やはり、ロペス選手神話は生きていました。彼がゴールすると今季は負けなしですから。
それでも、苦しい試合には間違いありませんでした。
数的不利になり、同点に追いつかれた時には「決勝進出はそんな生優しくはない」と頭をよぎりました。
ここでは。2024年4月24日(水)に横浜国際総合競技場で行われたACL準決勝第2戦「横浜F・マリノスvs蔚山現代戦」観戦記を記します。
F・マリノスのスタメン
久しぶりに試合と試合の期間が空き、永戸選手やエウベル選手も帰ってきたことにより、ベストに近いメンバーが揃いました。
一方、今季開幕当初からチームを支えてきた喜田選手や渡辺選手が、未だベンチから外れているのが気がかりでなりません
それでも、決して見劣りしないスタメンを組めるのですから、F・マリノスの厚い選手層には脱帽です。
中でも、ここ数試合の榊原選手の成長は著しいですね。
まさに、アンカーとしての役割を果たすにふさわしい活躍ぶりで、キューウェル監督がやりたいサッカーにピッタリフィットしている様子です。
前半を見る限り決勝進出は楽勝かと思えたが…
前半終了間際までに限り、F・マリノスらしい攻撃サッカーで相手を圧倒していました。
サポーターが作り上げる雰囲気も選手たちを大きく後押しをし、蔚山側はアドバンテージがありながらも明らかに腰が引けている印象でした。
そして、13分植中選手、21分ロペス選手、30分植中選手と立て続けに得点できた際には、誰もがF・マリノスの決勝進出を確信したのではないでしょうか。
さらに「早めに主力選手を温存して、3日後の鬼門セレッソ戦に備えられる」とまで頭をよぎったのは私だけでしたか。
しかし、サッカーの神様は私たちに試練を与えてきましたね。「決勝進出はそう甘くはない」と……
まさか、前半のうちに退場者を出し、同点に追いつかれるなど想いもよりません。
数的不利になった以降は流れが一変
上島選手退場以降は、それまで試合を支配していたのが嘘のように流れが一変。
F・マリノスは、数的有利となった蔚山の怒涛の攻撃にさらされることとに。
それでも、キューウェル監督が適材適所に選手を配置したり、臨機応変にシステムを変更したりして相手の攻撃を凌いでいきます。
時にはネットを揺らされることもありましたが、2度ほどオフサイドに助けられましたね。
神がかったポープ選手のスーパーセーブもチームを救いました。
すると、得点を奪えないことで攻め疲れしてきたのか、徐々に蔚山の攻撃から鋭さが失われていくのが感じられました。
逆に、防戦一方だったF・マリノスは少しづつボールが持てるようになり、相手を脅かす場面が増えることで高まりつつ会場のボルテージが選手の背中を後押し。
数的不利になった当初はGKからのロングキックばかりだったのが、いつものようにビルドアップするシーンも見られるようになってきました。
特に、後半、オフサイドにはなりましたがヤン選手がネットを揺らしたり、延長戦で水沼選手がシュートしたりした場面では、多くのサポーターがゴールを確信したのではないでしょうか。
落ち着き払っていたPK戦
「できれば120分以内に仕留めたかったが、怒涛の攻撃を防げれば必ずF・マリノスへと流れが傾く」
「さらに、数的不利など関係ないPK戦まで持ち込めれば必ず勝てる」と信じていました。
ロペス選手がゴールを決めていたことも、その想いを強くしていたのは間違いありません。
なぜなら、今季ロペス選手がゴールする試合は全て勝利しているからです。
(とは言え、本心はドキドキでしたが…苦笑)
案の定、F・マリノスはロペス選手をはじめとする全ての選手がきっちり決めてくれました。
ポープ選手も執念のセーブでゴールを阻みました。
後から振り返れば、PK職人のロペス選手以外、今回PKを蹴った選手の全てが現在キャプテンだったり、かつてキャプテンを務めていた選手でしたね。(ロペス・松原・水沼・天野・エドゥアルド)
最高です!
ここまできたらアジアチャンピオンへ
こんな劇的な試合をモノにしたのですから、是非ともF・マリノスにはアジアチャンピオンに輝いてほしい。
今回の勝利は、我がクラブにとてつも無い経験と自信をもたらしたに違いありません。
それらを胸に刻んで決勝に臨めば、アジアを獲ることは決して不可能では無いでしょう。
さらに、リーグも優勝して史上初のダブル優勝ができれば言う事ありませんね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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