「山田康太選手に柏レイソルが正式オファー」。モンテディオ山形の「10番」を背負い、チームの躍進に大きく貢献してきた山田康太選手。今回のこの報道は、モンテディオサポーターはもちろん、マリノスサポーターにとっても注目すべき内容です。ここでは、私が今回の移籍報道で感じたことを綴ります。どうぞ最後までお付き合いください。
柏レイソル正式オファー報道
2022年シーズンのJ1リーグ・J2リーグが幕を閉じたばかりにもかかわらず、早くもさまざまな選手の移籍話が巷を賑わせています。
そんな中、J1参入プレーオフに進出したものの2回戦でロアッソ熊本と2-2で引き分け、惜しくもJ1昇格を逃したモンテディオ山形の「10番」山田康太選手に、J1チームの柏レイソルが正式オファーを提示したという報道がありました。
今年度の山田康太選手の活躍ぶりを見れば、J1の各クラブが彼に熱い視線を注いでいるとしても何ら不思議はありません。
彼から繰り出されるパスやシュートはサポーターを熱狂させ、モンテディオ山形の勝利に大きく貢献しているからです。
F・マリノスからモンテディオへ
山田康太選手が横浜F・マリノスに加入したのは2018年。最初の背番号は「38」でした。3月14日のYBCルヴァンカップでプロとして公式戦初出場。
続く、4月28日の鹿島アントラーズ戦で、新人にもかかわらずスタメンでリーグ戦デビューを果たします。
2019年には名古屋グランパスに期限付き移籍となりましたが、残念ながらここでの出場記録はありません。まさしく名古屋グランパス在籍時は、山田康太選手にとって「不遇の時代」となりました。
2020年、J2リーグに所属する水戸ホーリーホックに期限付き移籍。名古屋時代の鬱憤を晴らすかのようにリーグ戦35試合に出場。
その内スタメン出場は23試合で年間3ゴールをマークし、中心選手の一人としてチームの勝利に貢献しました。
翌年2021年には、同じくJ2リーグのモンテディオ山形に期限付き移籍。
リーグ戦42試合(内スタメン41試合)に出場して年間8ゴールをマークするなど、さらにパワーアップした姿をサポーターの前に披露してくれました。
モンテディオ山形完全移籍を決意
2022年シーズン、山田康太選手はこれまで長年所属してきた横浜F・マリノスを離れ、モンテディオ山形完全移籍を決意します。
背番号は「10」。まさに決意の表れです。
このことは、モンテディオサポーターにはとても嬉しい出来事でしたが、いつか帰還してくれると期待していたマリノスサポーターにとって、とても辛いニュースとして受け止められました。
しかし、これまでのモンテディオでの活躍ぶりを考えると、このことはマリノスサポータにとっても決して不条理なこととは言えません。
さらに、2021年、全力でプレーしながらもJ1昇格が果たせなかったことが、山田康太選手にとってこのチームで「J1に返り咲きたい」という思いを強くさせたに違いありません。
そして、2022年シーズン、J1参入プレーオフに参加しながらもJ1昇格を逃したことで、モンテディオに対する愛着がはもっと強くなったのではないでしょうか。
果たして山田康太の決断は!?
もし、山田康太選手がレイソルに移籍し、マテウス・サヴィオ選手とツーシャドウを組んだとしたら、これまで以上にレイソルの中盤が充実し、有効なパスが前線へ繰り出されることが予想されます。
また、もう一人の移籍の噂がある仙頭啓矢選手が加わればなおさらでしょう。
ただし、2021年度にFC町田ゼルビアで10ゴール10アシストを記録して、今年度F・マリノスに戻ってきた吉尾海夏選手。
彼の実力を持ってさえも、今シーズンJ1で思うような結果が残せなかったことを考えると、山田康太選手にとってJ1のピッチはそれほど甘いものではないとも言えるでしょう。
私個人的な意見としては、10番を背負う覚悟を決めた以上来シーズンもモンテディオに残り、モンテディオのJ1昇格に力を尽くして結果を出すことが最も良い決断だと信じています
さらに、ピーター・クラモフスキー監督が残留したことも私の考えを後押ししています。
レイソルからの正式オファーは、山田康太選手にとって決して悪い話ではありません。
しかし、これまでモンテディオに身を埋めてきてことを考えると、レイソル移籍を諸手を挙げて賛成できないのは私だけでしょうか。
とは言え、たとえ彼がどのような決断を下したとしても、最終的には山田康太選手の決断を尊重するつもりです。
果たして山田康太選手はどのような決断を下すのでしょうか。
今後発表されるであろう、彼の動向に注目したいと思います。
追伸(11月24日)
11月24日、山田康太選手が柏レイソルに完全移籍することが正式に発表されました。
今回の彼の決断を尊重すると共に、J1の舞台で対戦できることを楽しみにしています。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。今後も、Jリーグについて思ったり感じたりすることなどを発信していきます。
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