっているためか、ゴール前にあまり顔を出すシーンが少なくこちらもシュート1本にとどまり得点が奪えなかった。
今節の負けを糧にして次節勝点3を奪えるか
次節は最下位に沈むガンバ大阪とのアウェイでの対戦。
ガンバと言えば、昨年日産スタジアムの対戦で0-2でシャットアウトされた苦い思い出がある。次節についても、この時と同じようにガンバがゴール前を固めてくる可能性は否定できない。
ましてや、今節アルビレックスが後半守備面を強化して、F・マリノスがシュート0に抑えられた内容をガンバ首脳陣が参考にしないはずがない。
しかしながら、F・マリノスの選手はいずれも能力の高い選手ばかりと信じているので、今回の敗戦を無駄にすることなく、次節修正を加えて勝点3を横浜に持ち帰るだろう。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
今回現地参戦しましたが、やはり逆転負けで帰路に着くのはとても悔しいと痛感させられました。気持ち切り替え次節を期待しましょう。
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