いや〜、「ヤレバデキル」じゃん!
ところどころミスはあったものの、選手たちは最後までファイトし続けたことで悪い流れを断ち切り、広島を逆転末退けることに成功しました。
ここでは、2024年6月19日(水)にニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1第13節「横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島戦」観戦記を記します。
【F・マリノスのスタメン】
10連戦中の4試合目。
F・マリノスのスタメンは、前試合の町田戦から宮市選手を井上選手に入れ替える1名の変更にとどまりました。
過密日程をに乗り切るには、どこかで思い切った入れ替えも必要でしょうが、町田に力の差をまざまざと見せつけられた以上、好調広島相手に主力級を温存するのは難しいかもしれませんね。
嫌な流れを断ち切るためにも、F・マリノスを牽引してきた主力級メンバーが再度輝きを放つことが求められます。
【前半】いつもとは異なる展開
試合の入りはF・マリノスが圧倒するも、その後同点にされたり逆転されたりする試合が続きました。
しかし、この日はいつもとは異なり、広島のいきなりの先制で幕を開けることに。
マリサポとしては少なからずダメージを受けますが、先制点を与えたのがやたら早い時間だったので焦りはありません。
むしろ、ここ数試合とは異なる状況が、F・マリノスの選手たちにどのような影響を与えるかに興味が移りました。
彼らの表情や動きを見る限りでは落ち込んだ様子はなく、プレーの端々には試合の流れを引き寄せようとする意気込みを感じられましたのは間違いありません。(ピッチと観客の距離が近い三ツ沢では、そんな楽しみ方もできるのが嬉しいですね)
すると、20分頃から流れがF・マリノスへと傾き出し、27分には天野選手とのワンツーで抜け出したヤン選手のシュートがネットを揺らし同点に追いつきます。
その後も、ロペス選手のシュートが大迫選手に阻まれるなど惜しいシーンが続きまました。
広島としては、最初の良い流れで得点を重ねておけば、苦しむF・マリノス相手ならもっと楽に試合運びができたでしょう。
まるで、ここ最近のF・マリノスを観ているようで立場が逆転したかのようです。
【後半】再び流れを呼び戻し逆転へ
後半もF・マリノスへの良い流れは途切れませんでした。
60分には、広島の満田選手がこの日2枚目のイエローで退場に。
数的有利となったことで、F・マリノスにはさらなる追い風が吹くこととなります。
しかし、相手が低く構えて守り出すとボールの出しどころがなく、これまでのように後方で回す時間が増え出します。
そして、77分、渡邉選手のスローインが大橋選手にカットされると、あれよあれよとペナルティエリア内まで運ばれ勝ち越しゴールを許すことに。
試合も終盤だったため、これで今日も万事休すかと思われましたが、この日のF・マリノスはこれまでとは大きく異なっていましたね。
F・マリノスは、一度手離した流れをまたしても引き寄せ、ロペス選手とヤン選手が立て続けにゴールして一気に逆転に成功。
3-2で広島を振り切り連敗にピリオドを打ちます。
本当の強さを取り戻せ!
今季から前がかりなシステムに変更したことで、本来ならもっと得点が増えるはずでした。
一方で、このシステムは多くの失点リスクをはらんでいるのは間違いありません。
今日の試合は、まさにそんな試合だったのではないでしょうか。
しかし、成熟すれば今日以上に得点が重ねられ、今日以上に失点は少なくなります。
選手たちは今できる精一杯を表現した
むやみにボールを下げたり、無駄に後方で回したりするシーンは少なく、走るべきところは走り、仕掛けるべきところは仕掛けるなど、積極的なプレーが随所に見られました。
気持ちの面でも、モチベーションを切らすことなく最後まで戦う姿勢が感じられました。
例えば、ボールを下げることが多かった喜田選手は、相手を交わして前へパスするなどアンカーとしての役目を随所で果たしました。
スピードという自らの強みを封印しがちだった井上選手や宮市選手が、積極的に仕掛けてチャンスを作り出していました。
しかし、今回限りで終わってしまっては今の難局は打開できません。
続けることで本当の強さが取り戻せると確信します。
次の札幌戦、楽しみが広がりましたね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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